「ボーン・スプレマシー」感想

 面白かった~。
 ハラハラドキドキの連続。
 カーチェイスもアクションシーンも凄い盛り上がりでした。

 先週、「ボーン・アイデンティティー」だったので、続けて観ることで分かり易く、また観ていくうちに記憶がよみがえってきました。
 どちらも以前、テレビで放映済みなんですね。ただ時間がたつと忘れてしまうもので、こうやって2週連続だと面白さも増します!!




 結構、切ないシーンもありました。

 インドのゴアでマリーと暮らすジェイソンでしたが、運転中狙撃され、彼女を失います。
 家を引き払い、自分たちの足跡を残さないように、書類やら証明写真やらを燃やしています。
 マリーと二人で撮った写真を手に取るジェイソン。
 それを見つめ、丸めようとする手の動きになったかと思うのですが、その瞬間、画面は遠景に切り替わります。

 草むらの中に小さく見えるジェイソンの姿。
 その後、写真を火の中に投じたのかどうか、分からないまま映画は次のシーンへと進んで行きます。


 そのかなり後の場面。
 車の助手席のバッグの中に写真が入っていました。
 別の物を取ろうとしてバッグに手を伸ばしたジェイソン。
 ちょっと偶然、中が映りましたみたいなワンショット。 
 こういうさりげない見せ方が憎いですね。



 あの時、燃やしてしまったかのような動作に思わせましたが…。
 
 燃やさなかったんですよね写真。


 「ボーン・アイデンティティー」で車に乗せてくれたマリーと危険を共にしますが、最後は別れます。
 けれどラスト、地中海(?)のリゾート地でお店を開いてる彼女を探し、現れるジェイソン。

 その流れがあってのこの続編、このシーンですから。
 

 わぁ~って思いました。^^;

 純粋…ですよね。



 こういうシーンと激しいアクションシーンとの緩急がね。
 何とも言えず、効いてますよね。





 記憶喪失の殺し屋。
 ちょっとヴァル・キルマー(Val Kilmer)の「ブラインド・ホライズン」 Blind Horizon(2003年)を思い出したんだけど。

 この作品も記憶を失った主人公が過去を辿っていくのですが、最後はその過去と決別し、新しい自分の人生を歩んでいくというもの。


 美味しいですよね。この設定。

 自分が誰なのか分からない。

 「自分を知らない。」→「何も知らない。」 

 それは「無垢」「イノセント」をあらわしてます。

 観客、視聴者がこれほど入って行き易いキャラはないですよね。

 主人公の個性が強過ぎると拒絶反応を起こす人もいます。
 でも無垢なキャラだと抵抗が無い。
 たとえ過去に人を殺していても、その過去と現在、記憶を失った主人公とは別物として捉えられる。


 ブラインドホライズンの主人公も過去のフラッシュバックのようなシーンが何度か入ってくるのですが、その時の顔と現在、記憶を辿りつつある顔は全く違うのです。
 表情が違うのです。
 過去は冷徹で凶悪な殺し屋。悪党の表情。
 けれど現在の顔はそうではなく、自分がいったい何者なのか、不安を抱えた善良な人。

 記憶を失った人が性格まで変わるものなのかと、思いました。
 こうやって過去と現在をハッきり色分けしてるんですよね。
 誰にでも感情移入できるように。
 犯罪を重ねた人が何の罰も受けずに新しい人生を歩んでいくなんて、普通なら許せない。
 けど記憶を失い、過去の自分を失くした事で一度リセットさせる。


 得体の知れない敵に追われながら、自分が何者かを探ろうと奔走する主人公と、観る側は一体になっていきます。

 誰にでも抵抗無く受け入れてもらえるキャラ。
 無垢な主人公でなければできない事。



 
 最初の任務で殺した相手の娘に、真実を伝えるジェイソン・ボーン。

 自分がやったと告白するのは勇気が要ります。
 普通はそのまま放置するでしょう。
 けどジェイソンはそうせず、被害者の娘に会い、話します。

 確かに親が自殺したのと被害者なのとでは全く違います。
 将来のある彼女が最善の道を歩けるように。
 そういう深い思いからです。



 こんな純粋無垢なヒーローを誰も嫌いにはなりません。











あらすじ - goo映画より
記憶を喪失したCIAのトップエージェント、ジェイソン・ボーンは過去を捨て、恋人マリーとともに新たな人生を踏み出した。だが、2年たっても記憶が完全には戻らないボーンを、過去が闘いの場に引き戻す。ベルリンで起きたCIAを震撼させる事件。同時期にCIA内部で不正を働いた者のリストの売り込みがあり、情報屋との取引現場を何者かが襲撃。エージェントと情報屋は殺され、犯人の唯一の手掛かりはひとつの指紋。それはジェイソン・ボーンのものだった。そのころ、インドのゴアでひっそりと暮らしていたボーンは殺し屋に襲われ、マリーが犠牲になってしまう。からくも窮地を脱したボーンは、CIAの仕業と考え、復讐に立ち上がるのだった。



キャスト
マット・デイモン (Jason Bourne)
フランカ・ポテンテ (Marie)
ブライアン・コックス (Ward Abbott)
ジュリア・スタイルス (Nicky)
カール・アーバン (Kirill)
ガブリエル・マン (Danny Zorn)
ジョアン・アレン (Pamela Landy)


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