「それでも、生きてゆく」第6話感想

 りんご飴「買ってくればよかった。」
 三崎文哉(風間俊介)は妹、双葉(満島ひかり)にそう言う。

 遠山(三崎)隆美(風吹ジュン)が釣り船屋にやって来た。
 深見洋貴(瑛太)と母、野本(深見)響子(大竹しのぶ)が応対する。
 帰って来ない娘、双葉を心配して捜しに訪れたのだ。

 洋貴はいただき物の菓子折りの箱を開封する。
 「もっといいのないの?」とそれを指差して母。
 何で来たのかと聞かれ、「交通手段」の事だと言われ「電車とバスです。」と答える隆美。

 携帯が鳴る。店の外に出て会話する隆美。
 中の二人に夫もやって来ると伝える。
 「もっと他にないの?」と聞く響子。それは三崎駿輔(時任三郎)が持ってきたものだった。洋貴は他に出せるものなら「柿ピー。」と袋を見せる。

 浜辺で「もうりんご飴好きじゃないのか?」と文哉。
 母親が違ってた事を知ったと告げる双葉。 
 妹の話しの途中で「双葉、お兄ちゃん行くわ。」と歩き出す。
  
 包丁を持った母を見て「オレ切るよ。」と洋貴はそれを取り上げてネギを刻み始める。

 「今、そうめんを茹でてます。」と三崎と妻、隆美に声をかける洋貴。

 4人でテーブルで向かい合って素麺を食べる。
 「29にもなって、髭を剃ってなくて。」と父親に似てどうしようもないと響子は息子、洋貴のことを言う。
 そして「三崎さんはお体大丈夫ですか?」と尋ねる。
 以前暮らしていた場所のスナックの話を始める響子。
 三崎が響子のことを「深見さん。」と呼ぶので
 離婚して「わたしもう深見じゃないんですよ。」と説明。

 「息子が事件を起こしてから。」と三崎は15年経ったと切り出し、話そうとするが響子は「最初は亀が風邪ひいたんです。」とさえぎる。

 「誰も世話をする人がいないと。」飼っていた亀は病気になったと。
 「亀を放したら川の水が冷たくて。」と亜季(信太真妃)の手が冷たかったと言う。

 頭を下げ謝る二人。
 「だからそうじゃなくて!!」
 響子は急に声を荒げ立ち上げって腕を振り上げる。
 「食べたら帰ってください。」洋貴は三崎と妻、隆美に早く出て行ってもらうよう頼む。

 「ラーメンのどんぶりやギョーザのお皿が。」と響子は以前、夫が三崎家の前を通った時の話しをする。玄関の出前の食器は雨水が溜まってた。

 動物園にいる双葉と文哉。
 アイスを落としてしまう。また買ってやると兄。
 そしてフェリーの乗務員の募集のチラシを見せる。

 「お母さんが生まれた場所だから。」
 「双葉も一緒に来るか?」
 交通手段は電車か飛行機。
 「乗った事がないから飛行機がいいな。」と双葉。

 「明日出発しよう。」と文哉は言う。
 
 「東雪恵さんが生きてました。」藤村五月(倉科カナ)が報告してくる。
 「写真撮ったんで送りますね。」と携帯に画像が。

 草間ファームで何かの資料を探している臼井紗歩(安藤サクラ)。
 文哉の運転免許証のコピーだ。

 東の家の前で家族に「明日息子の結婚式なの。」と話しを取り合ってもらえそうにない。
 「うちとは無関係なんです。」
 洋貴は引き下がらず居場所を聞き出す。

 時間が充分あると言う五月だが洋貴の表情を見て
 「あたし迷惑ですか?」「あたしおんなじ境遇だから半分に分け合えます。あの人は深見さんの悲しみを2倍にする人です。」


 車の中で紗歩は男といる。指図されコンビに入りATMへと。
 しかしすぐに出てくる。店員にとり押さえられている紗歩。

 洋貴は転送された東雪恵の写真をじっと見て何かが気になったのか画像を拡大していく。
 そこへ双葉からの着信が。

 双葉のいるカラオケにやってくる洋貴。

 何を一人で歌ってたのか尋ねられ、双葉はタイトルを答えていく。
 「お酒の歌ばっかりじゃないですか。」と洋貴。
 「家出して何やってたんですか?」

 「ボクも心配しましたよ。何かあったんじゃないかって。」

 洋貴は金魚の折り紙を見つける。それと同じ物が携帯画像の東雪恵の手元にもあった。
 「昨日兄に会いました。」と双葉。
 文哉が今、どこにいるのかを聞く洋貴。
 「目が怖いです。」と双葉。
 「わたしゴリラ好きなんですよ。」
 すぐ教えようとしない双葉に「それで?そういう感じって?」
 「わかりました。自分で探します。元々立場違うし。そういう関係じゃないし。僕とあなたは。はい。」とお金を置いて出て行こうとする。服を引っ張る双葉。
 「お疲れっス。」笑顔で去る。

 待ち合わせ場所にバッグを持った文哉が現れる。
 「飛行機で行けなくなった。」と予定していたお金が使えなくなったみたいだ。「お兄ちゃん何してでも稼ぐから。」
 そんな兄に「行く前に寄って欲しいところがあるの。」と双葉は頼む。
 「深見さんに会ってあげて。」
 「似たような思いで生きてきたの。」

 「反省って?」と文哉は怪訝な顔で言う。
 「亜季ちゃんは天国に行ったんだ。」

 激しい言い争いになり双葉を振り切って立ち去ろうとする文哉。追いかけて車の側で掴もうとする妹と振りほどいて車に乗り込む兄。
 半分降りたドアの窓から手を入れて止めようとする双葉だが、文哉は車を発進させ行ってしまう。



 東雪恵(酒井若菜)が出てくるのを店の近くで待つ洋貴と五月。
 「あたし別に深見さんのことヒーローだなんて思ってません。」


 「健ちゃん通帳無事だったよ。」草間ファームで真岐(佐藤江梨子)は文哉に知らせる。
 机の上には雨宮健二の名義の通帳が。
 草間五郎(小野武彦)は紗歩に文哉に謝るよう促している。
 許す態度でいる文哉を、真岐はお人好しで駄目だと注意。

 「人がいい?」とそれを笑う紗歩。
 「人殺しの金取って何が悪いの?」
 そして文哉の過去の罪状をバラしてしまう。 


 一方、洋貴と五月は仕事を終え店の外へ出た東雪恵に声をかける。
 「三崎文哉のことで。」と用件を言うと彼女は「そこの喫茶店で」と指差す。二人がその方向を見た隙に走り出す東雪恵。
 追いかけて捕まえる洋貴…。 




 第6話でした。
 物語の展開がどうのというより、その世界観に圧倒され…。

 ひとつひとつの言葉、間の取り方、しゃべり方、空気感。

 どれも凄過ぎてどっぷり世界に浸ってしまいました。

 酔いしれるとかではなく、真剣になってしまう。時間を忘れる。
 そんな感じで…。


 ドラマ冒頭で隆美と響子が15年振りに顔を合わせます。 
 淡々とぎこちなく、世間話程度に言葉を交わす二人。
 パッチワークの教室に通ってた…そんな話題をポツポツと。
 かつてカルチャーセンターで平穏な交流のあった事が伺え…。
 
 たぶん顔を合わせても、本当は言葉なんか無いんだろうけど。
 こんな風に調子狂うような変な会話にしかならない。
 かみ合わないどうでもいい内容の言葉のやり取りの裏に、息が止まるような緊張感をはらんで。

 更に三崎駿輔と隆美、響子、洋貴が4人で食卓を囲んで素麺を食べるシーンは…「え~っ!?」ってあっけに取られて…。

 いや~凄かった~!

 なんなの?この俳優、女優さん達は。メチャクチャ上手過ぎ!!






 ちょっと饒舌過ぎるかなァというシーンも有りましたが。
 いっしょに島へ旅立とうとし、その前に被害者家族に会って欲しいと願う妹と、自分は犯罪を起こしたという認識のない兄。言葉と共にアクションも大振りな目立つシーンでした。
 洋貴が東雪恵の店の前で待ってる間のしゃべりも。
 演劇、舞台劇調でしたね。ここは。
 舞台劇調、長台詞が好きな人はたまらないんでしょうか?
 私はここは寡黙でも様になったかと…。
 
 

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