カビだらけでも食べ~歪んだ家庭

 子供の頃、正月に飾っていた鏡餅、今のように真空パックされていないから、お供えから下ろして食べる時期にはカビだらけになっている。
 それをカビの部分だけ取り除いて食べていた。
 青いカビを取り除いても、目には見えない状態で広がっているのだと思う。それをお雑煮にして食べるのだが、口の中がカビの臭いでいっぱいになる。

 嫌でたまらなかったが、子供の頃は我慢して食べていた。
 (いつからか私はカビの生えたお餅は一切食べなくなった。母は食べられるのだからもったいないと決まったように文句を言っていた。)

 「もったいない。」これも母の口癖だった様な気がする。
 金をかけた物はもったいない。
 食べられるのだからもったいない。
 確かにそうだ。
 でも明らかにカビが広がってる食品は不健康だし不衛生だ。
 健康を害する。



 父がギャンブル依存症でなければ、そんなカビのいっぱい生えたお餅なんて捨てていたと思う。
 有意義な事に収入を当てる家ならもっと心に余裕があっただろう。
 カビだらけのお餅なんて食べなかったと思う。

 そんなカビ臭い食品を食べて不快だという感受性すら失う。
 感覚が正常で無くなるのだ。

 お金、お金と言う割りに雛人形は段飾りの大きいのがあった。
 中学生の時、友達二人がギターを持っていたら購入した。
 私は要らないと言ったのだが。
 頼んでもいない物、欲しいと言ってもない物を強引に買う母。
 見栄からだ。
 友達の家にも見栄を張りたい。
 親戚に競争心を燃やすのと同じだ。


 ピアノや大きなスピーカーのステレオも同じ理由で購入する。

 頼んでもいない物を買い、必ず恩着せがましく言う。
 頼んでもいない物には愛情がない。
 それが母には理解できない。
 人の心情や、人の心の機微が母には分からない。

 
 いい結婚、いい夫婦ってたぶんお互いの暴走を止めたり、偏りを正したり、世界観が歪まない様に調節していく場なんじゃないかと思う。
 ほとんどの人は結婚して調和やバランスの取れた生活を築いていけるのだと思う。
 どちらの偏りも歪みも調整できない、機能不全状態。
 それが私の育った家庭だ。




 尼崎の異常な家庭
 №7 父はギャンブル依存症
 №8 周囲と協調しない母
 №9 一生分のストレス
 №10 他人より遠い親

 №13 偉そうな伯母
 №14 要らない物があふれた家

 アンバランスな家~有害な環境
 同級生が抜け出す街で
 裏目に出た職人気質~収入が消える家


 後から思えば、母は臭いをそれほど感じてなかったのかもしれない。
 感じないからカビの臭いも気にならず、それで食べることができた。
 きっと若い頃から嗅覚が鈍っていたのかもしれない。

 母は座り仕事だったから。血流は悪い生活だったと思う。
 全身の健康には良くない暮らしだ。
 血流の悪さは聴覚や嗅覚にも悪影響をもたらすのかもしれない。

 座っているばかりで歩かない生活。
 本当に不健康だ。
 体の健康を害するだけの家…。

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