憎悪の矛先~人格障害の原因

 高校生の時は、国道の路面電車に乗って通学していた。
 定期券の期限が切れそうになると、次のを申し込んで購入する。
 タイミングが遅れて数日間の間が空くと、乗車するのに現金の小銭が必要になる。
 一度、そういう事になった。
 母はその金がもったいないと怒ってわめきだした。

 食事中だった。


 子供の頃から金の事で文句を言われ続けて来て、それが慢性的な日常生活の風景になってしまっていた。

 不快だったが、母の攻撃をただ黙って受けていた。


 
 「公立校に入ろうと、私立校に入ろうと、子供はその家の中でのびのび暮らして当たり前なんです。」

 これはスポンサー(心理療法指導者)さんの言葉だ。

 健全な家庭の子はそうやってのびのび育つのだと。


 私はキョトンとしてしまった。


 同じ事を自助グループのメンバーに話すと、やはり驚いていた。
 母がそんな理由で激怒するという事に。
 自分が悪いのだと思ってたと言うと、「え~!?」と。
 

 単に母は当たり散らしていただけだったのか…。

 そんな事、今頃になって知らされるとは。



 塾に通い、毎日夜10時まで勉強して授業料の安い県立高校に入学した。それでも母には関係ないのだ。
 小銭の事が癇に障る。
 一切の余裕が無く、否定し続ける。

 競艇場通いが止まない父との暮らしが母の憤怒の源だ。


 毎日、慢性的にイラついている母。

 幼少の頃から変わらない。
 ピアノの月謝が高い。
 感想文宿題で観たディズニーアニメの料金が高い。
 あれが高い、これが高いと文句を吐き続けた。

 外ではいい顔をしているだけで、家の中は些細な事で気が狂ったような情景になる。


 人を責めるだけで自分を見ない。
 競艇場通いの夫を選んで、見切りをつけられなかった。
 離婚するしないの話があったのは私が小学生の頃の事だ。
 それ以降、別れる話はしなくなった。

 問題が解決したのではなく、だた蓋をしただけだ。
 先送りして別のものに憎悪の矛先を向けただけだ。

 
 №8 周囲と協調しない母
 №9 一生分のストレス参照




ワーカホリック(仕事依存)
 「仕事中毒」ともスポンサーさんは言う。
 「普通じゃないですよ。その仕事の仕方は。」

 土曜も日曜も無く、毎日夜遅くまで仕事台に座っていた母。

 達成感のあるオーダーメイドの仕事は承認欲求の強い母にとって、これ以上ない強い満足感を与えてくれたのだと。
 肩が凝り神経を使い、健康を害しても。

 褒められたい。
 認められたい。
 それを承認欲求という。
 母は人一倍それが強かったと。





共依存
 自分と他人の境界線がつけられない。

 娘の私が褒められると自分も褒められたのと同じになる。
 けなされると自分がけなされたと感じる。
 それで狂ったようになる。
 ヒステリックに金切り声を上げてわめき散らす…。


 小学生の時は夏休みの宿題を全て母が取り仕切っていた。
 模造紙に精密画をビルの屋上から撮った写真を見ながら描いた。
 教室の後ろに張り出され、他のクラスのお母さんも見に来た。

 クラスの音楽発表会も。
 私のピアノ伴奏のためにスパンコールの服を新調した。

 とにかく私が一番になること、目立つことが母の目標。
 目標であり喜び。


 そうやって、私は自分の人生を歩いて来なかった。

 スポンサーさんは「子供の感じる事じゃないでしょう。
 肩身が狭いなんて。
 子供の感情ではなくてお母さんと一体になって、
 お母さんの感じる事を同じように子供のあなたも感じている。」
 と言う。

 『肩身の狭い』という感覚は子供の感情と違うのだと。


 №12 肩身の狭いドライブ参照


 自分という人間はいったい何なのだろう?


 

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