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<<   作成日時 : 2012/01/17 10:31   >>

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「大学名を言えない子」 
 2005年の年明け、冬の休みも終わり明日からレッスンという日になって、いつものセンター教室から連絡が入った。
 生徒が2ヶ月休会するというお知らせだった。
 受験が追い込みに入ったんだね。
 有名私立大学目指してるんだって、聞いてはいたけど。
 その目標も、もちろんママが決めたものだね。
 目指してる大学の名前を聞いたその時もちょっと「エッ?」と思った。
 …と言うより「ヘ〜すごい。」かな。
 上昇志向強いんだなぁ、そう思った。
 普段話してる様子からはママは落ち着いてて、そんなギラギラした感じは伝わってこないんだけど…まあたまにしか話さないからね。



 3月に入り再びレッスンの前日、でも何の音沙汰も無い。
 いつも連絡が遅い。
 こっちも仕事だから教室を使うのかどうかハッキリしないと困る。
 センターに電話しても何も連絡は入ってないらしい。
 仕方ないからご自宅に電話を入れると復会することに…。

 私この時電話したのがまずかったかなぁ、と思ったのは後々になってのこと。
 高校3年のはじめからグレードテスト準備を始めて、ゆっくりではあるけど進んでたし、あのまま保留状態も中途半端な気がしたしそれで連絡した訳だけど。

 それで生徒はレッスン再開することになった。

 変わってしまった。

 そりゃ年齢と伴に大人にはなるんだろうけど。
 レッスンは不調で足踏み状態。
 荒れてた。
 雰囲気はそんな感じ。

 復会直後、生徒に入学した大学名を尋ねたら答えない。
 「そんないいですよ。言えるようなところじゃありませんから。
 恥ずかしくて人に言えるようなとこじゃありませんから。」
 生徒はそう言った。 私に。
 18歳位の男の子が使う言葉じゃないと感じた。
 それママがこの子に言ったんだね。
 「恥ずかしくて人に言えないから、大学名を聞かれても
 言うんじゃない。こんな大学恥ずかしくて人に言えない。」
 
 そう言われたんだよ。この子ママに。 
「習いたいのはピアノ」 
 バイト先を尋ねただけでもムッとしてた。

 「そんなことまで言わなくちゃいけないんですか?」って。
 こんな不愉快そうな生徒を見たのは初めてだった。
 私そんなに不機嫌にさせる質問したのかなぁ?
 戸惑った。
 わからないけど、詮索されるのが嫌なんだろうと解釈した。
 もう大学のこともバイトのこともこっちからは聞かない事にした。
 私の本分はレッスンだしね。

 なのにそれ自体が入学を機に不調になってしまった。
 充実感も何も無いまま時は過ぎていく。


 レッスンが終わったらすぐにピアノを弾きたがる。
 この子の弾き方は独学なので私には指導の仕様が無い。
 一足飛びに最上ランクの曲を弾き出すようになって。
 段階を踏まえて教えられたり、取得してきた私の経験を超えてる。
 これはこれでこの道のプロが聴くとダメ出しがたくさん有るはず。

 我流で進みすぎると良くない。
 普通なら興味の無くなってしまったオルガンは終了して、
 自分の本当に習いたい分野に進むのがいい。
 
 そういうアドバイスに近いものは時に応じてしては見たけど、
 決定権が無いんだよねこの子には。 







「会社名を言わない女」 
 2008年の秋、一度だけ、親子と顔を合わせる機会があった。
 そして母親とは数分、言葉を交わした。

 決まったという生徒の就職先の会社名を尋ねたけど、母親は答えずに別の方へ会話を流してしまった。
 しばらくたってもう一度尋ねたけど、答えることは無かった。
 
 内定した企業名を言わないのは、息子に大学名を人に言わないよう責め立てたのと同じ理由かなぁ。
 有名じゃない会社だから。一流じゃないからところだから。

 たぶん私だけでなく他の人に聞かれても、答えないんだろう。
 ここまで気を許すことなく、ガードして守りたいものって何なんだろう。



 子供が有名大学と一流企業に所属してることでしか、他人と対峙できないとは。

 裏を返せばそれは「自分は一流です」って前提があるから生まれる意識。私からすれば自意識過剰のように思える。
 他人への配慮が一流とは言えない人が何格好つけてるのか。
 習っていた間の先生への態度、姿勢は三流以下だった。
 私が味わったのは、人間的なズルさとセコさと冷たさ、それだけ。

 品位を保つどころか、既に欠点をさらし過ぎてて…。
 平気で醜い姿をさらしておいて、自分の子供の就職先は隠す。
 あまりにもアンバランスでおかしい。

 有名大学と一流企業に所属さえしたらいい。後は何でも有り。

 だから価値基準、変…。



ノンフィクション
『エリート志向の闇〜平気で嘘をつく子供』の紹介記事でした。

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 あらすじ 

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 「粉砕された12年 前編」
 「粉砕された12年 後編」

 「空白と混乱」 
 「お高くとまった二人」

 「上昇志向の果て」    
 「荒 廃」  
   
 「狂った神経回路」 

 「怪物親〜人格障害〜」 
 「葬られた善良な子」など参照してください。 

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