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zoom RSS 棘のある他人〜説明できない闇

<<   作成日時 : 2018/01/20 21:01   >>

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 私の抱えている「闇」は育った家庭そのものにあったのだ。 
 相手の立場になって物を考えた事もない。
 そんな親に育てられた。
 考えないようにしていたし、考えるのも避けていた。
 例え分かっていたとしても、リビングでの雑談中に簡単に話せるような事ではない。




 生涯のうちで一度だけ、ストレートに歯の事を露骨に指摘された事がある。その人、交際相手の妹だった。確か2、3度目に相手の実家に訪問した時。(成人して引越し、歯医者へ通えなくなってから一年ほど経った頃の事だ。)
 全く関係ない話題の最中に「歯、入れた?」
 と、突然聞いてきた。
 ああいう時、不意を突かれると戸惑うだけで何も答えられない。
 何を聞かれたのかと耳を疑うだけで。
 質問の意味もすぐに飲み込めなかった。

 「ハ、イレタ?」 
 語句にするとたった4文字のこの言葉。
 この音の響きに最初は何かと一瞬、思考が止まった。
 それ位、前の話題とは何の繋がりも無いものだった。


 今になって思うが、
 振るタイミングを見計らってたように思う。
 ブリッジの歯は見てすぐに本物の歯でないと分かる。
 だから初対面の時、気づいてはいたんだろう。

 リビングで話しているその席には、私、交際相手、彼のお兄さん、お兄さんの彼女、そして妹が居た。
 お兄さんの彼女とは初対面だった。

 唐突だった。
 関係ない雑談の合間に突然言う事自体変。
 第一その会話の前には私はしゃべったり、笑ったりもしていない。
 だからいつ歯の事を聞いてやろうか、タイミングを狙ってんだ。
 初対面の人もいるそういう場を選んでわざと…。 


 微妙な空気の微妙な位置関係。

 それぞれが気心の知れた間柄という訳でもなく。
 当たり障りのない世間話などをしてお茶を濁す。
 どこか緊張する顔合わせの場。
 そんな場で
 たとえ会話の流れが不自然でも相手の欠損を突く。

 心の底にある悪意。
 今はそれがよく分かる。







 自分の歯の事を他人に詳しく説明した事は無い。

 両親が離婚している事は周囲の人に話していた。でも歯のことは上手く話せなかった。なぜなのかは自分でも分からない。
 自分のせいだと思っていた。自分の失敗。
 歯を抜いてしまった事を後悔していた…。
 もう取り返しが付かないものを考えても仕方ない。
 だから避けていた。考える事も。
 それで何となく話をそらし、その場をやり過ごしてきた。
 でもそうじゃない。そうじゃなかった。
 私の抱えている「闇」は育った家庭そのものにあったのだ。 
 単に体の欠損という訳ではなく。

 相手の立場になって物を考えた事もない。
 そんな親に育てられた。
 考えていなかったし、考えるのを避けていた。

 例え分かっていたとしても、リビングでの雑談中に簡単に話せるような事ではない。

           尼崎の異常な家庭 bP1 棘のある他人

 堺市、七道での出来事。



 尼崎の異常な家庭
 bP 折れた乳歯
 bQ 永久歯の異常
 bR 病院を探さない親
 bS 間違いだらけの治療
 bT 矯正できたのに
 bU 口腔崩壊
 bV 父はギャンブル依存症
 bW 周囲と協調しない母
 bX 一生分のストレス
 bP0 他人より遠い親

 bP2 肩身の狭いドライブ
 bP3 肝心なものが無い家
 bP4 要らない物があふれた家


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