狂った神経回路

 私が一番釈然としないのは、息子が嘘をつく事を、このお母さんあまり大きく受け止めてない、そう感じること。
 悪いことは悪いけど、そんな重大事とは受け止めていない、そんな感じがする。
 「すみません、2回も…。」とテスト不合格だったことに、詫びる言葉はあった。
 けど息子が嘘をついた事は、話題にもしないし、それ自体に注意を払ってないようで、関心事の中に入ってないみたい。
 素通りしていってる。

 もっと重要なことがあってその前では取るに足らないこと。
 そんな空気が漂ってる。

 この母親がこだわってるのは、グレード取得、そのことだけ。
 資格を取っておけば、将来何かあった時のために、役立つ。
 お金に困ることが無いように。
 それに逆らったり、反抗することに怒ることはあっても、
 息子が嘘をつくことは、問題視してないんだよね。


 価値基準、狂ってるよ。
 
  
 平然とあんなペラペラ 嘘つけることがもう異常だから。
 

 何の目的も無く、ただ嫌なことを先延ばしにするためだけの嘘。
 何のプラスにもならない、お金を支払って、同時に依頼した件を妨害する。
 こういうことするのは小学生ぐらいまでの子供だけなんだよ。
 大人はこんな無意味なことしない。
 「あの子は一番子供っぽくて…」みたいに体面を保とうとしてるのか、それとも本気でそう思ってるのか知らないけど、これって一番大変なことじゃない。

 格好つけてるだけの、歪んで脆弱で、
 母親との関係性では小学生のままの坊や。

 そんな異様な大人になってしまったんだよ。
 
  






ノンフィクション
『エリート志向の闇~平気で嘘をつく子供』

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