世界の中心にいる二人

 ママは楽譜を間違えずに正確に弾きさえすれば資格が取れると思い込んでる

 もちろんそれも必要だけど
 判定するのはコンピューターみたいな電子機器じゃないからね
 生きた人間がその深い感受性で弾き手の世界を察知する
 音楽のグレードテスト準備なんて緻密な作業で
 繊細な感覚も要るし
 神経を研ぎ澄ませて創り上げていくものだし…
 何も分かってないのにただ指図だけして
 大変だよこっちは

 営業の人はね 楽器を売るのが仕事だから 
 グレード取得のメリットだけしか話さない
 資格があったら演奏でお金になるとか 人に教えられるとか
 それは取得した後のことであって 
 そこまで辿り着くのがどれだけ大変かなんて言わないよ
 またどんなにまじめに努力しても 合格しない人も居るし
 何度試験にチャレンジしても駄目な人が居るって事も
 そんなリスクやデメリットを言う訳ないじゃない 
 営業なんだから

 美味しいところに飛びついて 
 習う本人が背負うものを考えてないよ
 出費に対してもそう 高額な楽器と毎月の月謝だけでは済まないし
 

 どれだけ大切にちやほやされて育ったか だいたい想像が付くよ
 坊やのことじゃない ママのことを言ってるんだよ
 そういう人は 大人になっても
 自分が世界の中心に居るって感覚から抜け出せない
 ママの姿勢がそっくりそのまま坊やに刷り込まれてる
 教えても右から左なのは この程度のものだと勝手に思ってるからだよ 


 こっちを専門家だと尊重してたら
 楽譜を購入するのだって任せるし
 合格するかどうかまず最初に相談するよ
 自分たちの世界だけで動かないでね

 人の気持ちも推し測れないで芸術性なんて育まれるわけないよ





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