「スノーフレーク」感想

 見ていてどんどん寂しい気持ちにさせられるストーリーでした。
 ヒロインの真乃も、彼女にずっと片思いの亨も孤独過ぎます。
 10歳の時の速人との交流に捕らわれ続けている20歳の女性というのは、それまでの10年間が本当に空っぽで何もなかったように思えます。

 また速人のいとこ、勇麻ですが、速人にそっくりで家によく出入りしていたそうですが、それを10歳の時の真乃も亨も一切知らなかった。
 忘れていたとかならともかく、勇麻の存在すら知らなかったなんて。
 そんな勇麻も寂しい10年を送った訳ですよね。

 タイトルにもなった花、スノーフレーク。 
 速人くんは花の咲く場所を画用紙に描き4つに折りたたんでモザイクの小箱に入れていました。
 いつも手首に巻いていたミサンガも入っていました。
 登場する小道具は繊細で可憐。

 舞台となった函館の雰囲気、古い洋館、森の中、背景は幻想的でロマンチック。


 後は桐谷美玲のキュートな魅力ですよね。
 イケメン二人が花を添えていました。


 ビジュアルは素敵でしたが、肝心のサスペンスの方はやや不自然だったり唐突だったり、説得力には欠けていましたね。
 それに真乃は園芸サークルに所属していた設定ですが、とても土いじりをするような女の子には見えませんでした。
 長くて綺麗な指と爪。
 封筒から交換日記のノートを取り出す時や、モザイクの小箱を開ける時の彼女の手がなんだか凄く印象的でした。




 とにかく10歳の速人君と真乃にあった強い絆。
 それだけが濃厚に描かれており、だから逆に孤独感や寂しさが深く静かに染み入ってきました。

 
 港で働く知的障害者のイシさんのエピソードも切なかったです。
 


 ラストは明るく希望が持てて良かったです。 


  
あらすじ goo映画その他
 函館で暮らす短大2年生の真乃(桐谷美玲)は10年前、幼なじみの遠藤速人を亡くして以来彼のことが忘れられず、新しい一歩を踏み出せないでいた。
 一家心中で死んだ事になっているが、海から引き上げられた車から、速人の死体だけが発見されず、速人は生きているのではないかという気がしていたのだ。
 ある日、サークルの公式サイトの掲示板に、友達から“ワスレナグサ”を題材にしたコメントを書いてほしいと頼まれた真乃はいろいろ迷ったあげく、自分に言い聞かせるように過去を忘れて前向きに生きるとう思いを込めてコメントを書き込むが、そんな真乃の前に速人にそっくりな男が現れる。
 勇麻と名乗り、速人の従兄弟だと言う。
 東京(青山ハル)に就職が決まっている真乃。
 旅立つまでに速人を捜す事を決意。
 幼なじみの亨(白石隼也)も手伝う事にする。

監督 谷口正晃
原作 大崎梢

キャスト
 桐谷美玲 (真乃)
 青山ハル
 白石隼也
 石丸幹ニ



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