テーマ:評論

未来に戦慄が走る

 大人になる過程で君は打算を働かせ、母親の前では実際より幼い自分を演出してきた。  表立った反論や反抗を避けて、対決しない事を選んだ。  それがこの人の処世術。生きる術。  そんな精神の弱さも外側からは分かりにくい。  決断を迫られた時、母親が絡んでくると身動き取れなくなる。  君は自分の力だけで、母親と対峙した経験が無い…
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統一されない素顔

 この母親の行為には、つながりがない。  それぞれが独立した存在で、バラバラに成り立っている。  確かにひとつひとつを取り上げると正当な理由が有り、間違えてはいない。  しかし、全体を通してみると理由と動機には統一性がない。  全て自分にとって都合のいいものになってるだけ。  音楽教室で音楽を習うのは、身に付け…
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矛 盾

 この母親の行動パターンには、客観性の様なものはない。  自分がお金がもったいないと感じたら、出さない。  レッスンに関わる細かい雑費もそうだし、楽譜に対してもそう。  レパートリー以外のテキストなどは、同じレベルのものなら一冊あれば充分だと思っている。  この母親にとって楽譜は無駄なもの。  不必要なもの。だから省く。  …
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危ない思考回路

 最初自分が決めた事にこだわり続けるように、同じパターンで、時代の変化にも対応できてない母親。  この母親の10代、20代前半にかけては、たぶん好景気の時代。  その時、自分の中で輝いてたものを引きずってきたとしか思えない。  まず車がそうでしょ。  所有している事を誇示するだけの使い方。  レジャーに活躍させる訳…
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薄っぺらな知性

 「作曲は難しいけど、個人レッスンで習う演奏は、楽譜通りに弾くだけだから簡単だと思うんです。」  母親に昔、こう言われた事があった。  生徒がまだ小学生の頃、「グレード取得させます。」って一人で教室にやって来て、私にそう伝えた時の事。  私は黙って聞いてるだけだった。  その頃、生徒は練習を嫌がってた。  目の前のハードル…
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情けない奴 ~真相~

 気は進まないけど母親の意向でグレード取得を目指している。  小さい頃からの延長線上で、教室に通い続けている。  そう思ってた。長い間そう解釈してた。  でも微妙に変化していたんだね。  君には新しい別の動機付けが加わるようになってた。  ピアノを欲しがってたよね。  まずその欲しいものを手に入れるには、レッスンを続…
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決断力の鈍い奴

 「趣味で続けるか、先生を変わるかどちらか決めて欲しい。」  そう打診した時、君は本音を吐露するなんて考えらなかった。  だからメールの返事も打てない。  こういう窮地に立たされた時の反応の遅さ、決断力の鈍さ。  無視してしまう以外方法が見つからなかった。  母親の延長線上に居る相手だから本心を言えない。 …
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冷笑する子

 この人が大切にしてるのはサークル活動。  そこでの音楽との関わり、人との関わりが一番の興味の対象。  大学の授業料を出しているのは親。  生活費も親。この人はバイトで自分のお小遣いを捻出する。  入ってきたお金は今まで楽しめなかったオシャレにもつぎ込まれる。この人は高校生まで着るものの全てはたぶん母親のチョイスだったんじゃ…
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高慢な親を欺く

 親子間の嘘は、社会に拡がっていく。  それをこの親子は分かっていない。  まるで音楽教室の先生は社会の一員じゃないみたい。  私はこの親子に対して社会の一部だから。  それを知っていないと相手の気持ちが分からない。  感情を推し測れない。  そして相手が何を怒って、何に傷ついてるのかも分からない。  他人が見…
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葬られた善良な子

 子供が嘘をついたとき いつも力でねじ伏せて従わせてきた  それ自体を問題視せず  母親の目標に向けて勉強し練習することが一番大切  そう教えてきた  周囲の人間との暖かい交流や心の通い合いよりも  むしろ母親の決めた枠組みの範囲を超えないように  行動するよう教えてきた  人への思いやりを欠くことになっても支出が少なくて…
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強欲の果て

 贈り物をすると相手は喜ぶ。相手に「喜ぶ」という感情を与える。  贈り物も何もしないと、相手には「喜ぶ」という感情は与えられない。  物を送って相手の気持ちに何らかの変化を呼び起こす。  単にお金を払って物を移動させるのではなくて、感情を与えられたり与えたりする行為。  母親はグループレッスン終了後、周囲と足…
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切り捨てられた情感

 平気で嘘をつくし、借りた物も返さない。  この情緒の欠落はお母さんの教育の賜物だね。  情操教育のつもりで音楽教室に通わせても、日々の暮らしの中で情緒を育てなかったら何もならない。  ただ荒っぽいだけの演奏とダイナミックな演奏は全く違う。  こちらがアドバイスしても、受け取るアンテナが無かったらどうにもならない。  …
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与えずに失う

 贈り物をすると相手は喜ぶ。相手に「喜ぶ」という感情を与える。  贈り物も何もしないと、相手には「喜ぶ」という感情は与えられない。  物を送って相手の気持ちに何らかの変化を呼び起こす。  単にお金を払って物を移動させるのではなくて、感情を与えられたり与えたりする行為。  母親はグループレッスン終了後、周囲と足並みを揃える必要…
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育ちの良さと卑しさと

 私が感じてた違和感の一番大きなものって、これだよ。  君も母親も言葉使いは丁寧で、話し方も優しい。  一戸建てに住み、遠方の音楽教室に車で通う。  所有している楽器のグレードは高く、目指しているものも高い。  大学も一流を目指すそれなりのご家庭。  ところが楽譜代や発表会費など、直接現金を扱う場面では、全く違う顔を現…
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豊かさに囲まれた貧困

 本当に裕福な家というのは、車を2台所有して用途によって使い分ける。適材適所で物を使い分けて、無駄や無理を減らせる。  本当に裕福な家というのは、バランスが取れてて余裕が有る。  収入が多くても、ローンで引かれて手元に入る現金が少なかったら、結局苦しい家。  お父さんは自分が働いて稼いでるから、自信が有る。  お母さ…
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徹底した生き様

 生徒がレッスンを休む時は、教室の受付に電話してもらう事になってる。  ママが完全管理してるから、いつ行っていつ休むかもママが決めて、もちろん連絡を入れるのもママ。坊やはノータッチだね。高校生ぐらいまでは順調だった。  それでも1年の内に1回位は知らせが届かず、私は教室で一人ポツンと待ちぼうけという事もあった。  坊やが大…
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