「Woman」最終回 感想

 栞がもし信をお兄さんと呼んでいたら、どうなっていたか。
 想像で会話してみる小春と栞。
 全然違う今があった。
 でもそれは選ばれなかった。
 「適合したら、その時だけ妹だと思って下さい。
 お願いします。」と頭を下げる。

 離婚届けを出す砂川。
 「母性なんて逃げるために作った言葉だった。
 手を取り合うべきだった。」

 由季が預かっていた信の写真や持ち物を届けに来る。

 病院で待つ栞。
 雨が降ってきたので洗濯物を取り込む紗千。
 雨の中ではじゃぐ望海、陸、小春。

 電話がかかってくるが健太郎にだった。

 栞が呼ばれる。
 かくれんぼうをする子供たちと小春。 
 電話が鳴る。
 紗千が受話器を取る。栞がかけている。
 
 紗千と健太郎は抱き合って泣いている。

 「人生に答えなんかないんだって。」と信。
 
 お好み焼きをして食卓を囲む小春たち。

 プリンだと思って食べようとしたら茶碗蒸しだった話をする望海。

 栞が来ていた。入り口で紗千が話しかけている。
 小春が声をかける。
 「許せるかどうか分かりません。
 子供たちに彼女の事、憎んで欲しくありません。
 検査受けてくれてありがとう。
 手術の時は、よろしくお願いします。
 あなたのおかげで生きられる。あなたも生きて下さい。」

 パッチワークをする紗千にお茶を入れようと食器棚を開ける小春。
 「試供品よ、あの人そういうの飲まないから。」
 小春と紗千は二人でコップでワインを飲む。

 望海の絵日記を見る二人。

 「台風9号覚えてる?」と小春は紗千が入院していた時の話をする。
 病院から帰ってきた紗千。
 「ずーっと台風だったらいいのに。
 台風9号はいい思い出なんだよ。
 私、大きくなった?」
 紗千は小春の手を握る。
 「思い出があるから大きくなれた。」
  
 「ただいま。」と小春。
 「おかえり。」と紗千。

 望海が絵日記で綴るその後の暮らし。

 学校から帰ると小春が庭にいた。

 『4月10日、晴れ。
 お母さんが帰ってきました。』


 しみじみと味わい深い最終回でした。


 良かったです、親子の情愛の深さが。
 特に紗千と小春のシーンは良かった。
 言葉が、特にストーリーとは関係ない日常のエピソードをぽつぽつと話す二人の間にある空気が。
 

 小道具としてのあやとりの使い方も雰囲気ありました。

 エアあやとりしてた紗千と小春から、最終回では紗千と望海が本当にあやとりしてました。

 それにしても、あやとりけん玉
 レトロです。
 テレビゲームやタブレットが出てこない。子供の遊びが素朴です。
 郷愁ですね。ほんわかとしたアナログな世界が。
 ストレスの余計にかからない道具ですよね。
 失われた時代への強い執着のようなものも感じます。
 
 

  

 
 これでもかと台詞でクドいほど情の深さを表現するかと思えば。
 どうなったのかを知りたい結果をサイレントで表現。
 
 小春が病気なのかの結果を聞く時もそうだったし、この回では栞が適合するかどうかの検査結果を電話で知らせる場面もです。

 こういう直接的に言葉で伝えない見せ方。
 小慣れてるとも言えるし、いかにもって感じもするし。
 映画っぽいです。
 …というか、椅子ごとひっくり返って歓喜する澤村医師の場面。
 難解ですよね。(笑)


 そしてストーリーの最後の最後は絵日記の語りでした。

 のぞみちゃんのナレーションで終わるあたりが憎いやり方。

 なんかこう「やられた~!!」って感じでしたね。

 洗濯物の白いシーツが風に揺れてシルエットが見え、庭を横切る姿は栞でしたね。
 でもその後に同じような色の同じような格好をした小春が…。
 姉妹が同化したように描かれてました。
 これは和解を現してるのかと。




 栞の変貌がクルクルと激しかった。
 
 それを着ているもので表現してましたね。
 始めは黒一色で、キュロットなんだけどフレアで長い重たいボトム。
 家を出た後は赤になりますが、Tシャツの下はやはり重たい印象のロングスカート。
 そして最終回に水色のタンガリーシャツとベージュのチノパンへ。
 髪型もスッキリしてました。(笑)

 こうまで極端にしなくてもいいと思えるほど。
 でもこれくらいしないと分かり辛かったのかもしれません。

 栞の内面の変化は登場人物の誰よりも激しかった。
 

 
 健太郎、紗千、そして小春と子供たちの一家団欒に、栞が入ってないシーンが違和感なくて不思議でした。
 元々この家族だけの生活だったかのように見えました。

 紗千と栞と小春。
 本当ならこの3人での水入らずが理想なんでしょうが。
 離れて暮らした20年、信の亡くなった原因。
 いろいろテーマが盛り込まれ複雑でした。
 
 ストーリーの細かい設定が気になる所もありましたが。
 でも最終回は母と娘の情緒のある場面が引き立って。
 細かい事は気にならなく思えました。
  

iあらすじ 公式サイトより
その日、小春(満島ひかり)、望海(鈴木梨央)、陸(髙橋來)、
そして紗千(田中裕子)、健太郎(小林薫)はいつものように明るく
穏やかな朝食の時間を過ごす。
しかし、紗千と健太郎は内心、気が気ではなかった。栞(二階堂ふみ)が
受けた骨髄適合検査の結果が出る日だったからだ。
祈るような思いの紗千と健太郎。
しかし小春は、もし栞の骨髄が適応したとしても提供を受けることはできない、
と紗千にきっぱり告げるのだった。
そんな折、由季が段ボール箱を抱えてやって来る。
中には預けていた信(小栗旬)の遺品の数々が入っていた…。


 第1~2話  
 第3話  第4話  第5話
 第6話  第7話  第8話  
 第9話  第10話



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