「フリーター、家を買う。」第8話感想

 大悦土木の社長・大悦貞夫(大友康平)は、経費の見直しのため書類を集めたが、その量はあまりにも多く、どこから手をつけていいか分からない。
 そこで誠治(二宮和也)は、パソコンで作業することを提案し、社長は誠治にそれを仕事として依頼する。

 誠治は引っ越しの費用として、とりあえず100万円貯めるという目標を立てている。後もう少しだ。

 母・寿美子(浅野温子)の病状は落ち着いている。

 そんな武家に誠治の姉、亜矢子(井川遥)の嫁ぎ先、永田家の姑、則子(鷲尾真知子)が突然やって来る。誠治の就職が決まらない事に触れ、智也(橋本智哉)にはそんな思いをさせたくないと嫌味を言う。
 そして亜矢子の教育方針に話が及ぶ。

 誠一(竹中直人)は「恥をかいた。」と誠治に文句を言う。
 そして亜矢子にまで電話して小言を並べる。
 「お父さんはステータスや権威に弱いんだから。」
 医者の家と二流商社の家とどこに差があるのかと、強気な姉。
 姑、則子は「うつ病だったのね。」「隠したくなるのも分かるわ。」と寿美子の事を蔑視するような口調で話す。

 亜矢子は母親の事にまで口を挟まれ我慢ならない。
 「医者の母親でありながら、うつ病に偏見を持っている。お義母さんは医者の母親失格。」と反撃に出る。
 
 隣の西本幸子(坂口良子)は、訪問販売員の相沢(ムロツヨシ)に進められるままに印鑑、表札など次々高額な値で購入するが、TVの報道でだまされた事に気づく。
 その後訪れた相沢を追い返すが、一計を案じ再び家へ招き入れる。







 今回は大悦土木の社長のアドバイスも有り、誠治の方から父、誠一に歩み寄り、就職の面接合格に向けて親子が力を合わせていく。
 親子間だけでは反発するだけで解決の糸口は見つからないが、そこへ他人の助言が入ることで風通しが良くなる。硬化した間柄にも変化がもたらされる。

 
 そして千葉真奈美(香里奈)の心の問題にもある程度の改善が…。

 そう、少しは進展、和解、改善が見られて良かった。

 けれど悪化していくだけの状況も。

 お父さん、早く気づいて引っ越して下さいよ。

 このお父さんは娘の言うようにステータスや権威にこだわる人。住んでる場所にも見栄を張りたい。家賃5万円であんな外観の家に住めて、超お得。
 その美味しい環境から抜け出すのが嫌なんだよね。
 公団住宅や団地に住むよりずっといい。一戸建てはそれなりの生活水準の象徴。
 だから簡単には離れられない。


 




 誠治や千葉真奈美のように若くて未熟だけど、清流にも似た澱みのない世界に住んでるものと、年齢を重ねて豊かな暮らしをしているが、沈殿し汚れた世界にいるもの。

 その対比はハッキリして面白い。

 そして個性の強い登場人物が多い中で、大悦土木の社長は、ほぼ常識的でバランスの取れた考えを持ってて、見てても安心できる。たぶん視聴者の大半はこの人目線や、この人の価値判断を基準にしてドラマに入っていけてるんじゃないか。
 年齢とか性別に関係なくね。

 そうでなかったら他の人たちは未熟過ぎたり、異常だったり、単純過ぎたり、偏り過ぎてて、感情移入し辛いしね。
 
 

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