テーマ:独裁者

粉砕された12年 後編

 母親からもフォローは一切無い。  連携や協力関係とは程遠い。  車の側で立ち話をして、自宅へ電話もして、私が気にかけてることは充分過ぎるぐらい分かってるはず。  でも嫌なんだよね。子供のミステイクを謝ったりするのが…。  自分が嫌なら息子にかけさせたらいい。  携帯でも自宅電話でも、そんなことすぐにできる。  でもしな…
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粉砕された12年 前編

 生徒が大学生になってから進まなかったテスト準備もようやく形になり、受験への運びになった。  二回生の秋だった。  生徒にとって初めて上級グレード試験。  結果を待ってる間の毎日は気が気でなかった。  個人レッスンだけでの単独の挑戦。  自分の指導能力も試される。  期待と不安が入り混じった待ち時間。      上…
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蝕まれる心

 坊やは優しい男の子だった。  でも他人を思いやってたら、自分が損をする。  だから人には手を貸さず、自分の事だけやっていろ。  人に構うな。人のことは放っとけ。  そういうママの価値観に、ボクは合わせるしかなかった。  子供だからね。  でも合わせてさえいれば、ある程度の甘えは通るし   わがままも聞…
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徹底した生き様

 生徒がレッスンを休む時は、教室の受付に電話してもらう事になってる。  ママが完全管理してるから、いつ行っていつ休むかもママが決めて、もちろん連絡を入れるのもママ。坊やはノータッチだね。高校生ぐらいまでは順調だった。  それでも1年の内に1回位は知らせが届かず、私は教室で一人ポツンと待ちぼうけという事もあった。  坊やが大…
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酸欠と蒸し暑い午後

 発表会の申し込み用紙を渡した次の週、会費と用紙を受け取る手はずでいたけど、生徒は持って来ない。  どうしたのか尋ねても、はっきりしない。  準備してあって持ってくることを忘れたのか、それとも準備することも忘れて放置してたのか、どちらか分からない。  とにかく、来週では締め切りに間に合わない。  レッスンが終わって、生徒に車…
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冷気に包まれた夜

 真冬の雨の日   身支度を整えて教室まで出掛けて行って、部屋で待機していた。  レッスン時間を当に過ぎても坊やは来ない。8時に近づいて休みだと実感する。  連絡し忘れだね。坊やは関与してないからね。  前の週のレッスン時に言い忘れたか、その後来れなくなったのを、ママが連絡し忘れか。どっちにしても待ちぼうけの前後1時間。 …
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先生は使い走り~嵐の後の静けさ

 ある晩、教室から帰宅し玄関ドアを開けると電話が鳴っていた。  急いで受話器を取ろうとしたが、間に合わなかった。  着信データを見ると、携帯電話で未登録のナンバーだった。  そのままにしておくと数分後に再びベルが鳴った。    その日、レッスンを終えた生徒の母親からの連絡だった。  生徒が教室に財布を忘れたらしいというのだ。…
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巻きついた鎖

 いつだったか、レッスンで使用してるフロッピーが不調になり使えなくなった。  フロッピーはデリケートなのでたまにそういう事もある。  レッスンで必要だし、生徒に来週持ってくるよう頼んでおいた。  当時はワープロが普及してて、たいていどのお宅にもフロッピーの買い置きはあったと思う。  家に置いてなくても、家電量販店や、スーパーや、…
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受話器の向こうの沈黙

 坊やを教え始めて最初の発表会の事だった。  発表会費の締め切りが迫っているので、私はママに電話した。  間に合わないと困るので、持ってきていただけるようにお願いすると、相手は黙ってる。電話口で沈黙されると どうしようと思う。  ほんの数十秒のやり取りだったと思うけど、ものすごく長く感じた。  受話器の向こうでただ吐息なのか…
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迷惑な長電話

 クレームの電話はね必ずレッスンの次の日かかってくる  私の自宅へ直接のこともあれば 連絡先センターの受付へかかることもある  直接私の家の時は午前中  1時間半位費やしてね  子供は学校に行ってて居ない時間帯  ゆっくり話せるってことだね  突然かかってくる電話に 1時間以上取られるのは結構大変  連絡先センター…
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女王様の楯

 楽器店の受付の人も小学3、4年の自分の子供も  ママからすれば強い態度に出られる相手  自分の方が強いよね  その強いものが弱いものにクレームつける役割を押し付ける  弱いものを盾にして攻撃してくる   自ら出向いて先生と顔を合わせて質問したり   疑問があったら それを解決するために尋ねて対話して  頼んだりお願い…
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めっちゃ陰険!!

 「先生から新しい本をもらったらすぐに言いなさい。」  たいていの親は子供にそう言う  支払いを滞らせると誰かが困る  だから人に迷惑かけないように  商品を受け取ったらなるべく早く代金を渡せるよう  日頃から子供に教える  暮らしの中でお手本になって社会性を示す  これが普通の親だよね …
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異常気質

 規約なんて読まなくても 常識的なことだよ   やっぱり変だよ  一事が万事っていうけどその通りだよ  長い間このお母さんの事 教育熱心だと思ってたけどなんか違うような気がする  お金にうるさい割りに無駄遣いしてるもの  全部自分が取り仕切らないと気が済まない  ただ支配的なだけって感じがする  本当の意味でお金を大切…
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少額の見返り

 自分にとって美味しい事を言ってくれる人  ちやほやしてくれる人  そういう人達の意見だけ聞いてると偏る  最初に立てた目標や 約束にこだわりすぎて  首が絞まることもある  方針転換や 路線変更や 微調整も仕切り直しも  時には必要だよ  でもママの辞書には 載ってないみたいだね   会員カードの使い方に性…
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要項を読まない女

 ママとの会話に出てくるテストの内容で気になることがあった  演奏グレードに 指導グレードのような追試制度は無い   なので合格するか不合格か そのどちらかしかない  指導は筆記試験もあって 理論だからそういう制度になってるけど  演奏は落ちたら 全項目を再チャレンジする  演奏グレードは何度受けてもプレッシャーや…
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発言は最低ランク

 2006年の春 教室に入ると営業の人から伝言メモがあった  坊やが電子ピアノ購入されたそうで 接続機器の清算がまだ済んでないので  今日受け取って封筒に入れて規定の引き出しに入れて置いて下さいとのこと  坊やはこの時大学2回生だった  高校3年の時 ピアノを購入する話が出てはいたけど  いつの間にか立ち消えになってて 私…
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サービス業が向く青年

 バイト先は居酒屋だって  2年位後になって 知ることになったんだけど  そういえば皿洗いして手が荒れるって言ってたっけ  お小遣いは自分でしっかり稼いで  こういうところは普通の大学生  誰にとやかく言われることも無い  あの時なんであんな不機嫌になったのかも見えてきた  母親がまたゴチャゴチャうるさく言ったに決…
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歯車が狂い始めた日

 母親には絶対逆らえない  これが私と坊やの間で暗黙の了解になってるようで  なかなか踏み込めない  何かアドバイスをしても坊やは聞き流す 決定権の無い辛さ  ここまで気持ちが離れてしまっても 母親の意向には逆らえない  それ以上踏み込むのは 禁忌 タブー そんな感じ  怖いのは母親の性質もあるし この坊や自身の臆病…
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習いたいのはピアノ

 バイト先を尋ねただけでもムッとしてた。  「そんなことまで言わなくちゃいけないんですか?」って。  こんな不愉快そうな生徒を見たのは初めてだった。  私そんなに不機嫌にさせる質問したのかなぁ?  戸惑った。  わからないけど、詮索されるのが嫌なんだろうと解釈した。  もう大学のこともバイトのこともこっちからは聞かない事…
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大学名を言えない子

 年が明け、冬の休みも終わり明日からレッスンという日になって、いつものセンター教室から連絡が入った。  生徒が2ヶ月休会するというお知らせだった。  受験が追い込みに入ったんだね。  有名私立大学目指してるんだって、聞いてはいたけど。  その目標も、もちろん母親が決めたものだね。  目指してる大学の名前を聞いたその時もちょっと…
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禁じられた学び Ⅱ

 中学の時、生徒のクラブは水泳だった。  「部活が盛んなのは夏場が中心。他の季節はトレーニングはあっても、そんなに練習に時間をとられない。」  生徒が中学生の時に、確かそんな風に聞いた記憶がある。  だから母親の指針だよね。  勉強やレッスンにそれほど支障なく。  しかも体も鍛えられるし、賢い選択かもしれない。 …
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人格形成 どうよ!?

 将来は人のためになるように生きなさい  社会の役に立つように生きなさい  困ってる人を助けなさい  よく聴く言葉だよね 著名人有名人とか偉業を成し遂げた人の  生い立ちかなんかでお母さんの教えとかでよく出る言葉  これと正反対じゃん    ハハハハハハハハハ  棘の刺さるような嫌な感じ  これは坊やを教えなじめてた当…
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犯罪とエリート家庭の子

  嘘をつくのが平気で当たり前になってる子供に   人を教える資格を取得させたり   大學で教職課程を取らせたり   それにいったいどんな意味があるのか   もっと大切なことがあったはず   一番大切なことが欠けてる     親は子供が身を置くランクにこだわる  学歴と職業これが生涯の生活…
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ら せ ん

      想像力の欠如 感覚の麻痺 物事の軽視。       二人だけの世界で葛藤を繰り返していると       負のスパイラルに陥ってしまう。       成長とは逆のほうへ向かってしまう。       たとえ技術は上がっても、それは単に       機械的なものに過ぎない。            子供の送…
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疑 問

 嘘をつくのが平気で当たり前になってる坊やに    人を教える資格を取得させたり    大學で教職課程を取らせたり    それにいったいどんな意味があるのか    もっと大切なことがあったはず  一番大切なことが欠けてる     愛が死滅していく     我欲と意地が強固になって   …
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最後の一年

 最後の1年間は携帯で連絡が取れる様に、番号とアドレスを坊やに渡した。  でもどんなに便利な情報ツールがあっても、使うのは人間。  グレード合格に向けて歩いてるはずなのに 必要な連絡事項が伝わってこない。届くのは、嘘とでたらめとごまかし。坊やは問題を先送りにして、とりあえず先延ばしにしてその場をやり過ごすことしか考えていない。 …
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浪費する親子

 記事にしている坊やは、13年間教室に通ってくれた。  はじめは自転車で通えるところに住んでいて、中学2年の終わりに隣接する市へ引っ越して行った。一家は社宅を出てマイホームを購入されたんだね。  その時、チャンスだと思ったんだろう、レッスンを辞める旨伝えて坊やは子供なりに私に挨拶をして帰っていった。でも2週間後、連絡先のセンター経由…
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衰 退

 絆の深い親子でも、価値観までが同じとは限らない。  君の母親はこれからも、自己愛を貫いて君の生き方を侵食してくるだろう。  社会人になったからといって、問題が解決したわけじゃない。  母親と当たり触り無くやっていこうとして、合わせる振りをしても、いつかは破綻する。  二つの違う価値観と向き合っていく第三者。  一…
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怪 物 親

       誰も注意する人がいない 寂しさ。        他人への包容力も慈愛も 欠落していく。        目先の細かい金勘定に神経を尖らせる。        他人の気持ちに無関心 無頓着になる。           肩書きと高収入 これが目標。        子供がこれを手に入れたら …
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未熟で自己中心的

      ママにとって大切なのは肩書き。       有名な学校と企業。       それに伴う お金の充分ある暮らし。       親戚や友人知人とは、自分の子供が       いかに名のある 学校 企業にいるか       張り合う関係。       体面が保てなければ      …
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