「幸せになろうよ」第10話感想

 高倉純平(香取慎吾)は、柳沢春菜(黒木メイサ)と矢代英彦(藤木直人)の幸せを考え、自分は身を引く決意をする。
 二人の別れを知った桜木まりか(仲里依紗)はチャンスとばかり、あわただしく動き始める。
 入院中の矢代に会いに行き、いろいろとアドバイスをする。

 春菜は、矢代の側にいるのは退院して元気になり、新しい人生を歩んでくれるまでと思っていた。
 けれど、純平には拒否されてしまった。 
 『B-ring』を訪れたが、彼の態度は変わらない。
 「高倉さんの決めた事だから。」とまりかに話す春菜。

 純平は本当は会社を辞める事を撤回していない。しかし春菜の前では仕事を続けたいからと嘘を言っている。春菜はその事に気づき、上司に会いに行く。

 私達は別れたので、高倉さんを辞めさせないで下さいと頼みに行く。
 仕事を、アドバイザーを続けてもらいたい。
 高倉さんは人を幸せにできる人だから…と。


 そして二人が互いに好きなのに、気持ちを抑えて身を引こうとしている姿に耐え切れず、まりかは純平の背中を押す。
 走り出す純平。

 その時、退院した矢代が春菜にプロポーズする。






 第10話、ほぼ予想通りの流れでしたね。
 まりかが純平を叱り飛ばすシーンが見せ場でクライマックスでしたよね。盛り上がる感じはここしかなかった。
 桜木まりかと上野隆雄(綾部祐二)が毎回視聴者代表で、いろいろ意見を言ってくれるので、まぁストレスを溜めずに見続ける事ができるのかなと思うくらい、じれったい。
 それにラブコメディと銘打ってるけど、まりかと上野と小松原進(大倉孝二)さんを含めた「B-ring」の会員がコメディ仕様なだけで、主人公、春菜、矢代のシーンは暗く沈んだ状態で恋の喜びや希望のようなものが伝わってこないですね。
 停滞して沈殿してるような状況。
 話し方に若さは感じられない。春菜さんが特にそうですね。これまでは人物描写をじっくりていねいに描いているといいように解釈してたけど、イマイチ…。





 脚本家の井上由美子氏が若向けの恋愛ドラマを本当はもう書きたくなかったんじゃないのか…?
 高倉美津枝(原田美枝子)と柳沢匠悟(小林薫)の様な、ある程度の年齢を重ねた人たちを中心にした世界を描きたかったんじゃないのか?
 

 毎週、何を見せているのか考えてみると、柳沢家と高倉家なんですよね。

 虚構の世界なのに、彼らの住空間は丁寧によく創り込んであって、本当に人が暮らしている場所に見える。
 スタジオのセットであっても、それを感じさせない。
 柳沢家のマンションに高倉家の一戸建て。(たぶん古い木造家屋。あの玄関扉を見るとそういう感じがします。)
 
 適度に片付いてて、適度に散らかってる。
 人が長年住んでいると、生活に必要なものが少しずつ増えていく。そんな生活の匂いのする温もりのある空間。
 匠悟の部屋もかつての仕事に使った様々な小道具、物が捨てられずに息づいている。自分の歴史がそこに確かにある部屋。
 毎週登場する彼らの家。
 物語がどっちに動いても関係ない確かなもの。
 案外、このドラマにとって大切なものって、こういう普遍的で安心できる存在そのものじゃないのか?

 タイトルの「幸せになろうよ」と言わなくても、美津枝と匠悟はすでにささやかで幸せな暮らしを手に入れてるような気がする。
 二人とも伴侶はいないけど、自分の子供と一緒に暮らし、平穏な毎日。

 子供の立場から見る家庭と、親の立場から見る家庭は違う。
 美津枝と匠悟は、自分にとって大切なもの、家と子供を手にして、それはそれで豊かな人生にも思える。

 だから焦らず、お互いの距離を急に縮めて大事な物を失うようなことはしない。

 若者は勝手に好きにしてればいい、どう動いてもそんなに変わりはしない。そう言いたげな気もする。





 最後の最後まで純平のライバルとして引っ張った矢代の人物設定も、状況もいいかげんなものです。
 元妻の父親はいくら大物弁護士でも、娘婿の仕事を辞めさせる権限、決定権なんてないはずだし。それこそ法律違反で不可能。
 他人が弁護士を辞めさせるのは簡単じゃない。

 荒っぽい筋書き。
 そんなことはどうでもいいみたいにね。







 黒木メイサのファッションやスマートフォンを見るのは楽しい。 (^^ゞ



 見所はそれです…。^^;






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    Excerpt: 4/18からフジテレビで始まったドラマ『幸せになろうよ (公式)』の第10話『もう会わない…』の感想。 妙な三角関係を強引に作っているだけ? どうも見ていてイライラしかしないの.. Weblog: ディレクターの目線blog racked: 2011-06-22 10:58
  • 幸せになろうよ もう会わない…

    Excerpt: 今回、ようよう、小松原さん(大倉孝二)に春の予感ですね。しかも、あんなに可愛いお嬢さんと。本当にヨカッタヨカッタ…  それに、脇で主人公、純平(香取慎吾)に横恋慕。あまりの鈍感さに「んも~っ」す.. Weblog: のほほん便り racked: 2011-06-22 13:46
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    Excerpt: 『もう会わない…』 内容 矢代(藤木直人)と春菜(黒木メイサ)の関係を見て、 自身のことを考えた純平(香取慎吾)の結論はひとつしか無かった。 “結局僕はあなたのアドバイザーでしか無かった” そう春.. Weblog: レベル999のgoo部屋 racked: 2011-06-22 17:41