危ない思考回路 

 無駄が多い割りに小銭には過敏に反応する保護者。
「危ない思考回路」 
 最初自分が決めた事にこだわり続けるように、たぶんこの母親は同じパターンで、時代の変化にも対応できてないんだよ。

 母親の10代、20代前半にかけてたぶん好景気の時代だったんじゃないかな。
 その時、自分の中で輝いてたものを引きずってるとしか思えない。
 車がそうでしょ。
 今の主役はエコカーだから、ああいう車はレジャーに活躍させればいい。大きなRV車を音楽教室の送迎に使うだけなんて。どう考えたってガソリン代も四輪駆動はかかるはず。
 地球環境なんて大げさな事は言わないよ。
 先生を大切にする訳でもなく、練習量も少ないし、余分な労力と時間を費やすほど意義の有る教室通いとは思えない。

 輝いてた主流のもうひとつは、高学歴、高収入、高身長だったね。
 肩書きとお金。そこに執着して離れられない。
 柔軟性はないよね。一貫してそうだよ。
 職人さんの頑固一徹とは全然意味が違うからね。
 他人に委託してる。子供は別人格を持った他者なのに、この認識が普通と違う。依存しすぎるよ。子供に強要するのは酷だよ。


 子供の高学歴、高収入にこだわり過ぎて、情緒や情操は置き去りだね。

 欲に煽られて品性を失ってしまった。

 普遍的で大切なものを逆に失ってしまった。


 子供は嘘をつくのが習慣になり、父親が苦労して稼いだお金を生かすことなく消費する。
 この母親は仕事をした経験が無いのかも知れないね。
 電話は要領を得ず長く、子供の不祥事には対応が鈍く無関心な態度を示す。 
 とぼけてはぐらかして、現実からズレていく。
 
 どうでもいいことに過敏になって、大切な事には反応が遅く鈍い。
 堅実なのか浪費家なのかさっぱりわからない。
 無駄が多い割りに小銭には過敏に反応する。
 専門職を信頼せず、自分が決めて指図だけする。
 アドバイスには耳を貸さず、必ず手に入ると勝手に決め込んでしまう。
 与えずに取り込もうとばかりするから、結局手に入らず損をする。
 得ようとして失う。





「雨の日のお買い物」 
 2002年の秋、新しい楽譜が必要になってて 君に買うよう促してた。

 高校生だし曲の好みもけっこうあるから、自由曲の楽譜は直接本人が買いに行ったほうがスムーズなんだよね。  だけど君はためらっててハッキリしない。
 準備が遅れたら、週単位で先延ばしになる。それも嫌だし私が買いに行くことにした。
 当時母が入院してたので、私は電車で一駅の病院へ通ってた。楽譜を置いてるセンター教室が、幸いその近くなので帰りに寄る事にした。
 その日は雨が降っていた。
 私は洗濯物の入った大きなバッグを抱えて、傘をさしてお店に行って、楽譜を選んでレジでお金を支払った。

 翌日、君に購入した楽譜を手渡すことができた。
 立て替えたテキスト代は、次週いただくことになってる。
 次の日の午前中、教室から私の家に電話が入った。
 「会員なのに割引になってないとおっしゃってるんですけど…。」
 困った様子でいつもの受付の女の人。

 母親が楽器店の受付のあるセンター教室へ、早速クレームの電話を入れてきたのだ。

 私は返す言葉が無かったね、
 有り得ないよ。そんな文句つけられるなんて。

 生徒のため 新しい楽譜を買うのは楽しいものさ。
 徒労がどうとか感じたことも無い。
 でもこの時だけはね、背中が冷たくなるのを感じたよ。

 自分たちで買いに行こうと思えば行ける。
 週3回車でこちらへ出向いてるんだから。
 でも息子がそれを言い出さないのは、母親がいつも金のことで文句を言うからさ。
 母親はお気楽なもんさ。言いたい放題文句タレ流して。
 自分たちの住んでる家の近くにも楽譜売ってる教室はあるのに、そっちでは買おうとしない。割引にならないからって。

 




 「いつもご迷惑をおかけしまして。」

 この保護者の口癖。

 心の底から出たものじゃない。

 口先だけの軽いもの。

 「蝕まれる心」



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