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zoom RSS 「MW−ムウー」感想

<<   作成日時 : 2011/01/11 11:08   >>

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 キャスト 玉木宏 山田孝之 山本裕典 山下リオ 石田ゆり子 石橋凌 
 2009年の夏公開の作品。
 あらすじ
 16年前、沖之真船島で島民全員が一夜にして虐殺される事件が発生した。しかし、この事実は政府によって隠匿される。この時 、二人の少年が奇跡的に助かる。一人は結城美智雄、エリート銀行員になっていた。もう一人は神父になった賀来裕太郎。結城の犯罪に手を貸す事になり、悩む賀来。結城は島民を死に至らせた毒ガス「MW」を手に入れようとしていた…。


 原作の漫画の連載が始まったのは1976年。
 その当時は生きてた発想も、時代の変遷で効力を失う事もある。
 国家の秘密を知ったものは消される。情報が漏れないように。
 パソコンが普及してない時代はそれで情報漏えいを防げた。
 フィクションでも根底のリアリティを維持できた。

 90年代半ばとなれば、どんな小さな島でも人が住んで電気が通ってたら、役場や公民館にパソコン位はあるでしょ。
 命の危機が迫ったら、誰かがメールを打つでしょ。
 世界中に配信できる。
 隠せないよ。ウィキリークスがあるし。




 冒頭のタイでの逃走劇やカーチェイスは迫力があってすごいと思った。
 それにラスト近くの軍用ヘリ(?)で逃げて行くシーンも。
 アクション物とか、こういうの好きな人は面白いんだろうなと思う。

 それを除くとあとは普通のサスペンスドラマの流れ。
 2時間サスペンスだったり、連ドラだったりそういうのとたいして変わり無いし、登場人物も現れたと思ったら次々殺されていく。
 当然人間ドラマとして広がって行かないので寂しい感じがした。


 

 玉木さんは悪役。
 殺人鬼。で、職業は銀行員。あのメガネとスーツ姿がクールな印象。
 頬がこけてて、ほんとに血の気の通わない存在に見えた。

 住んでた部屋も無機質で、生活感が全く無く、ステンレスや刃物の材質なんかがやたら印象的だった。

 スポンサーからのNGで原作の同性愛の設定は省かれたらしい。

 それで結城と賀来の強い友情とか同志愛にすりかえられた。
 ただそれも物語中盤でどんどん薄くなってくる。
 島へ渡った後、MWを持ってクルーザーで戻るけど、言い争いになって結城は賀来に暴力をふるって海へ落としてしまった。
 辺りを見回すだけで、必死に探そうとはしてない。
 もうどうでもいいって感じでクルーザーを発進させて置き去りにしてしまう。
 この時、「おもちゃを落としてしまった。」って言うんだよね。
 映画の中とはいえ、自分の耳を疑った。
  
 島から賀来を背負って船まで運んで連れて来たのに。
 自分のやる事を妨害しようとして、邪魔と判断したから?

 感情のようなものが見えない。
 




 玉木さんは黒いラフなコスチュームの方が似合ってて、カッコいい。 
 …玉木宏目当てでこれ観たんでそれは満足。 (^^ゞ

 貯水池に潜るシーン。
 派手なアクションシーンより私はこっちの方が気になった。

 あの池の水、汚なそうだったよね。
 体当たり演技だよね。
 そう思った。

 リゾート地の澄んだ海に潜るようなシーンならいいけど。
 こんな濁ってる水…。  (;^_^A   

 この後も軍用ヘリ(?)出てきたよね。
 
 戦争物じゃん。ヘリから銃撃してきてそんなんあり?

 石田ゆり子の新聞記者、あそこであんなにあっけなく死んでしまうとは思わなかった。突き飛ばされても結城のいる方へ戻れば…けど川村殺しを聞かされたら無理か。
 登場人物が減りすぎて、ほぼひとリ芝居状態。

 最後はアメリカ軍の基地から人質を楯にしてMWを奪って逃げていく。
 教会にいた子供たちと美香ちゃんを人質にして。
 
 
 
 「サンプルを売りさばく。」と結城。
 世界中のテロリストに営業活動する気でいるのね。
 なのに賀来がMWの入った容器を抱えて海へ飛び込んでしまった。
 海へ落ちてばかりの神父さん。
 ヘリも爆撃される。

 けど最後は沢木刑事の携帯に連絡してくる結城。

 不死身のヒーローは洋画のモンスター並みだよね。

 
 

 …原作を知ってる手塚治虫のファンは憤慨したかなぁ。

 そうかぁ。スポンサーのNGで「禁断の愛」は無しね。
 う〜ん、観たかったような、観なくて良かったのか、相手が山田孝之だとちょっと濃過ぎる。 (^^ゞ
 
 どっちみちPG12指定になったんだったら、思い切ってた方が…ねぇ。
 R15でもR18でも…。♪
 
 沢木刑事の部下の橘さんが殺されるシーンだけは残酷で堪えた。
 大量に血が噴出する映像もそうだし、拘束された状態からいつどうしたら死ぬかを、生きてる間から知らされてる恐怖。

 こういう方が精神衛生上良くないんよ。

 でもラブシーンは愛し合ってるわけだから。(笑)
 愛があった方が物語も深くなるよね。









 
 今、一番権威があって怖いのは政治家より、大企業?
 お金の力で映画は制作出来たけど、同時にお金の力で駄目にする。

 口を挟んで芸術作品を台無しにしてしまった。
 スポンサーが案外、真の脅威…かもね。


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
>当時は生きてた発想も、時代の変遷で効力を失う
その通りですね。
隠せないというのも同感。
いっそ時代設定を当時のままにしとけばよかったかも。

>国家の秘密を知ったものは消される
今の状況を見ていると政治にそんな力はない気がしますね。
KGR
2011/01/13 17:21
KGRさん、コメントありがとうございます。
やっぱりあのままだと1976年頃をを舞台にしないと変ですよね。
2000年代に持ってくるのだったら、設定を大幅にアレンジしないとね。
時代と共に通信手段は変わるんですから。

ただ普遍的なものもあって、それが対人間の愛憎劇だと思うのですが。
その「愛」の方を改変してしまった。存在ごと根こそぎ削除してしまったんですね。
「愛」を描かないと「憎しみ」も描けないのにね。
精神的なSとMのプレイのような間柄の描写で止まってしまった。
残念です。
kanata
2011/01/14 10:49
はじめまして♪
私は原作既読ですが 2人の間にあったものが「愛」だったのかはとても微妙な気がしています。
MWの為に殺された島民達の目撃だった2人。同じ体験の中で2人が「神父と悪人」と大きく道を別つことになったように、2人の心も違うものを見ていたように思えるのです。どこかで支え合っていたのかもしれませんけどね。
なぜ違ってしまったのか?は後遺症の違いだったのかもですが人の心は不可解ですね。
案外BLを隠れ蓑にして手塚さんは
「1人でも国家転覆のシナリオは描ける!」
国家批判とともに警告をしていたように思えます。
私は映画の2人の方が萌えましたーー(笑)
くろねこ
2011/01/15 17:14
こんにちは。くろねこさん。
国家転覆かぁ。なるほどね〜。
当時ならそれもあり得ますよね。
今はもう秒単位で赤字が膨れ上がってる国の転覆なんて謀る必要もないし…。
社会情勢も変わります。
(作り手が)今を生きるのか、当時を生きるのか、立ち位置さえハッキリしない。
あやふやですよね。
30何年たってからの映画化は遅過ぎるかなぁ。
ピントがずれて…。

くろねこさんは二人のどのシーンに萌えたのですか?私は萌えるというより、アクションシーンが良かった。
ラストの軍用機の中での対決がね。
うふふっ♪
kanata
2011/01/16 11:06

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