貧困から生まれる悪意

 温和、ほのぼの、大らか、そんな雰囲気からは程遠い家庭。
 燃費の悪いRV大型車で往復して、それも一人づつ別々に、わざわざ設備の整わない教室にやって来る。
 専門資格を目指してるけど、5%割引にこだわる上、ケチって楽譜買い渋ってレパートリーを増やさない。
 大学受験が大切で、月2回休んでのんびりレッスンと関わってきて、実力を蓄えてないけどグレードテスト準備に入らせる。

 家族全体を巻き込んで、矛盾と不釣合いと無理のオンパレード。
 家族はよく我慢してるよ。家の中はいったいどうなってるの?
 筋道の通ったものに統制できる人はいないの?
 


 でもこれ限界があるよね。
 皆が我慢して、言葉にして異を唱えず、間違いを指摘せず、ここまでやって来た。
 だけど限界でしょ。
 長男に出た歪。
 あれと同じ異常がこの先必ず噴出してくるはず。一気にね。
 子供たちが大人になって社会に出る。社会と関わる。
 母親のやり方は、一歩社会に出ると通用しない事を知っていく。


 レッスンを辞める時は挨拶をする。お礼を言う。
 そんな当たり前のことを省いて、成り立つわけがない。
 母親が手本を示してないから、この子達には人に情を示すという事がわからない。
 お金の力で高額な品と教育を手に入れてきたけど、ミステイクがあった時の対処の仕方が不釣合いになる。


 それなりの生活、一流の外側に生活困窮者の中身。
 貧しさが染み付いてる。
 母親から見習うのは損をしない知恵。
 どこかで困る人が出てくるのを知った上での悪知恵。
 心の貧しさ。悪賢さ。悪癖。

 借りたものを返さない。御礼をしない。謝罪をしない。





 上手くいけば立て替えてもらった金を、踏み倒そうとする。
 





ノンフィクション
『エリート志向の闇~平気で嘘をつく子供』

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