歯車が狂い始めた日

 母親には絶対逆らえない

 これが私と坊やの間で暗黙の了解になってるようで
 なかなか踏み込めない
 何かアドバイスをしても坊やは聞き流す 決定権の無い辛さ
 ここまで気持ちが離れてしまっても 母親の意向には逆らえない
 それ以上踏み込むのは 禁忌 タブー そんな感じ
 怖いのは母親の性質もあるし この坊や自身の臆病さ
 母親と向き合えない脆弱さ

 幼稚園の時 お遊戯会かお芝居のお披露目会か
 何かそういうのがあった場で
 舞台の前列に居た坊やは後ろへ後ろへ
 隠れようとしてたんだって いつかママがそう言ってた
 「度胸をつけさせたい」

 それで発表会には積極的でグループと個人両方に参加
 経験を積めば舞台に立っても怖じ気づかない
 確かに舞台では動じなくなったけど 
 坊やの本質が変わったわけでは…

 むしろ長所を潰して伸ばさなかった
 





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