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zoom RSS 支配的な母親が子供の決断力を奪う

<<   作成日時 : 2012/04/03 13:48   >>

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「女王様の誤算」 
 生徒が高校生の時、中間、期末テスト時期には必ず休んでいた。月4回のレッスンが2回になった。その頃の保護者の第一目標は、息子の一流大学入学だったようだ。
 母親の立てた計画に沿って逆らわずにいれば順調な日々。

 お金の事で口を開けば文句を言う反面、習わせ方はたいへん贅沢なものだった。

 家から教室まで往復1時間はかかる。
 道路が混めばそれ以上。大型RV車でガソリン代もかかるはず。
 それも息子一人じゃない。妹と弟、週3日別々に送り迎えしていた。
 最高にコストのかかる習わせ方。

 
 クレームをつけるのが好きな母親。
 私にレクチャーする母親。

 生徒とレッスン中に使ってみようと話し合って決めた楽譜があった。
 早速購入して渡したら、次の週「聞いていない。」と伝言。
 生徒は母親に言われた事を、ただ伝えるだけ。
 自分は何も説明できないし、意見を主張できないようだった。

 母親がこだわってるのは、自分の了解を得ないで勝手に先生と子供が何かをすること。必ず自分の了解を得てからにしろって。そういうこと。

 だから高校生になっても、自主性、判断力、決断力は尊重されない訳。

 母親が取り仕切る。全部ね。
 先生も余計なことはせず、母親の言うとおりに動いてればいい。
 そういうことらしい。 
 プロが一番心得ている教え方について電話で講義する人。
 最初何を言われてるのか、何を言おうとされてるのかわからなかった。でもよく聞くと指導方法の細かい指示だった。

 他人の領域も自分の領域も区別無い人。
 素人が専門職を相手に指図してるという認識がない。





 とにかく目標は母親が決める。本人ではなく。
 本人が希望も切望もしてないのに いくら命令を下しても限界はある。

 そんな騙し騙しの状況も生徒の大学入学を境に様子が一変していく。


「王子様の静かな反乱」 
 大学生になってからの半年近く、生徒は必要な教材をレッスンに持って来ない。やたらページ数の多い曲の練習をしに来る。
 先生は譜めくりに追われる。
 生徒の家が近ければ、教材取りに帰らせた。
 それ位するんだった。






 教室には受付のコーナーがない。
 ずっと以前に閉鎖されて、だから楽譜も電車に乗って買いに行く。
 コピー機もないから生徒が持って来なかったら、つい「じゃあ来週ね。」と先送りになる。上級グレードには準備に楽譜のコピーが原寸、縮小と多数必要なんだけど。

 駐車場も無い。
 母親が車を止めて待っる場所は、教室からは3分位のところ。
 顔を合わせるとしても、レッスン終了して戸締りをして、帰り道で私そこ通るから会釈だけして、お互いやり過ごす。
 生徒のことでちょっとこれはと困ることがあっても、いちいち言わなかった。小学生じゃないしね、生徒も。
 たまには車に近づいて、母親も私に気づいて降りてきて言葉を交わすこともあった。表面上は順調な日々。





 技術はあるからこのまま進めば目標のグレード合格へ、到達すると思ってた。
 母親も疑わずにそう信じてやってきたはず。

 帰り道、生徒がレッスンを終えてどこかに寄り道してたら、車はまだ発車せず私は母親と会釈を交わす。
 高校生の時はハンドルに両腕を置いて、フロントガラス越しに外をキョロキョロ眺めてた。
 生徒が20歳を過ぎる頃から、たぶんそのあたりから、母親は通り過ぎる私に気づかなくなった。シートにもたれて目を閉じてる。
 ぐったりしてるとまでは言わないけど、疲れてる様子なのはわかった。

 疲労が溜まるのは当たり前。もう6年近く子供たちの送り迎えして。
 冬もエンジンを止めて待ってる。
 いったい何でこんな不自然で非合理的な状況になるのか。



 聞きたいけど聞けなかった。 

 私も生徒と同じ。
 波風立てないように、避けて通ってた。 



ノンフィクション
『エリート志向の闇〜平気で嘘をつく子供』の紹介記事でした。
 
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 「強欲の果て」
 「矛 盾」など参照して下さい。

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