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zoom RSS 競艇場に消えた退職金〜ギャンブル依存症の親

<<   作成日時 : 2013/01/19 14:41   >>

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 父親は市役所に勤めていたが、ギャンブル依存症だった。
 父親は毎日出勤し、給料をもらってはいたが、お金は尼崎競艇に消えていく事が度々あった。母親は洋裁の仕事を自宅でし続けた。
 結婚当初から消えていくお金の穴埋めに母の収入が必要だった。

 注ぎ込む資金が給料だけで足りない時は、借金をした。
 家にある品物を質入れする事もあった。

 諍いや揉め事は絶えなかった。 

 お金が無いながらも支え合って仲良く暮らす家族ではなかった。





 私が20歳の時、両親は離婚した。 

 父は母に内緒で定年退職より早く仕事を辞めた。
 叔母が母にそれを知らせ、退職金を本人に手渡さないように職場に頼んだ。
 それで正式に離婚することになった。
 住んでいた家を売って退職金と合わせ、等分にした。

 母はそのお金でマンションを購入したが、父は数ヶ月もしないうちに使い果たしてしまった。
 年金をもらうまでの間は管理人の仕事をして住み込みで暮らした。
 その後、住まいを転々と代えた。
 
 最終的に落ち着いたのは大阪市内の公団住宅だった。




 入院し、亡くなる時は部屋を片付けに行った。
 キッチンと6畳間だけの西側に窓のある部屋だった。
 西日をさえぎる為にベランダに簾(すだれ)を取り付けていたから、昼間でも薄暗かった。
 夏は扇風機だけで暑さをしのいでいたのだろうか…。
 エアコンも取り付けていなかった。

 カーテンも無く、部屋にロープを張り、タオルを掛けていた。
 どのタオルも洗濯を繰り返し繊維が硬くなり過ぎていた。

 もう少し快適に暮らす事はできたと思う。
 年金額は充分にあったから。

 だけど日々の快適な暮らしより心奪われるものがあった。
 机の引き出しに競艇場の半券が入っていた。
 尼崎に住之江。多い時は一日に70万円をつぎ込んでいた。








 最近、ギャンブル依存症が精神疾患に認定されていると知った。
 専門の外来が国内に一箇所あるとは数年前のテレビで知った。


 そんな父と結婚した母。
 共に暮らすうち、母もどこか病んでいったのかもしれない。

 独身時代は仕立ての収入でお茶を習いに行ったり、着物の着付けを習得していたという。  
 元々は健全な人だったと思う。
 多少個性は強かったかもしれないが…。


 母は私に愛情はあったと思うが、それは非常に偏ったものだった。



          尼崎の異常な家庭 bV 父はギャンブル依存症





 尼崎の異常な家庭
 bP 折れた乳歯
 bQ 永久歯の異常
 bR 病院を探さない親
 bS 間違いだらけの治療
 bT 矯正できたのに
 bU 口腔崩壊

 bW 周囲と協調しない母
 bX 一生分のストレス
 bP0 他人より遠い親
 bP1 棘のある他人
 bP2 肩身の狭いドライブ
 bP3 肝心なものがない家
 bP4 要らない物があふれた家


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