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zoom RSS 計算された幼さ

<<   作成日時 : 2010/06/17 09:01   >>

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 母親には極端な性格の偏りが有る。

 外側からは見えにくいし、分かり辛い。誰も注意できない。
 息子はこういう母親に育てられて、影響を受けてきた。
 元々性格的に優しく気が弱い。そのため母親とは意思疎通を図るのが困難。
 正常の範囲を超えた困難が見られる。そう解釈してきた。
 
 でも違う感じがしてきた。
 この息子、思ってたよりまともな奴なのかもしれない。

 ここまでブログを書いてきて、やっとそういうのが見えてきた。

 高校生の時、楽譜を買わなかったり、発表会費を持って来なかったり、楽譜購入を母親に告げてなかったり、そういうひとつひとつ、やろうと思えばできた事なんだよね。
 やろうと思ってできるのと、出来ないのとでは全然意味が違うんだよ。
 それが出来ない人はどこか精神的に病んでるから、心療内科へ行く必要がある。深刻な状態。けど、こいつは違うような気がしてきた。
 できるけど、わざとしなかったんだよ。
 出来るけどわざと何もせず、相手が動くのを待ってるだけ。
 こっちが走り回ってるのを承知で、いつも知らない振りをしていた。

 それにこいつ家の中で、実際より幼い自分を演出してたような気がする。
 演技とまでは言わないけど、役割を演じるというか、そういう子供でいた方が、母親を上手くかわせる。
 そういえばあの母親「あの子は一番子供っぽくて…」と言ってたっけ。
 メールの返事がないから、教室に入ってもらって三人で話し合いを持とうと電話で会話してた時。
 本当に目の中に入れても痛くないみたいな口振りだった。
 私は引いてしまったけど。
 これって案外的外れでなく、この母親の立場からするとたまらなく可愛いと思えるほどの息子を、こいつが演じてきたって事だよね。

 確かこいつが高校生の時も、お母さんと車の側でちょっと言葉を交わした時、「子供で…」とこぼしていた。本人は車にまだ戻ってなくて居なかった。レッスンが終わった後、まっすぐ戻らずゲームのお店とかに寄り道してた時期の事。私、その時もふ〜んと思った。もう高校生だったし、特別他の生徒に比べて、子供っぽいとは感じた事なかった。むしろやや生意気な口振りの、普通過ぎる位普通の高校生に思えた。
 
 
 個人レッスンの教室って息子と母親と先生、この三人だけの登場する舞台劇みたいなもの。
 大勢の人が関わってその中で進行したドラマとは少し違う。
 孤独で閉鎖された空間に居る。

 二人とも本音を言わなかった。本心を隠してきた。
 そこから本当はいったいどうだったのかを探り当てなければ。

 事実を積み重ねて、納得できる答えを見つけたい。
 あともう少し。
 



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