Kanataのお部屋へようこそ

アクセスカウンタ

zoom RSS 人の気持ちより現金が大切な女

<<   作成日時 : 2010/02/08 08:01   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 生徒が教室に財布を置き忘れる出来事があったのは、これをさかのぼる2年前。生徒が高校3年生の時だった。
 レッスンが終わって帰宅し玄関の扉を開けた時、ベルが鳴っていた。
 電話の側まで行って受話器を取るのは間に合わなかった。
 着信データを見ると、未登録の携帯電話からだった。
 知り合いのはほとんど登録済みだったので、気にせずそのままにしておくと、十数分後に再び着信が鳴った。

 生徒の母親からの連絡だった。

 教室と私の家は徒歩10分ほどの距離。
 仕方ないから「明日の朝見に行きますから。」ということで電話を切った。
 
 クレームの電話も速くかかってくるけど、この時が一番速かったね。
 超速攻。 
 人を使いに走らせる時は、何の遠慮も無く、ためらいも無く、
 しっかりコンタクトを取ってくる。
 一度掛けて不在でも、あきらめずに再度掛けなおす。
 あの未登録の着信は帰宅途中にかけてきたものだった。

 母親にとっても生徒にとっても緊急の用事ってこと。
 それは良く伝わってきた。
 それはもちろんそう。財布は大切だから。



 大切だから電話した。連絡を入れた。

 自分たちにとって大切なことだけ連絡を入れる。

 相手は情報が必要な立場でも、自分が億劫に感じたら連絡しない。


 サイフは現物だから、急がないと紛失してしまう。
 急いだら発見できる。サイフを取り戻せる。

 でもテストが失格になったことは、どうにもできないアクシデント。

 納めた受験料は返ってこないし、知らせるのを急いでも意味が無い。
 この母親にとって一番大切なのは、そういう現物。
 他人の気持ちは優先順位の一番最後。
 これがこの母親の教育方針。
 小さい時から子供に繰り返し刷り込んできた。


 そして見事にそういう男の子に仕上がった。
  


                          (2004年の秋)



ノンフィクション
『エリート志向の闇〜平気で嘘をつく子供』

 タイトル一覧
 あらすじ

 「高所得で貧しい家庭」 
 「豊かさに囲まれた貧困」  
 「貧困から生まれる悪意」 
 「育ちの良さと卑しさと」


 全記事のタイトルは右サイドバーのテーマ<独裁者>
 または<嘘>をクリックして下さい。
 前半と後半に分かれて記事が順に並びます。
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
新ドラマQ  ドラマハンティングp2g
人の気持ちより現金が大切な女 Kanataのお部屋へようこそ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる