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zoom RSS 人の欠損を平気で突く女〜棘のある日常

<<   作成日時 : 2013/02/08 16:11   >>

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 生涯のうちで一度だけ、ストレートに歯の事を露骨に指摘された事がある。その人、交際相手の妹だった。確か2、3度目に相手の実家に訪問した時。(成人して引越し、歯医者へ通えなくなってから一年ほど経った頃の事だ。)
 全く関係ない話題の最中に「歯、入れた?」
 と、突然聞いてきた。
 ああいう時、不意を突かれると戸惑うだけで何も答えられない。
 何を聞かれたのかと耳を疑うだけで。
 質問の意味もすぐに飲み込めなかった。

 「ハ、イレタ?」 
 語句にするとたった4文字のこの言葉。
 この音の響きに最初は何かと一瞬、思考が止まった。
 それ位、前の話題とは何の繋がりも無いものだった。


 今になって思うが、
 振るタイミングを見計らってたように思う。

 ブリッジの歯は見てすぐに本物の歯でないと分かる。

 だから初対面の時、気づいてはいたんだろう。


 リビングで話しているその席には、私、交際相手、彼のお兄さん、お兄さんの彼女、そして妹が居た。
 お兄さんの彼女とは初対面だった。


 唐突だった。
 関係ない雑談の合間に突然言う事自体変。
 第一その会話の前には私はしゃべったり、笑ったりもしていない。
 だからいつ歯の事を聞いてやろうか、タイミングを狙ってんだ。
 初対面の人もいるそういう場を選んでわざと…。 



 お兄さんが連れてきた彼女は婚約者だったと思う。
 妹から見ると未来の義理の姉。確実に将来そうなる相手。

 私と交際相手とは、まだ何も決めたわけではなかった。
 それでも妹には、私も将来の義理の姉に見えたのだろうか?
 そうなるかもしれない可能性のある相手に。

 微妙な空気の微妙な位置関係。

 それぞれが気心の知れた間柄という訳でもなく。
 雑談していてもどこか緊張する顔合わせの場。
 そんな場で
 たとえ会話の流れが不自然でも相手の欠損を突く。

 心の底にある悪意。
 今はそれがよく分かる。






 
 遠巻きな他人はいい。
 でもそうではない間柄もある。

 「結婚」ってこういう事なんだ。
 他人でしかない身内が増えていく。
 こういう棘が突き刺さるような日常が増えていく。

 一生言われ続ける事になる。

 結婚したら義理の間柄でしかない身内、自分にとって気を許せない他人だけが増える。

 「他人」に囲まれた殺伐とした環境になる。
 今以上に…。



            尼崎の異常な家庭 bP1 棘のある他人

 
 尼崎の異常な家庭
 bP 折れた乳歯
 bQ 永久歯の異常
 bR 病院を探さない親
 bS 間違いだらけの治療
 bT 矯正できたのに
 bU 口腔崩壊
 bV 父はギャンブル依存症
 bW 周囲と協調しない母
 bX 一生分のストレス
 bP0 他人より遠い親

 bP2 肩身の狭いドライブ
 bP3 接点のない親子
 bP4 要らない物があふれた家

 
 堺市 七道

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