「アルジャーノンに花束を」第6話 感想

 咲人の冷徹な言葉の数々に呆然とするだけでした。
 山Pの氷のような美貌が、冷酷なセリフとあまりにもマッチして哀しい第6話でした。

 母親の窓花に会いに行きますが、咲人が復讐しに来たのだと勘違いして怯え、取り乱します。
 せっかく花束を持って行ったのに、それも投げつけて台無しです。
 心配する遥香に、その時の状況を淡々と説明する咲人。
 「嘘は嫌いです。」と遥香に言います。

 時間の無駄だからと梨央にも別れを告げます。

 ドリームフラワーサービスの仲間を蔑みます。

 檜山は咲人を呼び出して梨央の事を問い詰めます。
 そんな檜山に咲人は、親離れできていないと逆に侮辱。
 言葉を選べと怒る柳川。
 見下す相手がいなくなったと二人に向かって言う咲人。
 自分に優越感を感じていたと。

 「お前、誰だ?」と檜山は言います。


 本当に「誰?」と思いました。
 以前の咲人はもうどこにもいません。
 別人です。
 知能が上がっても性格は前のままだと思ったら大違いだった。

 変化が急激なのでこちらも追いついて行けません。
 

 体験した事の記憶の積み重ねが咲人を変えたんですね。
 物事を分析して本質を見てしまった。

 人格そのものに影響を与えるのは体験ですよね…たぶん。


 友情だと思っていたものが、ただバカにされていただけと、咲人は気づきます。
 知りたくなかったと、アルジャーノンを掌に乗せてつぶやくシーンが辛かったです。

 知らなくてもいい事を知り、見なくてもよかったものを見てしまった。
 あれほど欲しかった知性を手に入れて、大切なものを失った。

 人間の知性とは何なのか?

 そういう事を考えさせられます。




 遥香と蜂須賀のキスを目撃し、大きな傷を負いました。
 情緒的な事は急に大人にはなれません。
 ある程度の時間が必要です。
 でも咲人にはゆっくりとした時間の流れが与えられませんでした。
 そして肉親である母親との再会で、完全に拠り所を失います。


 咲人は感情を押し殺すようになりました。
 無表情になって誰も寄せ付けません。
 セリフに抑揚が無くなり、まるでアンドロイドのようです。



 蜂須賀は咲人にクレジットカードを渡します。

 スーツを着た咲人に、人は平等ではないと言い聞かせます。
 そして自分は価値あるものだと思えと言い聞かせます。
 「僕には先生がいる。」と咲人は少し安堵の表情を浮かべます。

 蜂須賀は亡くなった自分の息子の代わりにするつもりですね。

 そんな蜂須賀と咲人の様子を見る遥香。

 蜂須賀のためにこの研究に積極的だったのですが。
 こうなるとは想像できなかった。


 以前は咲人の純粋な想いに戸惑い、そして今は愛すべき存在だった咲人の変貌に戸惑っています。





 ほのぼのとしたこれまでの雰囲気が一変しました。
 来週予告で、遥香にキスする咲人…!!
 


あらすじ 公式サイトより
遥香(栗山千明)と蜂須賀(石丸幹二)が、キスしているところを目撃してしまった咲人(山下智久)は、梨央(谷村美月)を呼び出して一夜を共にする。
その翌日、蜂須賀に部長室へと呼び出された遥香は、咲人と気まずく顔を合わせた。そんな遥香に蜂須賀は、咲人の母親・窓花(草刈民代)の住まいを教えてほしいという。「手術が成功した今の自分を見たら、母にも喜んでもらえる」という思いから、窓花に会いたいと、咲人が蜂須賀に申し出たのだ。ならば、自分が一緒に行って案内すると遥香がいうが、一人で大丈夫だと咲人。
.

一方、咲人と梨央が一夜を共にしたということを聞きつけ、ビックリしている柳川(窪田正孝)と檜山(工藤阿須加)。そんな梨央に舞(大政絢)は、梨央の父・河口(中原丈雄)から病気のことを聞かされたと打ち明ける。
そんなとき、遥香がドリームフラワーサービスの竹部(萩原聖人)を訪ねてきた。咲人が寮で使う睡眠学習装置を設置しにやってきたのだ。そんな遥香から、今日は咲人が一人で窓花に会いに行っていると聞かされ、竹部の顔色が一変する。一体、竹部は何を心配しているのだろうか? そのとき、そんな竹部の心配をよそに、咲人は窓花の家のインターホンを鳴らしていた……。



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