テーマ:子供

長い孤独の果て~歪な対人能力

 任せて安心じゃない。螺旋階段を猛スピードで駆け下りて行く様は野生の小動物のようだった。首を揺らしながら前かがみで降りるS。  後を追う私はその時、Sがウォーキングシューズを履いている事に気づいた。  茶色で分厚い皮の幅広タイプのだ。  私はパンプスだ。ヒールこそ高くはなかったが走るのには適していない。その日、走るなどとは全く想定…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ヤクザな女と無責任女~共働き家庭の弊害

井上理恵と丹羽登紀子   彼女たちが育ったのは、働き手が得た収入を家族のために使う、それが当たり前の家。  彼女たちの暮らしてきた環境が普通なのかもしれない。  だけどあまりに甘く、何もかもが通用し過ぎる。          見下すのは平和な家の子より  仕事を始めて間もない頃、丹羽と近所のスーパーでバッタリ出会っ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

哀しい条件反射~回復には遠い道

 こんなはずじゃなかったと思いながら生きているのはKだけではない。機能不全家庭で育ったがために皆、様々な不具合を抱えて苦闘している。  自分の人生を歩けなかった。  自分には才能も素質もあった。  でも生かせなかった。そう恨みを抱えながら暮らすのだ。  ハイキングの行程、スケジュールのプリントが回ってきた。  旅行会社…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

境界線を守らない子~臆病なのに横暴

 出席しなかった大勢の仲間は選ぶ権利が無い。  告知するその日のミーティングを休んだがために。  イベント情報を知らされていない者は、行くか行かないか選ぶことはできない。    知らされていないのだから、選択する事はできない。  行くか行かないか、決めるのはその人自身だ。  その人の「領域」だ。  しかし、情報を与えら…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

排除と選別~遊び人は公平性に欠ける

 主催者Kとメンバー数人は仲が良く、その人たちは欠かさず参加しそれは揺るぎない。彼らが確実に楽しみを共有できていれば、それ以外の条件はどうでもいい。  誰が加わろうと外れようと関係ない。  そういう事に尽きる。   仲のいいKさんたち数人は、常に連絡を取り合ってるから誰も外されることは無いのだ。    *   *   *  …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

サーカス小屋の動物~見失ったもの

 音楽の習い事は情操教育ではなく、技能訓練だった。将来、収入を得るための職業訓練。「月謝が高い。」「こんな高いお金を払って。」「趣味で習わせてない。」勝手に押し付けておいて。まだ小さかった私に金の文句を言い続けた。     *   *   *   *   *   *   *  仲間からカラオケに誘われたけど、2人きりだと緊張…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

憎悪の矛先~人格障害の原因

 高校生の時は、国道の路面電車に乗って通学していた。  定期券の期限が切れそうになると、次のを申し込んで購入する。  タイミングが遅れて数日間の間が空くと、乗車するのに現金の小銭が必要になる。  一度、そういう事になった。  母はその金がもったいないと怒ってわめきだした。  食事中だった。  子供の頃から金の事で…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

棘のある他人~説明できない闇

 私の抱えている「闇」は育った家庭そのものにあったのだ。   相手の立場になって物を考えた事もない。  そんな親に育てられた。  考えないようにしていたし、考えるのも避けていた。  例え分かっていたとしても、リビングでの雑談中に簡単に話せるような事ではない。  生涯のうちで一度だけ、ストレートに歯の事を露骨に指…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

学歴が上がっても自尊感情は上がらない

 自尊感情が高いというのは、このままの自分でいいと思う事。  学歴が高くなったら自尊感情が上がる訳ではない。高卒の人が大学卒業資格を得ても自尊感情が低い場合、その状態は変わらない。  むしろプライドが高くなり、人を見下すかもしれない。  12ステップのテキストに学歴を上げましょう、社会的地位を上げましょうなどとはどこにも書いて…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

毒親~健康を害する家と歯科医療の歪

社会の歪と機能不全家庭  幼少の頃、生活環境が悪く、私の歯は虫歯になり折れました。  その責任は母にあります。  ただ、何とかしようと近所の歯医者へは行きました。  乳歯を折って近所の歯医者へかかりました。  そこで適切な処置をしていれば、その後の苦しみは無かった。  だから歯医者が悪いんだと思う。  …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ヤクザな女と無責任女~共働き家庭の弊害

 生活必需品含め、ほとんど全てが親がかりの丹羽。教習所の費用もそう。高額な電子オルガンの購入、毎月のレッスン料、楽譜代まで何もかも親の援助。それが当たり前で過ごしてきた。  だから何も感じてない。   損をさせた、無駄にさせたって感覚はない。  私の仮免の時期に気が変わって、自分だけ望んでいた形で旅行して平気でいられる。  …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ヤクザな女と無責任女~共働き家庭の弊害

 彼女たちが育ったのは、働き手が得た収入を家族のために使う、それが当たり前の家。  彼女たちの暮らしてきた環境が普通なのかもしれない。  だけどあまりに甘く、何もかもが通用し過ぎる。          見下すのは平和な家の子より  仕事を始めて間もない頃、丹羽と近所のスーパーでバッタリ出会った事がある。  丹羽は車…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

裏切りとチープな財布~不快な結末

 何で北海道なんだろう。気が変わって行く気を失くした場所へ。  私の知らない誰かもっと他の友達と、知られないように出掛けるならともかく。目的地が違うならともかく。  同じ仕事をしてる相手と。これ見よがしに。  ショックだった。  それを聞いた時、嫌がらせの様に思えた。  どこか陰湿なものを感じた。     *   *  …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

迷惑なおねだり女~欲しがる癖は罪

 節約、倹約など考えた事が無い井上理恵。欲しい何かを我慢して貯金した事がないのだ。自分が預貯金できない性格だと知らない。自分を知らない。家族におねだり。それが井上の生き方だから。     *   *   *   *   *   *   *  井上は「また乗せてね。」と軽い口調で言う。  『車を買って乗せてよね。』という意味…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

甘え慣れた子と無理して合わせる子

 私は、幼少時から物をねだっても買い与えられなかったり、望みを叶えられなかったので、あきらめる癖が付いてる。  欲しいものを我慢して成長した。  希望を口にしないで大きくなった。  決して願望が無い訳じゃない。     *    *    *    *    *    *  見た目にインパクトがあった丹羽。 おかずクラ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

迷惑なおねだり~欲しがる癖は罪

 節約、倹約など考えた事が無い井上理恵。欲しい何かを我慢して貯金した事がないのだ。自分が預貯金できない性格だと知らない。自分を知らない。家族におねだり。それが井上の生き方だから。     *   *   *   *   *   *   *  井上は「また乗せてね。」と軽い口調で言う。  『車を買って乗せてよね。』という意味…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

惨めで苦しい夏~要らなかった運転免許

 私が住んでいるマンションには駐車場が無い。  建物の壁面に沿って細長い狭い駐輪場があるだけだ。  阪急電車の駅前でJRも近い…。  そういう立地なので自転車すら持ってなくても不自由しない。  両親が離婚し、兵庫県から引っ越してくる時に自転車は手放した。  最初から車を購入するつもりは無かった。  日常、車を使用…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

裏切るのは豊かな家の子~残酷な旅行計画

 電車とバスを乗り継いで教習所へ通った日々。仮免を取る時期が雪の降る季節にかかった。凍えながらバス停で待った。  思い返すと涙が出てきた。悔しさは通じない。  *   *   *   *   *   *   *   *   *  丹羽登紀子のお父さんは普通の会社員で、お母さんは看護師だと言っていた。  共働き家庭だ。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

親切心という名の横暴~傷と損失

 私一人が必要ないものを取り入れ、無意味に動いた。  後に残されたのは損害だけ。  元々の計画は完全に無効になり、経済的損失だけを被った。  旅行費用を全く調達できない井上理恵が、そう返事をしてから、丹羽登紀子は私に運転練習を勧めてきた。  丹羽の父親所有の車を借りて、郊外の人の少ない場所を走る事になった。  これが更なる…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

約束を守らない友達~消えた北海道旅行

 知り合って5か月で1年後の約束をしたのが間違いだった。  まさか貯金ができない人だなんて夢にも思わない。  夏の発表会が終わり「旅行に行きたい。」と言い出したのは井上理恵だった。  能登半島へ井上と丹羽登紀子と3人で2泊3日の旅をした。  夏の急な旅。  その後、ゆっくり計画を立て、もっと大きな旅行をしたいという気持ちになっ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

嘘つき小学生~「踏み倒し」と「裏切り」の棲む街で

 様々な場所で出張レッスンをしてきたが、ここだけは特別変わった地域に思えた。  休む時に連絡してくる生徒(保護者)が少ない。  5人中4人までが連絡してこない。  そういう生活習慣が無いかの様だった。  他の地域とは逆だ。  (大勢の生徒がいると、ついうっかり連絡し忘れたまま休む人も出てくる。それは全体の数パーセントの割合だ。…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

大脳辺縁系の問題~異常な家庭に育った弊害

 家庭に憧れた事はなかった。  高校の同級生が商店街を歩いてる時、幼い子供が通ると「可愛い。」「私も子供が欲しい。」と言っていた。  私には、そういう感情や願望が全くなかった。  大人になってから、職場の女性が小さな子供を見て「旦那は要らないから、子供だけ欲しい。」と言っていた。  それも分からなかった。  子供時代、…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

嘘つき小学生~「踏み倒し」と「裏切り」が棲む街

 様々な場所で出張レッスンをしてきたが、ここだけは特別変わった地域に思えた。  休む時に連絡してくる生徒(保護者)が少ない。  5人中4人までが連絡してこない。  そういう生活習慣が無いかの様だった。  他の地域とは逆だ。  (大勢の生徒がいると、ついうっかり連絡し忘れたまま休む人も出てくる。それは全体の数パーセントの割合だ。…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

人格破壊~大人の勝手な都合

 アダルトチルドレンは大人になってから、合理的に効率よく人生を歩んでいけないとテキストに載っていた。  幼少時代から親である大人が、自分たちの勝手な都合で育てたためだ。  保育園に預けると金がかかるから、幼い私を家に置いた母。  自宅で洋裁業をしてる母。  側にいると仕事の邪魔になる。  しゃべってうるさいから口の中に…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

人格を破壊する家~15年の限界点

 自助グループへ参加するようになって3か月たちます。  たぶんどんなに話しても吐き出しても、自分の中の恨みは消えてなくならない。そう思っていたし、今もその気持ちに変わりはありません。  生まれ育った環境。  人に与える影響でこれ以上大きいものはないでしょう。  生まれてからの15年。  15年の限界点。  そこまで正常な環境…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

同級生が抜け出す街で~ギャンブル依存症の家族

 裕福でなくても、環境の良い場所に住んでいなくても、心穏やかに暮らす事はできる。  両親の仲が良く、温和な家庭に育った人は幸せだと思う。  母はいつも神経をピリピリさせていた。  ほのぼのした平穏な家庭に生まれ育ちたかった。  中学の時のクラブ活動も、自分の入りたかった科学部にしていたら、また全然別の人生があったように思…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

アンバランス~有害な環境

 両親が信頼関係を築けない間柄というのは子供にとって良くない。  過剰で自己満足な愛情も。  無関心で他人事のような距離も。  成長過程の子供には有害だ。  衣食住は足りていた。  だから虐待家庭ではない。  衣食住に不自由はしていないし、短大へも通った。  親に感謝するのが当たり前で、不満を並べるのは間違えてるのかも…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

広がる不幸~要らない物があふれた家

 精神疾患のある人を、無理に結婚させても不幸が広がるだけ。  何もいい事はない。  一緒になった相手にも精神的な不健康がうつっていく。     *   *   *   *   *   *  叔母(父の妹)のアドバイスをよく聞いていた母。叔母は公務員だった。母よりは学歴があったのだ。知識も教養も上だったに違いない。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

親戚への見栄~肝心なものがない家

 母は仕立ての仕事で忙殺される毎日だった。  母は家に居たが、仕事中は没頭し、私を相手にしなかった。  家にはいたが、会話することも教わることも何もなかった。  静かに黙って邪魔をしないこと。  それが母にとって扱いやすい良い子だった。  私の育った家は母の作業する空間だった。  そこで育ち大きくなった。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

肩身の狭いドライブ~善良な人の残酷

 母の姉妹も、父親の方の兄弟姉妹もそれなりの暮らしをしていた。  子供が大きくなるにつれて車を買い、一戸建てを購入し、より豊かな生活環境を築いていく。  うちだけ車が無かった。  休みの日もどこへも出かけなかった。  母の妹夫婦が見るに見かねて私と母を旅行に誘った。  別の妹夫婦の家族とドライブに行った記憶もある。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more