痛い保護者

「危ない思考回路」 
 最初自分が決めた事にこだわり続けるように、同じパターンで、時代の変化にも対応できてない母親。
 子供の高学歴、高収入にこだわり過ぎて、情緒や情操は置き去り。
 物欲に煽られて品性を失ってしまった。
 普遍的で大切なものを逆に失ってしまった。
 子供は嘘をつくのが習慣になり、父親が苦労して稼いだお金を生かすことなく消費する。


 この母親は仕事をした経験が無いのかも知れないね。
 電話は要領を得ず長く、子供の不祥事には対応が鈍く無関心な態度を示す。
 とぼけてはぐらかして、現実からズレていく。
 
 どうでもいいことに過敏になって、大切な事には反応が遅く鈍い。
 堅実なのか浪費家なのかさっぱりわからない。
 無駄が多い割りに小銭には過敏に反応する。
 専門職を信頼せず、自分が決めて指図だけする。
 アドバイスには耳を貸さず、必ず手に入ると勝手に決め込んでしまう。
 与えずに取り込もうとばかりするから、結局手に入らず損をする。
 得ようとして失う。






「強欲の果て」 
 母親はグループレッスン終了後、周囲と足並みを揃える必要がなくなったので、個人レッスンの先生には物を贈らない、御礼をしない事に決めた。
 この先3人の子供に教育費もかかる。
 3人それぞれ別々の音楽教室の先生に季節ごとの挨拶なんてしていたら、出費が嵩んで仕方ない。だから一切の物もお金も先生には渡さない事にし、その習慣を軌道に乗せた。
 そして子供はそれが当たり前の文化的な暮らしだと認識していった。
 他人には何も与えない生き方。
 それ自体は何の問題もなく、共感する人も結構いるだろう考え。



 ところが自分達に何か落ち度があっても、やはり何もせずに済ませる事にした。

 まるで一度でも例外を作ると収拾が付かなくなるから、どんなことをしてでも一切のプレゼントの類はしないという強固な意思が有るかのごとく。
 そしてそれも子供は当たり前の、習慣の一つとして自分の中に取り込んだ。

 他人には何も与えない生き方。


 贈り物をすると相手は喜ぶ。相手に「喜ぶ」という感情を与える。

 贈り物も何もしないと、相手には「喜ぶ」という感情は与えられない。

 物を送って相手の気持ちに何らかの変化を呼び起こす。
 単にお金を払って物を移動させるのではなくて、感情を与えられたり与えたりする行為。
 同時にそれは「喜ぶ」を与えるだけでなく、不快な感情を解消する効果もある。


 自分達が失敗しても、相手に失礼があっても、母親は全て口先だけの軽い謝罪の言葉で通してきた。
 親が手本で示すことを子供は受け入れ消化してきた。
 他人のために何も与えない生き方。
 それが一番自分達が損をしない生き方。
 だから子供は、相手の中に怒りや不快感が残ったままだという事すら、気づかないし頓着しないようになった。



 生活の中に染み付いた生き様。

 それが演奏に表れる。
 何も与えない。感情を与えない。喜びを与えない。感動を与えない。
 自分だけが楽しかったらいい。そういう生き方が表れる。
 何も犠牲にせず、自分達が取り込む生き方。相手を遮断して成果だけ得ようとする生き方。
 母親が暮らしの中で刷り込んで、日々行き渡らせた生き様。

 出費を押さえたのと引き換えに、子供は感受性を鈍らせた。
 芸術に関わって、一番大切なものを鈍らせた。
 情緒は欠け、感性は鈍り、人の気持ちに無頓着になり、広く感動を与える事が必要な音楽性からは、程遠い場所に行ってしまった。

 








ノンフィクション
『エリート志向の闇~平気で嘘をつく子供』の紹介記事でした。
 
 私kanataの仕事は、音楽教室の先生です。
 これまでたくさんの生徒を教えてきました。
 職場は主に生徒の自宅。それと駅前のビルの一角にある教室。
 楽器店が借り、経営している場所。
 そこへ通って来てた一人の生徒について書いてあります。
 男の子とその母親について。
 13年間の記録。私の感じたこと、考えを綴りました。
 二人へのメッセージでもあります。

 他の紹介記事
 『エリート志向の闇』より
 平気で嘘をつく子供
 「卑怯になって得をしろ」
 病んでいく心~母親の強欲と自己愛が子供を蝕む
 悪意の兆候~母親の強欲と自己愛が子供を蝕む
 計算できない女~ローンで苦しい家庭



 あらすじ 

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