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zoom RSS 二枚舌〜言葉の重さを知らない女

<<   作成日時 : 2016/07/07 11:13   >>

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 私は井上がどんな性格なのか見極める事ができなかった。
 「おねだり」に便乗し、「軽口」に同調し流されてしまう。
 (その場の空気に合わせたい気持ちが強く。)
 その結果、身の丈に合わない自動車運転免許の取得に奔走する。

 仮免の時期、丹羽は不穏な態度を見せ始める。
 気が変わったのだ。
 井上は会えば必ず『夏の旅行だけが楽しみ。』『楽しみにしてる。』『旅行へ行く、早く行きたい。』と乗り気で話し、行く気満々だったので信じたし安心してた。
 間際になってくると『費用が足りなかったらバイトする。』と言い出すが、それも信じた。
 井上の言葉を常に信じた。

 6月、井上が全く準備してなかった現実と直面する。
 丹羽は取り付く島の無い態度でいる。

 言葉が通じない
 そう感じた。



 何一つ届かない。
 悔しさも怒りも、理解してない、通じない。
       口先だけの残酷〜困った同業者より

 (井上理恵は)
 金銭の節約、倹約など考えた事も無い。
 お金の心配をしたことが無い。
 不安を感じたことなど一度も無いはず。
 

 欲しい何かを我慢して貯金した事がない。
 預貯金できない性格だと知らない。自分を知らない。
 ねだって生きる。
 それが井上の人生観、価値観だから。


 それで1年先の計画を立てる。

 約束の重さも知らない。

 言葉の重さも知らない。

 実行しなかった時、相手がどれだけ傷つくかも知らない。


 井上の「おねだり」が私と丹羽の接点。
 プライベートでは最初から共通の話題が見い出せなかった。
 趣味も価値観も違い過ぎた。
 「どっかへ遊びに。」「旅行に行きたい。」
 そんな井上の『欲しい』が私と丹羽の接点。

 井上のおねだりが無ければ距離があった。
 いい距離を保ったまま、付かず離れずで傷つかずに済んだ。 
  
 自分を知らない女の子は罪だ。

 罪深いと思う。
       迷惑なおねだり女〜欲しがる癖は罪より

 なぜあんなにすぐねだる事ができるのか不思議だった。
 遊びに「連れてって、連れてって。」
 車に「乗せて乗せて。」

 甘えるのに慣れてる女の子だ。
 自分を甘えさせてくれる相手をすぐ見分ける。
 嗅覚というやつだろうか…。
 

 物怖じせず気軽にねだる井上に、私は内心驚いた。
 私は、幼少時から物をねだっても買い与えられなかったり、望みを叶えられなかったので、あきらめる癖が付いてる。
 欲しいものを我慢して成長した。
 希望を口にしないで大きくなった。
 決して願望が無い訳じゃない。

 いつもおねだりして願いを聞いてもらえた女の子との落差。
 私は自分からは言い出せない。
 言い出さないが、井上のおねだりに便乗する形でレジャーに加わってた。

 おねだり攻撃する井上と、それを聞いてお世話する丹羽。
 ただ付いて行くだけの私…。



 二人ともこれまで周囲にいないタイプの友達だった。

 そして仲良くやって行きたいと言う気持ちが強く働いた。

 なので無理しても合わせて行こうとした

       甘え慣れた女と我慢してきた女より



約束を守らない友達〜井上理恵と丹羽登紀子
  約束を守らない友達〜不実と気まぐれ
  無責任女が夢を砕く〜生育環境の落差
  見下すのは平和な家の子
  踏んだり蹴ったり〜親切心に潜む悪意  

  惨めで苦しい夏〜要らなかった運転免許
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