欠けていく情緒

 反抗する子は母親の世界に取り込まれない。
 自分の価値観を守るため、反発して10代で家を出る子もいる。
 反発するのは内心だけで、自分は自分なりの世界を築いてると思うのは、大きな間違い。




 情緒や趣と言った文化は、日々の暮らしの中で刷り込まれていく。
 成長する過程で他人への感謝の仕方や、お世話になった人への対処の仕方を学んでいく。
 暮らしの中で親から子供へ受け継がれていくもの。

 先生に贈る品を一緒に選んだり、またはそれに付き合ったりして、親が体現する気持ちというものを、子供は引き継いでいくんだと思う。
 
 相手に似合うだろうハンカチや髪飾りや扇子を選んでいる母親の姿を見て育つ子と、そうじゃない子とでは、やっぱり何か違う精神世界みたいなものが出来上がっていくんじゃないだろうか。

 親が粗雑に扱う相手を子供が尊敬するはず無いでしょ?
 その相手から何を学んで何を教わる?

 いいかげんで粗末な扱い。
 こちらが取り付く島の無い素っ気無さ。
 音楽なんてその人の本質だけが勝負。誤魔化せない。
 子供に全部引き継がれてる。
 息子は母親とは別の世界を築いて、それなりのプライドを持って大学での生活を送ってたと思う。
 だけど育った土壌があまりにも殺伐としていた。
 得たのは技術と、自分だけが楽しむ世界。

 自分だけが楽しむ。それがこの母親の真骨頂。
 






 息子が中学3年の時も、発表会には家族全員で見に来てた。
 撮影機材をご主人が持ってきてた。息子の演奏の時、大きな三脚を立てて写真撮っていた。皆さん写真は撮るけど、ああいう大きな本格的な機材を持ってくるご家庭は少ない。
 始めにプロの写真撮影も申し込んで、更に個人的に息子の演奏する姿を残しておくなんて、かなり熱が入ってる。
 それで先生には何も無し。
 徹底してるよね。
 自分の子供だけ。自分達だけ。自分が楽しむだけ。
 それに尽きる。




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