「流れ星」第6話感想

 マリアが移植手術を拒否したため、周囲は身動きが取れず、各人、それぞれ自分の考えや判断で、行動を起こした。そんな第6話。

 梨沙(上戸彩)はマリア(北乃きい)にお金のやり取りについて聞かれ、正直に「300万。」と答えてしまう。

 病院に戻ったマリアは担当医師、神谷凌(松田翔太)にあっさりそれを告げる。

 医者の立場としては当然、犯罪行為なので移植手術はできないと、岡田健吾(竹野内豊)にそう話す。
 この事が「公になれば、病院は移植手術できなくなる。」患者一人の問題ではなく、移植を待ってる全ての患者の希望を叶えられなくなる。

 そう神谷に言われ、個人のエゴ、自分の気持ちを押し付けているだけなのかと悩む健吾。

 一方、梨沙は健吾の婚約者だった相澤美奈子(板谷由夏)に会い、マリアを説得するように頼む。
 「いつまでもあの家族と関わっていられないし…。」
 「手術が済んだら、あんたとよりを戻せばいいし、あの子にそう言ってやって。」

 そして梨沙の兄、槇原修一(稲垣吾郎)が岡田家を訪れ、マリアの母和子(原田美枝子)に妹をドナーにするのは止めてくれと願い出る。

 和子は修一が来た事を健吾には内緒にしておいた。
 そして外に修一を呼び出し、封筒を差し出す。

 この詐欺師の兄の巧みな事。
 自分は脅したり、お金の事など言い出さずに、相手がそうせざるを得ないように仕向けていく。

 誰も悪い人が出てこないドラマの中で唯一、スパイスを効かせるかのような稲垣吾郎の存在。表面は優しそう。話し方も仕草も、誰も警戒しない外見のスマートさ。
 しかし本心を語る事は無く、ただ弱みを握った相手からどこまでも利益を吸い取っていく…。

 吾郎ちゃん。怖っ。





 …てことで大きな進展は無かったが、たったひとつ、沢村涼太(桐山照史)が帰らぬ人になってしまったのは悲しい出来事だった。

 肖像画を描きに病室を訪れるマリア。
 涼太は落語を練習して、携帯の動画に録画していた。
 もう会う事のない涼太。さようなら…


 悩んでいる健吾に、梨沙は「妹を助けたいという気持ちは本物。」と言い、「私もマリアを助けたい。」と告げる。
 二人で家路に着くが、そこには相澤美奈子の姿が…。



 一度退場した元婚約者が再び登場する事で、物語は新たな局面を迎えそう。
 マリアが兄、健吾を「守りたい。」と思うのと同じで、元婚約者美奈子もそう思ったのだろうか?
 自分だったら本当に結婚する相手だったので、移植しても犯罪にはならない。
 健吾を犯罪者にはしたくない。
 そう言う気持ちが働いたんだろうか?

 もちろん健吾をまだ愛しているから。
 一旦は移植手術という恐ろしさに引いてしまったけど、梨沙という自分より若く、物怖じしない性格の言わば「ライバル」の出現で激しく揺さぶられたのか…。
 ちゃっかり入籍してるんだもの。
 これには衝撃を受けるよね。いくら契約結婚と聞かされても。
 たまらないよ。このまま成り行きで一緒にいることになる可能性もあるし。
 一人の男をめぐっての激しい葛藤。

 そんで健吾の気持ちが今のところハッキリしないよね。
 妹のマリアのことだけに集中してて。
 男としてはどうなのよ?
 

 なんか元々相澤とは「理性」で付き合ってたんじゃないかな。
 「理性」とか「理屈」とか、賢くて真面目で誠実な、そういう部分での交際。
 だからマリアの余命という切迫した状況になって、そんなもの吹っ飛んでしまった。そうでなかったらあんな簡単に別れられないよ。

 「恋」や「情愛」は理屈じゃないから。

 ま、そういうことで「男」としてどういう対処をするか、これまで黙々と家族愛だけに動いてきた健吾の出方に注目。


 竹野内豊、穏やかでやさしい人物像、まるで素のように演じてていいよね。
 この先は情熱的な姿も見たい!!

 

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  • ドラマ「流れ星」の上戸彩さん(5)

    Excerpt:  今日の「流れ星」第6話は良かった。  「私もマリアを助けたい」と言って微笑む梨沙に、目を見張る健吾。健吾.. Weblog: ひとりごと racked: 2010-11-23 13:39