裏が読めない女

 ママとの会話に出てくるテストの内容で気になることがあった
 演奏グレードに 指導グレードのような追試制度は無い 
 なので合格するか不合格か そのどちらかしかない
 指導は筆記試験もあって 理論だからそういう制度になってるけど
 演奏は落ちたら 全項目を再チャレンジする
 演奏グレードは何度受けてもプレッシャーやストレスが軽減されることはない



 ママは演奏と指導の制度を同じだと思ってるみたいだけど
 勘違いやテスト要項の読み違いと言うより 
 営業の人から聞きかじったことを 鵜呑みにしてるみたいだね
 どういう話の行き違いか知らないよ
 ただママの話を聞いてると
 営業の方から言われたことを 自分で調べたり確認することなく
 そのまま受け取ってるようなんだけど
 


 営業の人はね 楽器を売るのが仕事だから 
 物事のメリットだけしか話さない
 グレード取得についてもそう
 資格があったら演奏でお金になるとか 人に教えられるとか
 それは取得した後のことであって 
 そこまで辿り着くのがどれだけ大変かなんて言わないよ
 またどんなにまじめに努力しても 合格しない人も居るし
 何度試験にチャレンジしても駄目な人が居るって事も
 そんなリスクやデメリットを言う訳ないじゃない 営業なんだから

 美味しいところに飛びついて 習う本人が背負うものを考えてないよ
 表裏一体の裏の部分を見てないよ
 

 ずっと以前から ママがコミュニケーションを取るのは先生とではなく 
 楽器を販売される側の方と より密にされてるような気がする 
 その方が お客様扱いで気分がいいのは分かるよ
 でもそこで得た情報だけでは不完全に決まってるじゃない
 それでレッスンの方向性を決められるのは
 本人も先生もキツイよ


 ママは楽譜を間違えずに正確に弾きさえすれば資格が取れると思い込んでる
 もちろんそれも必要だけど
 判定するのはコンピューターみたいな電子機器じゃないからね
 生きた人間がその深い感受性で弾き手の世界を察知する
 音楽のグレードテスト準備なんて緻密な作業で
 繊細な感覚も要るし
 神経を研ぎ澄ませて創り上げていくものだし…
 何も分かってないのにただ指図だけして
 大変だよこっちは









ノンフィクション
『エリート志向の闇~平気で嘘をつく子供』

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