裏切りとチープな財布~不快な結末

 何で北海道なんだろう。気が変わって行く気を失くした場所へ。
 私の知らない誰かもっと他の友達と、知られないように出掛けるならともかく。目的地が違うならともかく。
 同じ仕事をしてる相手と。これ見よがしに。
 ショックだった。
 それを聞いた時、嫌がらせの様に思えた。
 どこか陰湿なものを感じた。
 

   *   *   *   *   *   *

 仕事を始めて間もない頃、丹羽と近所のスーパーでバッタリ出会った事がある。
 丹羽は車で食料品の買い出しに来ていた。
 それでお茶するため、2階の店に入る。
 以前、そこでバイトしていたそうだ。

 
 丹羽は仕事にそれほど夢がなさそうだった。
 結婚したがっていた。

 恋愛話をしていたと思うが「中絶した事ある。」と話し出す。

 つわりと気付かず胃の病気だと思って、病院で検査をしたらしいのだ。「胃カメラを飲んでん。」と言う。
 生理不順だったのか、普通なら勘付く。
 妊娠とは思いたくなかったのかもしれない。
 内科を受診するのも大変だ。

 とにかく相手には相談せず、中絶したようだ。

 車の中で避妊具も付けないで行為に及んだそうだ。
 「アッ!」と相手の男が声を出し、うっかり出してしまった瞬間が分かったようだけど。
 ずい分荒っぽいやり方だ。
 コンドームを用意しない相手。マナーが悪い。
 

 しばらくして水子供養に東京まで行ったと話す。
 そのお守りを見せてもらった。


 家事手伝いは暇を持て余す。
 電子オルガンの先生になってからもそれは大して変わらない。
 午前中は空いてるし。

 丹羽は私より仕事日数は少なく、一日の生徒の数も少なかった。
 (丹羽はバイクで通っていた。)

 午前中は空いていて暇を持て余す。

 いろんな事に意欲がない様子だった。

 若さが無かった。
 冷めた大人に見えた。
 自分が習うレッスンにも身が入らないようだった。
 よく休んでいて、やる気がなさそうだった。

 友達としてはこれまで周囲にはいないタイプだった。

 でっぷり太った体型からか、タバコを吸う時の表情のせいか。
 ふんぞり返ってる。太々しい、そんな風に見えた。
 後々その印象が間違いでないと、分かる日が来る…。
 (奔放に遊んでた女の子なんて信用できない。普段の外面は常識的だけど、中身は気まぐれ。その時の気分で偉そうな物言いをする。すぐに気が変わって当てにならない。
 でも、この時はお互い知り合ったばかりの尊重する間柄。
 それなりに距離があって支障は無かった。)





 講師コンサートの後、16人程度いた先生たちは二つのグループに決裂する。
 派閥だ。
 気が合う物同士のグループに分かれる形になる。

 私はもちろん丹羽や井上と別のグループを選んだ。
 
 井上からは何の返信もなく、丹羽とも距離を置いて翌年になった。
 お互い共通の先生の元でレッスンは続けていた。
 私はその先生から電話で、丹羽が北垣と北海道へ旅行に行ってると知らされる。

 ショックだった。

 それを聞いた時、嫌がらせの様に思えた。
 どこか陰湿なものを感じた。
 何で北海道なんだろう。気が変わって行く気を失くした場所へ。
 私の知らない誰かもっと他の友達と、知られないように出掛けるならともかく。目的地が違うならともかく。
 同じ仕事をしてる相手と。これ見よがしに。
 

 レンタカー旅行が実現しなかったのは、100%井上のせい。
 丹羽は自分は全く関係ないし、責任無いと思っている。
 自分は全く悪くないと思っている。
 運転を補助する目的で免許を取得するよう条件を出したのは丹羽だ。
 「申し込んだ!?」は必ず行くという前提の強い口調だった。

 教習所の費用や車の修理代、私は自分の預貯金で用立て、しかも生かせないまま、損害として残ったままになってる。
 不完全燃焼でやり場のない感情だけ抱えて過ごしてきた。

 丹羽は生活必需品含む、ほとんどの生活費は親がかりの人だ。
 だから何も感じてない。
 損をさせた、無駄にさせたって感覚はないんだ。
 自分だけ望んでいた形で旅行して平気でいられる。




 丹羽たちが旅行から帰って、講師会議で顔を合わせる。会議が終わると丹羽の所属グループの皆が『お土産、お土産!!』と賑やかに騒ぎ出した。
 
 丹羽はもちろん自分のグループにだけ買って用意していた。それは当然だし、付き合いの無い片方に渡す必要は無い。

 すると丹羽は私に「トイレに隠れて。」と言い、出るように促す。
 会議の部屋のすぐ近くのトイレでお土産を渡された。
 (自分のグループの仲間には用意しているのに、もう一方には何も無く、その中の私だけに何かを渡すのを、見られたら困るという意味でだろう。)

 キタキツネのイラストの可愛い折り畳み財布だった。
 悪くはないけど、小学生の女の子が持つ様な、あまりにも幼い感じの財布だった。
 チープ…それがピッタリか。

 土産物を渡す場所といい、渡し方といい。
 やってることのひとつひとつが…。
 ここまでお粗末で無神経とは。
 よくこんな扱い方をする。

 井上は幼稚で卑怯。
 丹羽は鈍感で無神経。

 知り合ったのが不運だった。

約束を守らない友達~井上理恵と丹羽登紀子
  約束を守らない友達~不実と気まぐれ
  無責任女が夢を砕く~生育環境の落差
  見下すのは平和な家の子
  親切心という名の横暴~傷と損失
  甘え慣れた女と我慢してきた女
  迷惑なおねだり女~欲しがる癖は罪
  気心の知れない友達~通じない言葉

  惨めで苦しい夏~要らなかった運転免許



 丹羽は元々免許を持っていたが、その費用は全て親持ちだ。
 電子オルガンのレッスン料も、高額な楽器から楽譜代まで全てが親がかりでそれが当たり前で過ごしてきた。
 だから何も感じてない。 
 私の仮免の時期に気が変わって無駄にさせ。
 その次は自分だけ望んでいたスタイルで旅行する。
 組み合わせ、最悪だね。


惨めで苦しい夏~要らなかった運転免許

 私が住んでいるマンションには駐車場が無い。
 建物の壁面に沿って細長い狭い駐輪場があるだけだ。
 阪急電車の駅前でJRも近い…。
 そういう立地なので自転車すら持ってなくても不自由しない。
 両親が離婚し、兵庫県から引っ越してくる時に自転車は手放した。


 最初から車を購入するつもりは無かった。

 日常、車を使用する気で取得した訳じゃない。
 二人ともそれは知ってるはず。
 
 免許だけあっても仕方ない。

 免許は要らなかった。
 でも絆があると信じて動いた。
 そう思い込んだ。
 エネルギーと時間、費用をかけた分、強い結び付きや信頼関係があると思い込んでしまった。
          親切心という名の横暴~傷と損失より

 私は両親が離婚した事は話していた。
 母と二人暮らしなのは知っている。
 それに井上も丹羽も私のマンションを訪れた事がある。
 阪急もJRも徒歩すぐで、本当に便利な場所に住んでるって知ってた。
 知っててこれだ。
          見下すのは平和な家の子より



 免許を取ったのが失敗だと悟った。

 自分にとって要らないものを取り込んでしまったんだと思った。

 夢や希望を持ったのが間違いだった。


  

 他の友達をあたるにしても、免許を持ってる人なんていない。
 元々、アウトドアレジャーが趣味の友達はいなかった。

 それに急過ぎて。
 夏の旅行に誘っだけど、戸惑ってた。
 付き合ってはくれたけど、ツアー申込は行ける場所が限られ、結局近場で間に合わせるしかなかった。
 特に行きたい場所でもなかった。
 でもそこにするしかなかった。

 惨めで苦しい夏…。


 ギリギリまで騙され続けた感覚が消える事なく残っている。
          無責任女が夢を砕く~生育環境の落差より



約束を守らない友達~井上理恵と丹羽登紀子
  約束を守らない友達~消えた北海道旅行
  無責任女が夢を砕く~生育環境の落差
  見下すのは平和な家の子
  親切心という名の横暴~傷と損失

  甘え慣れた子と無理して合わせる子
  迷惑なおねだり女~欲しがる癖は罪
  あれも嘘これも嘘~言葉が通じない友達
  裏切りとチープなお土産~不快な結末



 家だけが他の親戚とは違った。

 陰鬱だった子供時代を払拭できるような気がした。
  
 プライベートな空間で水入らずのドライブ

 それは子供時代の私にとって夢のような世界だったのだ。
         肩身の狭いドライブ~善良な人の残酷参照
         (尼崎の異常な家庭№12)

あれも嘘、これも嘘~言葉の通じない友達

 6月、井上が全く準備してなかった現実と直面する。
 会えば必ず『夏の旅行だけが楽しみ。』『旅行へ早く行きたい。』と乗り気だった。信じたし安心していた。間際になってくると『費用が足りなかったらバイトする。』と言い出すが、それも信じた。私は井上の言葉を常に信じた

   *   *   *   *   *   *   *   *   *

 電子オルガンの先生になって井上や丹羽と出会った。井上は、短大を卒業してすぐ、丹羽は家事手伝いを一年した後だった。
 私は短大を出て三年間、他の仕事をしていた。
 会社勤めを半年間。
 そこを辞めてイベント企画会社で約一年間バイトをする。
 それからオルガンを購入し、資格を取るため勉強を始めた。最低限のレベルに達するのに一年と半年かかった。
 その間、写真(現像やプリントをする)工場に勤務していた。
 仕事を終え帰宅してから、晩にオルガンの練習をしていた。

 

 
 丹羽とは同じ高槻市内に住み、習っている先生が同じだった。
 
 最初、数日間の研修があって、丹羽と行動を共にするようになる。
 井上とも顔見知り程度だったが話すようになった。
 それを経て、月一回の講師会議で顔を合わせるようになった。
 夏の発表会の後、打ち上げで食事。開放感から一気に親しさが増し、3人で能登半島へ旅行する。
 そして一年後の夏のレンタカー旅行計画へと発展する…。



 同時期に楽器店で講師コンサートが決まった。
 年が明けて春にコンサート開催。特別なイベントがスケジュールに組み込まれる事になった。

 私は秋頃から出張レッスンの仕事が増え始め、週5日は埋まるようになる。
 その年の後半は次々と新しい場所へ行き、次々と新しい生徒に出会い、最終的には計40人生徒を抱える状況になった。

 出張レッスンの職場は生徒の自宅だ。
 (たまに郊外の小さな教室の場合もある。)

 生徒が住んでいるのは最寄駅から遠く不便な場所。
 駅前の教室へ通うのが困難な、保護者の送り迎えが大変な所。
 そこへ先生が出向いて行く。
 そうやって曜日ごとに違うお宅へお邪魔して教えるのだ。
 毎日別の家へ行き、会うのは生徒や保護者。

 他の先生たちも同じく様々な会場で仕事をしている。

 彼女たちは同業者であって同僚ではない。
 会社の同僚の様に毎日顔を合わせない。

 月一度のペースという頻度。
 知り合って3、4か月たっていても、日常を共にしていない。
 親しくなったつもりでも、相手の事をよく知っているとは言えない。
 相手がどんな性格なのか、充分知るには時間がかかる…。




 教習所へ電車とバスで通い始めた。

 午前中、学科や実技を受けて一度帰宅して昼食をとって仕事に向かった。

 生徒の住む団地にも電車とバスを乗り継いで行く。
 一か所はバスで30分以上かかった。
 日々、様々な交通機関を使っての移動。
 常にバスの発着時間を気にしていたような気がする。
 乗り遅れたら次にバスが来るのは2、30分も先になる。

 外回りは緊張が続く。
 
 やがてコンサートの打ち合わせ、練習が増えて行った。
 自分のレッスンも個別に継続していた。
 大変だったけど…。
 それぞれ移動距離や拘束時間が極端に長い訳でも無かったし、自分が決めて就いた仕事だから何とかこなせた。


 しかし教習所だけは違った。

 短時間でも慣れない作業の連続で疲れた。


 その冬のシーズン、井上はスキー旅行を繰り返すのだ。




 私は井上がどんな性格なのか見極める事ができなかった。
 「おねだり」に便乗し、「軽口」に同調し流されてしまう。
 (その場の空気に合わせたい気持ちが強く。)
 その結果、身の丈に合わない自動車運転免許の取得に奔走する。

 仮免の時期、丹羽は不穏な態度を見せ始める。
 気が変わったのだ。
 井上は会えば必ず『夏の旅行だけが楽しみ。』『楽しみにしてる。』『旅行へ行く、早く行きたい。』と乗り気で話し、行く気満々だったので信じたし安心してた。
 間際になってくると『費用が足りなかったらバイトする。』と言い出すが、それも信じた。
 井上の言葉を常に信じた。

 6月、井上が全く準備してなかった現実と直面する。
 丹羽は取り付く島の無い態度でいる。

 言葉が通じない
 そう感じた。



 何一つ届かない。
 悔しさも怒りも、理解してない、通じない。


約束を守らない友達~井上理恵と丹羽登紀子
  約束を守らない友達~消えた北海道旅行
  無責任女が夢を砕く~生育環境の落差
  見下すのは平和な家の子
  踏んだり蹴ったり~親切心に潜む悪意  
  甘え慣れた子と無理して合わせる子
  迷惑なおねだり女~欲しがる癖は罪
  
  ふんぞり返った女~太々しさとチープなお土産


  惨めで苦しい夏~要らなかった運転免許

性欲旺盛なアロハの営業活動~格付けする女たち

 女性の価値や幸か不幸かを「男」がいる、いないで判断する。パートナーがいるかどうかで、優劣を決める。自分たちは、優位な立場だと思い込んでいるのだ。
 基準が他者に左右されるのは、希薄で不安定だ。女性を独立した存在として扱っていない。依存心の強さの現れだ。その考え方自体がおかしい。


  *   *   *   *   *   *   *   

 アロハはタリーズで注文したフードを食べながら「これ、あんまり美味しないわ。」と言う。
 長方形の形でパイ生地の中に何かを挟んでいるように見えた。
 クリームを挟んだスイーツなのか、お惣菜系のパテなのかは分からなかったが…。
 5年前の初詣帰り、居酒屋に入った時も料理を「水くさい、美味しくない。薄い。」などと言っていた。
 下に固形燃料があって火を点けて温める小さな鍋の一品だった。
 お吸い物の出汁の味にケチをつけていたのだ。

 あの時、8人の仲間と一緒だったが料理をけなすのはアロハだけだった。

 繰り返し文句をつけていたので印象に残っている。


 カフェのスイーツも、居酒屋の料理も同じだ。
 店の品をけなす、なじる、見下す。
 私の母も同じようにスーパーの既製品をけなし倒して歩いていた。
 自尊感情が低いのだ。

 同席した者はあまりいい感じはしない。

 人の気分を害すのは『配慮の欠如』の現れだ。
 
 AC(機能不全家庭で育った人)の癖や特徴だ。
 身に染み付いた癖なので、条件反射のように言葉に出てしまう。
 けなさずにはいられない。

 何かを見下していないと自分の優位性を示せない。
 自尊感情が低いために、自分を少しでも高く位置付けていないとバランスが取れない。
 心のバランスをとるための方法なのだ。


 アロハが結婚(再婚)できたのは自分が回復したからだと思い込んでいるが、そうではない。
 結婚情報サイトに登録して大勢の人に会ってパートナー探しに力を注いだからだ。
 
 5年前、ミーテイング終了後のフェローで、結婚情報サイトで知り合った男性との交際を話していた。
 相手の部屋に行った時、他に女がいないかどうかトイレの棚の中や引き出しをチェックして回るそうだ。
 結婚前提の出会いでも、早い段階で体の関係を持つのかと思った。
 そんな男の話で目立っていた。
 性欲旺盛だ。

 結婚情報サイトで86人に会い、今のパートナーに決め結婚したそうだ。


 回復しなくても結婚はできる。

 アロハは回復していない。
 そして病的なままの〇ト〇と共依存の関係だ。
 他人の境界線を分かっていない。

 アロハと〇ト〇はパートナーがいるかどうかで、優劣を決める。
 (その時点で〇ト〇には交際相手がいた。
 結婚情報サイトで知り合った人らしい。)

 余計な詮索と的外れなアドバイス。
 こっちは何も相談してないのに勝手に助言する。

 自分たちは回復しパートナーができ、私より勝っていて優位な立場だと思い込んでいるのだ。
 女性の価値も幸か不幸かも「男」がいる、いないで判断する。
 基準は他者に左右される。
 希薄で不安定だ。
 アロハや〇ト〇は女性を独立した存在として扱っていない。
 依存心の強さの現れだ。
 その考え方自体がおかしい。

 パートナーがいてもいなくても人の価値は変わらない。

 健全でも独身の人はいる。

 アロハはただの共依存オバハンだ。
 それ以上でもそれ以下でもない。
 〇ト〇は気付いていない。だから危ない。 


 それにしても…。
 結婚したら生活が安定するはずだと思うが。
 美顔器のセールス、営業活動するのはどういう事だ?

 (〇ト〇も自助の仲間を紹介して欲しいと頼まれ手を貸したのだろう。目的を隠して誘うのは、新興宗教団体の勧誘の手口だ。)
 
          「性欲旺盛なアロハの営業活動」

          2018年 12月の出来事



 自己完結と共依存~病んだ自立と依存
 相互依存と共依存~健全と不健全

 記憶の集合体

二枚舌~言葉の重さを知らない女

 私は井上がどんな性格なのか見極める事ができなかった。
 「おねだり」に便乗し、「軽口」に同調し流されてしまう。
 (その場の空気に合わせたい気持ちが強く。)
 その結果、身の丈に合わない自動車運転免許の取得に奔走する。

 仮免の時期、丹羽は不穏な態度を見せ始める。
 気が変わったのだ。
 井上は会えば必ず『夏の旅行だけが楽しみ。』『楽しみにしてる。』『旅行へ行く、早く行きたい。』と乗り気で話し、行く気満々だったので信じたし安心してた。
 間際になってくると『費用が足りなかったらバイトする。』と言い出すが、それも信じた。
 井上の言葉を常に信じた。

 6月、井上が全く準備してなかった現実と直面する。
 丹羽は取り付く島の無い態度でいる。

 言葉が通じない
 そう感じた。



 何一つ届かない。
 悔しさも怒りも、理解してない、通じない。
       あれも嘘これも嘘~言葉が通じない人達より

 (井上理恵は)
 金銭の節約、倹約など考えた事も無い。
 お金の心配をしたことが無い。
 不安を感じたことなど一度も無いはず。
 

 欲しい何かを我慢して貯金した事がない。
 預貯金できない性格だと知らない。自分を知らない。
 ねだって生きる。
 それが井上の人生観、価値観だから。


 それで1年先の計画を立てる。

 約束の重さも知らない。

 言葉の重さも知らない。

 実行しなかった時、相手がどれだけ傷つくかも知らない。


 井上の「おねだり」が私と丹羽の接点。
 プライベートでは最初から共通の話題が見い出せなかった。
 趣味も価値観も違い過ぎた。
 「どっかへ遊びに。」「旅行に行きたい。」
 そんな井上の『欲しい』が私と丹羽の接点。

 井上のおねだりが無ければ距離があった。
 いい距離を保ったまま、付かず離れずで傷つかずに済んだ。 
  
 自分を知らない女の子は罪だ。

 罪深いと思う。
       迷惑なおねだり女~欲しがる癖は罪より

 なぜあんなにすぐねだる事ができるのか不思議だった。
 遊びに「連れてって、連れてって。」
 車に「乗せて乗せて。」

 甘えるのに慣れてる女の子だ。
 自分を甘えさせてくれる相手をすぐ見分ける。
 嗅覚というやつだろうか…。
 

 物怖じせず気軽にねだる井上に、私は内心驚いた。
 私は、幼少時から物をねだっても買い与えられなかったり、望みを叶えられなかったので、あきらめる癖が付いてる。
 欲しいものを我慢して成長した。
 希望を口にしないで大きくなった。
 決して願望が無い訳じゃない。

 いつもおねだりして願いを聞いてもらえた女の子との落差。
 私は自分からは言い出せない。
 言い出さないが、井上のおねだりに便乗する形でレジャーに加わってた。

 おねだり攻撃する井上と、それを聞いてお世話する丹羽。
 ただ付いて行くだけの私…。



 二人ともこれまで周囲にいないタイプの友達だった。

 そして仲良くやって行きたいと言う気持ちが強く働いた。

 なので無理しても合わせて行こうとした

       甘え慣れた子と無理して合わせる子より



約束を守らない友達~井上理恵と丹羽登紀子
  約束を守らない友達~消えた北海道旅行
  無責任女が夢を砕く~生育環境の落差
  見下すのは平和な家の子
  踏んだり蹴ったり~親切心に潜む悪意  

  惨めで苦しい夏~要らなかった運転免許

裏切るのは豊かな家の子~残酷な旅行計画

 電車とバスを乗り継いで教習所へ通った日々。仮免を取る時期が雪の降る季節にかかった。凍えながらバス停で待った。
 思い返すと涙が出てきた。悔しさは通じない。


 *   *   *   *   *   *   *   *   *

 丹羽登紀子のお父さんは普通の会社員で、お母さんは看護師だと言っていた。
 共働き家庭だ。
 そして兄と弟がいる。
 お兄さんはすでに社会人で働いている。
 働き手が複数いるから、その家の女の子は家事手伝いをする。
 時には家族を駅へ送り迎えをし、家事をしていれば誰にも文句を言われない。

 自分で得た収入で大きな買い物をした事は無い。目標金額のお金を貯めた事が無い。家族におねだりと甘えるのが当たり前の生活。
 子供の頃からのそれが当然の暮らし。
 バイト経験はあっても、それはお小遣い稼ぎ。
 両親は長男の就職祝いに車をプレゼントし、そのお兄さんは休日にスキー、サーフィン、ゴルフを楽しむ。
 郊外の一戸建てに家族5人で暮らす日々。

 それだけの人生つまらないから、電子オルガンを教える。
 収入を得るのが目的ではない。
 人付き合いと社交の場を求めていたのだ。
 

 井上理恵も共働き家庭だ。
 兄が一人いる。
 お母さんは保険の外交員をしていると言っていた。
 普通の事務職より高収入。
 丹羽の母親、看護師長(?)もそうだ。
 お母さんの収入が一家をより豊かにする環境。
 家にいる時間が少ない分、埋め合わせで子供に注がれるのは遊興費、教育費。
 楽器や月謝、楽譜代は親が全部支払ってきたはずだ。
 井上もお兄さんもスキーが趣味らしい。
 兄妹でスキー板など一式を所有し、シーズンには装備して出掛ける。

 井上も丹羽もバイクや自転車を使っていた。
 自宅の駐車場は家族の持ち物でいっぱいに違いない。


 彼女たちが育ったのは、働き手が得た収入を家族のために使う、それが当たり前の家。
 皆が力を合わせて過ごす家。

 深刻なトラブルの無い平穏な家庭。 

 そんな環境で育ち、それが当たり前でいる女の子。
 自由にのびのび暮らしてきた。奔放に遊んでても何も困らない。

 特に大金持ちってわけではない。平均的な家の子だと思う。
 彼女たちの暮らしてきた環境が普通なのかもしれない。
 だけどあまりに甘く何もかもが通用し、平和過ぎる。





 私一人が気の進まない二人を強引に誘った訳じゃない。
 3人の意見をすり合わせて決めた。
 丹羽がまだ行った事の無い北海道へと行き先が絞られて計画を立てた。
 盛り上がったその時の状況は二人が一番よく知ってるはず。
 だからエネルギーと時間と費用をかけて私は教習所へ通った。
 絆を信じて。
 目標がある、そのための免許取得、そう信じて。


 
 欲しいものを我慢して節約した。
 電車とバスを乗り継いで通った。
 雪の降る日が続き、凍えながらバス停で待った。



 
 井上が最終的に旅行できないと返答した後、丹羽は兄がサーフィンやゴルフに行くと話を振ってきた。
 
 丹羽は私が仮免取得したあたりから態度を変え始めた。
 元々免許が有って運転し慣れてる丹羽ひとりに、どうしても負担がかかる。
 だから鬱陶しくなったのだ。

 丹羽は北海道へのレンタカー旅行に行けなかった事を内心喜んでいたと思う。

 だけど私に悪いから、兄のレジャー、サ-フィンはどう?みたいな感じで言ってきたんだ。
 そうやって話がどんどん違う方向へ行く。
 サーフィンにゴルフ…。
 私がそれを始めようとしたらまた一から準備しないといけない。
 教習所に何のために通って免許取ったのか分からないし、それ全く生かせないし、今度は別の、よりお金がかかる遊び。
 もうついて行けないと思った。
 それにお兄さん絡みだとまた肩身が狭いレジャーになる。
 丹羽は自分の兄だから何の気兼ねも無くていい。
 ふんぞり返って大きな態度でいてもいい。気楽だ。
 でも私は違う。それじゃ全然意味が無い。



 
 深い考えとか無い二人。
 その時の思い付きと気まぐれ。

 とにかく荒っぽい。
 教習所へ「もう申し込んだ!?」
 あの時の強引な物言い。
  
 私は両親が離婚した事は話していた。
 母と二人暮らしなのは知っている。
 二人とも私のマンションを訪れた事がある。
 阪急もJRも徒歩すぐで、自転車も要らない便利な場所に住んでるって知ってた。
 知っててこれ…。


無責任女が夢を砕く
 自分が言った事に責任持たずに、最後は家族のせいにする。
 お金を出さない家族が悪いかのような言い訳。
 井上理恵個人との約束のはずが、最後は井上の家族全体と向き合わされてる様な嫌な気分にさせられた。
 どんなに時間がたってもこれに納得できない。

 井上はズルズルと問題を先延ばしにするだけだった。
 言ってる事とやってる事が全く違った。
 蓋を開けてみたら全部が実行されてない。
 
 方向転換をするにも間際過ぎて夏の予定が立たなかった。


 井上は冬の間、スキー旅行を繰り返してたから自分は充分楽しんでてそれでいい。

 私は節約しながらの教習所通いだった。
 夏の大きな計画のための。
 それ2か月前に白紙に…。

 他の友達をあたるにしても、免許を持ってる人なんていない。
 それに急過ぎて。
 夏の旅行に誘っだけど、戸惑ってた。
 付き合ってはくれたけど、ツアー申込は行ける場所が限られ、結局近場で間に合わせるしかなかった。
 特に行きたい場所でもなかった。
 でもそこにするしかなかった。

 惨めで苦しい夏…。


 ギリギリまで騙され続けた感覚が消える事なく残っている。



 同時期に電子オルガンの講師になった人たち。
 仲良くやって行きたいという気持ちがあった。
 趣味が合うとか気心が知れたとまでは行かなかったけど。
 でもまさか。
 ここまでいい加減で、こんな結果になると思ってなかった。



 免許を取ったのが失敗だと悟った。

 自分にとって要らないものを取り込んでしまったんだと思った。

 夢や希望を持ったのが間違いだった。



 肩身の狭いドライブ~善良な人の残酷
 親戚との付き合いは、車がない事を強く意識させられた。
 親戚の中で自分の家だけがそうだった。
 皆が何も持っていなければ比較対象するものが無くて済む。
 だけど家だけが他の親戚とは違った。


 陰鬱だった子供時代を払拭できるような気がした。
  
 プライベートな空間で水入らずのドライブ。

 それは子供時代の私にとって夢のような世界だったのだ。


約束を守らない友達~井上理恵と丹羽登紀子
  消えた北海道旅行~約束を守らない友達


  親切心という名の横暴~傷と損失
  甘え慣れた女と我慢してきた女
  迷惑なおねだり女~欲しがる癖は罪
  あれも嘘これも嘘~言葉の通じない友達
  嫌がらせとチープなお土産~消えない傷


  惨めで苦しい夏~要らなかった運転免許
  二枚舌~言葉の重さを知らない女
  傲慢な子、無責任な子~共働き家庭の弊害

奔放な女の無謀な親切心~残った傷と損失

 二人とも家族というバックボーン、経済力を持った家族込でしか私と関わろうとしない。
 親の車を貸してやればいいだろう。それで気が済むだろう。
 そんな安易な発想だ。
 彼女たちにとっては痛くもかゆくもない。
 
  *   *   *   *   *   *   *   

 井上理恵には手紙を出したら、避けるようになってそれっきり。
 丹羽登紀子は私に運転練習を勧めてきた。
 丹羽の父親所有の車を借りて、郊外の人の少ない場所を走る事になった。
 これが更なる大きな失敗を招く。

 元々、北海道の様な車通りのほとんど無い広い道を走るのなら大丈夫だろうという考えでいた。そこを走る予定で免許を取得した。

 丹羽一人だけでは運転大変だから、それを補助する目的で。
 まず北海道旅行を想定して免許を取ったんだよ。
 それを高槻市の曲がりくねった細い坂や、見通しの悪い田舎道を走る状況になる。
 1~2回は上手くいった。
 そこで止めておけばよかった。
 元の想定とどんどん違ってくる怖さ。

 私も腹立たしさや複雑な感情を抱えたまま、ずっと丹羽に引っ張られる形で申し出に応じていた。


 3度目位だったかやはり田舎道を走っていたら、対向車が見えた。

 「止めて!寄せて!!」
 助手席にいた丹羽が、突然大きな声を出した。
 私は反射的にハンドルを少し左に切った。

 車の方向指示器がガードレールに当たった。
 降りてみると破損していた。

 その修理代は7~8万近くかかった。
 もちろん私が支払った。





 そして思った。
 この人と関わっていると、ろくなことが無い。
 どこか無理して自分が合わせる形になる。
 不自然な状況だから歪が生じる。

 関われば関わるほど事態は悪くなる。

 丹羽登紀子は我が強く押しが強い
 本人はそんなつもりはないのだろうが、強引だ。
 とにかく物言いが強くて命令口調だ。
 どうしても押し切られる形でどんどん自分の本意とは違う方向へと流れて行く。


 本人にそんなつもりはなかったとしても…。
 現実に起きている事は悪質な嫌がらせと同じ位、私に大きなダメージを与えた。

 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 
       


 丹羽は以前、中絶した事があると話していた。
 車の中で避妊を怠って行為に及んで、うっかり…。
 短大卒業後、家事手伝いをしていた時期の事だろう。
 無茶だ、後先考えてない。やり方が荒っぽい。
 自分に対してそうなんだから、他人にも強引で考えなしになるのは当たり前か。

 丹羽は家でくすぶっているのが嫌でこの仕事に就いた。
 外へ出て気を紛らわせたかっただけなのだ。
 収入が必要だった訳ではない。
 最初からこの仕事に就く動機が違ったのだ。


 連絡があっても距離を置くようにした。
 互いに楽器店の同じ先生たちの別グループ(派閥といってもいい)に属するようになった。

 丹羽が関わったグループは、常に行動を共にする結束の固い村社会的な付き合いをしていた。

 グループの山本から旅行のお土産をもらったと、香水を見せられた事があった。
 「あんまり好き違うわ。」丹羽は吐き捨てるようにそう言う。
 その香水は好みではないようだった。
 それでも本人の前では嬉しそうにお礼を言ってたに違いない。

 丹羽はその後、北垣と北海道ツアー旅行に出かける。
 それを電子オルガンの先生(丹羽と私が習っている共通の先生)から間接的に知らされる。
 まるで嫌がらせのダメ押しのように。
 
 またしばらくして丹羽がFS30(電子オルガンの機種)を購入したと聞かされる。
 週の内、数日の短時間の仕事だ。
 普通の会社勤めの様な収入がある訳もない。
 また親が全ての費用を用立てたのか…。
 丹羽は家でくすぶっているのが嫌でこの仕事に就いた。
 女性の友人、コミュニティが欲しかっただけなのだ。
 収入が必要だった訳ではない。
 最初からこの仕事に就く動機が違ったのだ。
 何もかも違い過ぎた。


 口約束だけで消えてしまった夢のようなレンタカー旅行。
 井上理恵はホントに口先だけ
 本人は、ただ冬の間中スキー旅行を楽しんだだけだし。
 家族を盾に約束破りも裏切りも済ませてしまう。
 自分は何の努力もしない。

 二人とも家族というバックボーン、経済力を持った家族込でしか私と関わろうとしない。
 親の車を貸してやればいいだろう。それで気が済むだろう。
 そんな安易な発想だ。
 彼女たちにとっては痛くもかゆくもない。



 私一人が無駄に動き、話が違う方向へ逸れて行った。
 元々の計画は完全に無効になり、経済的損失だけを被った。




 やってられない。


約束を守らない友達~井上理恵と丹羽登紀子
  約束を守らない友達~消えた北海道旅行
  無責任女が夢を砕く~生育環境の落差
  見下すのは平和な家の子
 
  甘え慣れた子と無理して合わせる子
  迷惑なおねだり女~欲しがる癖は罪
  あれも噓これも噓~言葉の通じない友達
  嫌がらせとチープなお土産~不快な結末



  惨めで苦しい夏~要らなかった運転免許  
  二枚舌~言葉の重さを知らない女
  傲慢な子、無責任な子~共働き家庭の弊害

消えた北海道旅行~金遣いの荒い女

 知り合って5か月で1年後の約束をしたのが間違いだった。
 まさか貯金ができない人だなんて夢にも思わない。
 夏の発表会が終わり「旅行に行きたい。」と言い出したのは井上理恵だった。
 能登半島へ井上と丹羽登紀子と3人で2泊3日の旅をした。
 夏の急な旅。
 その後、ゆっくり計画を立て、もっと大きな旅行をしたいという気持ちになった。
 一年後の夏にそうしようという話で盛り上がった。

 私は海がいいと思ったが、丹羽は泳ぐのは嫌で、行き先の希望は北海道だった。

 私と井上は北海道へ旅した事はあった。
 井上は学生時代に船便で行ってユースホステルに泊まる質素な旅だったらしい。
 私はツアー参加でバスで巡るのを経験していた。
 バスは大変だ。
 定期的に土産物屋へ入って全てが分刻み。
 後のほとんどは、バスの中の座り姿勢で長時間。
 かなり疲れると、私はそうこぼした。

 車でなら自由にスケジュールを調整できる。
 それでレンタカーを借り、自分たちだけで動き回る旅がいいよという流れになり…。 

 当時、丹羽だけが免許を持っていた。
 丹羽に、車で遊びに行こうとよくせがんでいたのは井上だった。
 「車に乗せて。」「どっか連れてって、連れてって。」
 臆する事無く甘える。ねだるのが上手い。
 (お兄さんが友達同士でスキーへ行くのにも付いて行くらしい。)


 とにかく1年後の旅行は、レンタカーでの北海道周遊と決まった。

 丹羽は自分一人が運転するのは不安だし、誰かもう一人免許を持っていた方がいいと言う。
 それはそうだ。
 ひとりでドライバーの役目は疲れる。

 井上と私は、免許どうするって話になったんだけど…。

 収入的に井上は無理なようだった。
 じゃあ残っているのは貯金のある私だ。
 もちろん無理矢理ではなく、夢のある計画に気持ちは膨らんだ。

 だけど教習所へ通うのはすぐにではなかった。

 最初にまとまった費用を払い込む事、教習所へ電車とバスを乗り継いで通う事。
 考えるとそう簡単に踏み切れない。


 オルガンのレッスンも続けていたし5級取得を目標にしていた。
 受験すると決めたら、そちらに時間を割くのを優先したい。
 そんな時、先生から実力を蓄えて先に延ばすよう助言があった。
 時間やエネルギーの余裕はできる。

 秋、電車のホームで丹羽が「もう申し込んだ!?」
 私の手首を持って振りながら、強い口調でそう言った。

 最終的に背中を押された形だ。

 そして教習所通いが始まる…。







 申し込んで通い始めたら後には引けないんだよ。

 予定変更するなら申し込む前にしてくれ!
 そう言いたかった。

 結局、北海道へなんて行ってない。

 翌年、6月に井上、丹羽と3人で会った。
 井上は全く資金を貯める事ができなかったのだ。

 「お兄ちゃんがお金貸してくれへんねん。」
 「お父ちゃんがお金貸してくれへんねん。」
 「お母ちゃんがお金貸してくれへんねん。」
 
 これが井上の言い訳だった。
 これを聞かされた時、唖然とした。
 あまりに違う、全然違うと心の中ががヒリヒリした。

 スキー旅行を散々繰り返した後、バイトでお金を貯めると言っていたが口先だけだった。習い事をいくつも始め。
 言ってる事とやってる事が全然違った。
 それを考えるとたまらなかった。
 だったら、教習所に申し込む前に変更してよ!!
 大きな声で叫びたかった。
 自分は何一つ我慢せずに目先の楽しみを最優先。
 その場しのぎに実行する気もない事をペラペラしゃべって、最後は兄や親に頼る気だった。
 困ったら家族にねだるつもりでいた。
 自分が何とかする気なんて全然なかった。
 
 ギリギリまで先延ばしにし…。



  
 お金を貸さない家族が悪いかのような言い訳。
 私は井上理恵の家族と約束した訳じゃない。
 何かと言えば「お兄ちゃんが、お母ちゃんが、お父ちゃんが。」


 こんな幼稚な性格とは知らなかった。

 丹羽は2月にすでに行く気を失くしていた。
 私が仮免許中の事だ。
 「え~?行くの~!?」と悪びれる様子もなく平気で言う。
 2対1で味方がいない。
 取り付く島が無い。
 二人に私の気持ちは分からない。



尼崎の異常な家庭№12
  肩身の狭いドライブ~善良な人の残酷
約束を守らない友達~井上理恵と丹羽登紀子
  無責任女が夢を砕く~生育環境の落差
  見下すのは平和な家の子
  踏んだり蹴ったり~親切心に潜む悪意  
  甘え慣れた子と無理して合わせる子
  迷惑なおねだり女~欲しがる癖は罪
  あれも嘘これも嘘~言葉の通じない友達
  裏切りとチープな財布~不快な結末

「井上理恵と丹羽登紀子~約束を守らない友達」

 知り合って5か月で1年後の約束をしたのが間違いだった。
 まさか貯金ができない人だなんて夢にも思わない。
 夏の発表会が終わり「旅行に行きたい。」と言い出したのは井上理恵だった。
 能登半島へ井上と丹羽登紀子と3人で2泊3日の旅をした。
 夏の急な旅。
 その後、ゆっくり計画を立て、もっと大きな旅行をしたいという気持ちになった。
 一年後の夏にそうしようという話で盛り上がった。

 私は海がいいと思ったが、丹羽は泳ぐのは嫌で、行き先の希望は北海道だった。

 私と井上は北海道へ旅した事はあった。
 井上は学生時代に船便で行ってユースホステルに泊まる質素な旅だったらしい。
 私はツアー参加でバスで巡るのを経験していた。
 バスは大変だ。
 定期的に土産物屋へ入って全てが分刻み。
 後のほとんどは、バスの中の座り姿勢で長時間。
 かなり疲れると、私はそうこぼした。

 車でなら自由にスケジュールを調整できる。
 それでレンタカーを借り、自分たちだけで動き回る旅がいいよという流れになり…。 

 当時、丹羽だけが免許を持っていた。
 丹羽に、車で遊びに行こうとよくせがんでいたのは井上だった。
 「車に乗せて。」「どっか連れてって、連れてって。」
 臆する事無く甘える。ねだるのが上手い。
 (お兄さんが友達同士でスキーへ行くのにも付いて行くらしい。)


 とにかく1年後の旅行は、レンタカーでの北海道周遊と決まった。

 丹羽は自分一人が運転するのは不安だし、誰かもう一人免許を持っていた方がいいと言う。
 それはそうだ。
 ひとりでドライバーの役目は疲れる。

 井上と私は、免許どうするって話になったんだけど…。

 収入的に井上は無理なようだった。
 じゃあ残っているのは貯金のある私だ。
 もちろん無理矢理ではなく、夢のある計画に気持ちは膨らんだ。

 だけど教習所へ通うのはすぐにではなかった。

 最初にまとまった費用を払い込む事、教習所へ電車とバスを乗り継いで通う事。
 考えるとそう簡単に踏み切れない。


 オルガンのレッスンも続けていたし5級取得を目標にしていた。
 受験すると決めたら、そちらに時間を割くのを優先したい。
 そんな時、先生から実力を蓄えて先に延ばすよう助言があった。
 時間やエネルギーの余裕はできる。

 秋、電車のホームで丹羽が「もう申し込んだ!?」
 私の手首を持って振りながら、強い口調でそう言った。

 最終的に背中を押された形だ。

 そして教習所通いが始まる…。







 申し込んで通い始めたら後には引けないんだよ。

 予定変更するなら申し込む前にしてくれ!
 そう言いたかった。

 結局、北海道へなんて行ってない。

 翌年、6月に井上、丹羽と3人で会った。
 井上は全く資金を貯める事ができなかったのだ。

 「お兄ちゃんがお金貸してくれへんねん。」
 「お父ちゃんがお金貸してくれへんねん。」
 「お母ちゃんがお金貸してくれへんねん。」
 
 これが井上の言い訳だった。
 これを聞かされた時、唖然とした。
 あまりに違う、全然違うと心の中ががヒリヒリした。

 スキー旅行を散々繰り返した後、バイトでお金を貯めると言っていたが口先だけだった。習い事をいくつも始め。
 言ってる事とやってる事が全然違った。
 それを考えるとたまらなかった。
 だったら、教習所に申し込む前に変更してよ!!
 大きな声で叫びたかった。
 自分は何一つ我慢せずに目先の楽しみを最優先。
 その場しのぎに実行する気もない事をペラペラしゃべって、最後は兄や親に頼る気だった。
 困ったら家族にねだるつもりでいた。
 自分が何とかする気なんて全然なかった。
 
 ギリギリまで先延ばしにし…。



  
 お金を貸さない家族が悪いかのような言い訳。
 私は井上理恵の家族と約束した訳じゃない。
 何かと言えば「お兄ちゃんが、お母ちゃんが、お父ちゃんが。」


 こんな幼稚な性格とは知らなかった。

 丹羽は2月にすでに行く気を失くしていた。
 私が仮免許中の事だ。
 「え~?行くの~!?」と悪びれる様子もなく平気で言う。
 2対1で味方がいない。
 取り付く島が無い。
 二人に私の気持ちは分からない。



尼崎の異常な家庭№12
  肩身の狭いドライブ~善良な人の残酷
約束を守らない友達~井上理恵と丹羽登紀子
  無責任女が夢を砕く~生育環境の落差
  見下すのは平和な家の子
  踏んだり蹴ったり~親切心に潜む悪意  
  甘え慣れた子と無理して合わせる子
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  あれも嘘これも嘘~言葉の通じない友達
  裏切りとチープな財布~不快な結末


  惨めで苦しい夏~要らなかった運転免許

「10の秘密」最終回 感想

 10年前、あの火事の夜、由貴子が目撃したものとは…。
 圭太は警察に由貴子から連絡があったと伝えますが、待ち合わせの時間は嘘を言います。
 パスポートを持っている限り、由貴子は自分に会うだろう。
 会って受け取ろうとする。直接会って聞きたい事がある圭太。

 あの火事の夜、由貴子が何かを目撃したのではと質問します。
 二手に分かれて瞳を探し、彼女は1時間ほど戻って来なかった。

 別荘から逃げ出す長沼を由貴子は見ます。
 帝東建設の次期社長候補だと気づきます。
 顔にはベッタリと血がついています。

 後をつけ、水で血を洗い拭き取る長沼を見ています。

 火事の原因を警察に話そうとする由貴子。
 しかし圭太は瞳のために秘密にしようと反対します。
 
 圭太や瞳と穏やかに暮らす小さな幸せ。
 それとは別の上へ行く道。
 由貴子は帝東建設の顧問弁護士になり上り詰める道を選びました。
 長沼を脅迫し、黙っている代償として地位を得ます。

 二人が違う道を歩き始めるきっかけはそれでした。

 自分が警察に申し出るのを止めたせいで、由貴子が離れていったと知ります。

 幸せになろうとしたが、なれなかった。
 そう話す由貴子。

 パスポートを地面に置く圭太。

 背を向け歩き始めます。
 振り向くと由貴子もパスポートも消えていました。


 さすが仲間由紀恵。
 向井理と対峙するシーン、圧巻でした。

 夫と子供を捨て、選んだ道は投資に失敗して借金を抱え、更に会社の偽装建築をネタに恐喝して大金を手に入れる犯罪者の道でした。
 そこには何もない。あるのは孤独でお金だけに執着する人生。
 それでも引き返せない。
 誰にも頼らず、誰も愛さず、たった一人で生きる道を選ぶ。
 そんな女性の生き様を、演じ切りました。
 存在感と凄み…。

 何か圧倒されましたね~。




 最初の2、3話目はどうなる事やらと思いましたが。
 由貴子の悪役に徹した姿はブレませんでしたね。
 圭太は元妻、そして娘を全く理解していない単純思考でダメな男を演じ、後半は人の気持ちを理解し自分のあるべき姿を発見する感じが良かったです。

 佐野史郎や渡部篤郎も渋かった…。
 かなり悪そうに見えたけど。
 仲間由紀恵にはかないませんでした。笑)


あらすじ Yahoo!テレビより
死んだと思われていた由貴子(仲間由紀恵)の生存が確認された。由貴子が生きていることを知った圭太(向井理)は、瞳(山田杏奈)のためにも今度こそ由貴子と決着をつけようと決意する。一方、翼(松村北斗)は新聞記者の只見(長谷川朝晴)の手を借り、10年前に母親を死に追いやった長沼(佐野史郎)を糾弾しようとするが、決定打に欠け、あと一歩のところで攻めあぐねていた。

「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」最終回 感想

 直輝とリコの心に焦点が絞られた最終回でした。直輝はレンを利用し、復讐に取りつかれた生き方をしてきました。けれどリコの存在が直輝の心を動かします。
 またリコは母親、麻衣子に受け入れられ長い間の苦しみから解放されます。檻の中に閉じ込め、自分を殺そうとまでした母親でしたが、面会し互いに感謝の気持ちを伝えます。
 リコは自分を消してレンに体を空け渡すと決めました。
 直輝に早く催眠をかけるように言います。
 しかしリコを愛した直輝は別れを惜しみます。
 抱きしめてキスします。

 直輝とリコの悲恋で締めくくられました。

 レンは直輝の記憶を消され、日常に戻ります。

 一方、直輝は鏡に向かってシロップをたらします。
 レン、リコ、ミスパンダの記憶が消えていきます。


 ある日、パンケーキのお店に入るレン。

 注文しパンケーキが運ばれてきます。
 ひとつテーブルを置いた席に直輝が座っています。

 二人とも同時にシロップをたらします。

 そして互いを見つめます…。


 レン、消えなくて良かった。
 そして記憶を残したままの二人ではなく全てリセットした二人として再会し。

 何かが始まるのでしょうか

 もう余計なものを入れない、それぞれの心情に焦点が当てられたいいラストでした。

 

 清楚なレン、姉御肌のリコ、天真爛漫なミスパンダを演じ分けた清野菜名。

 そして直輝を演じた横浜流星。

 二人ともカッコよくて魅力的でした。


あらすじ Yahoo!テレビより 
リコとなったレン(清野菜名)が直輝(横浜流星)の復讐を身をていして止めてから1カ月がたつ。レンとの思い出やミスパンダとなった彼女との日々を振り返った直輝は、春男(升毅)らがいる囲碁喫茶を訪れる。直輝は謝罪の言葉を口にするが、憤る春男から暴言を吐かれてしまう。世間に‘コアラ男誘拐事件’の真相が広まる中、佐島(佐藤二朗)と会った直輝は、ある覚悟を決める。


「知らなくていいコト」最終回 感想

 着地点をここにしたのかって思います。ケイトと尾高はすぐには結婚しないと予想しました。でも尾高の奥さんが離婚を承諾し子供を置いて行くとは…。シングルファーザーになった尾高。
 これで子供に責任を持つ、守るというテーマが貫かれたのか?
 次の世代に対する「愛」ですよね。

 ケイトは子供を捨てるような尾高を受け入れられず。
 今度は一緒に育てようと言われても、尾高は仕事で才能を発揮し輝いているケイトが好きなのであって。
 育児や家事にウエイトを置く所帯じみたケイトなどお断りで…。

 本当にタイミングが合わずに上手くいきませんでした。


 週刊誌の記事も、過去の事件の真相など暴かなくて良かったと思いました。
 すでに過ぎ去った物事。

 「知らなくていい」と乃十阿が自分の人生を犠牲にして訴えたのですから。


 不思議なドラマでしたね。

 編集部の描写はリアルに感じました。
 活気あふれる記者たちの姿。
 現代の「狩り」をする人たちの生き様ですよね。

 野中春樹の名前は村上春樹を意識しての遊び心
 重岡大毅、熱演でした。

 

 ケイトと尾高、この先15年くらい経てパートナーとして再び歩き出すかもしれません。
 そういう事を何となく思いました。


あらすじ Yahoo!テレビより
乃十阿(小林薫)が幼い息子をかばって罪をかぶった可能性を聞いたケイト(吉高由里子)は、尾高(柄本佑)の制止を聞かず、乃十阿の息子が住むドイツへと旅立つ。そんな中、岩谷(佐々木蔵之介)は、帰国したケイトに再び事件の真相についての手記を書くよう迫る。一方、会社を休み続けている野中(重岡大毅)は、ある決断をしようとしていた。

「10の秘密」第9話 感想

 やっぱり生きてたよ~由貴子。笑)二本松って由貴子に雇われてるだけの間柄??主従関係みたいのが出来上がっていそう。二人とも空港での黒づくめの風貌といい、スパイ物じゃん。笑)
 長沼社長は翼ママの愛人だったのか~。その頃から偽装建築してて、その愚痴を彼女に漏らして、別れ話の際にそれバラすって脅されたんだね。(・・。)ゞ

 いろいろな事が見えてきましたよ。

 10年前の別荘での火事、まだ何か秘密があるのでしょうか?

 長沼社長の口ぶりではそんな感じ。
 
 そして圭太パパは自分のみっともなさを認め、それも包み隠さず娘の瞳と向き合う覚悟を決めました。

 これで良かったよ。(#^^#)  




あらすじ Yahoo!テレビより
由貴子(仲間由紀恵)を乗せて去った小型船の爆発は、事故ではなく故意である可能性が浮上し、警察は元夫の圭太(向井理)にも疑いの目を向ける。10年前の火事についても新事実が判明。翼(松村北斗)は別荘で目撃した男が竜二(渡部篤郎)だと思っていたが、竜二は関与を否定し、圭太と翼に驚くべき秘密を打ち明ける。そんな中、瞳(山田杏奈)が帰宅すると怪しい人影が…。


「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」第9話 感想

 真相に説得力が無くてがっかりな感じですね。あずさ(白石聖)の兄がコアラ男。妹に頼まれ自作自演の誘拐劇を企て、更に哲也(田中圭)を撃ち殺す事態に。ここまで言いなりになる心理がほとんど描かれていないし理解不可能。
 縛られていたレンからミスパンダを呼び出すのに、ロウソクのロウを使うとは…いろいろ工夫はしてるんだなと思いました。笑)
 
 結局、ミスパンダとリコの境界がほとんど消えて、リコは直輝(横浜流星)が犯罪者になるのを阻止するためにあずさをかばって刺されます。
 こんな場面「知らなくていいコト」にもあったよ。笑)

 突き飛ばすか体当たりすればいいのに。
 それだけ愛が深いってこと?




 一つのドラマの中にサイコパスの女性が二人も登場。
 麻衣子(山口紗弥加)とあずさ。
 貫禄では山口紗弥加の勝ちかも。

 門田(山崎樹範)の部屋を訪れ、懇願したり凄んだり。
 異常者の感じが怖かった。演技力ですよね。

 

 Mr.ノーコンプライアンス(佐藤二朗)は子供を上手く育てられなかった。
 そして、それぞれの局面で対応を間違えた。

 神代(要潤)にその心情を話す佐島は穏やかな表情でした。

あらすじ Yahoo!テレビより
佐島(佐藤二朗)が哲也(田中圭)の殺害を自白し、世間に激震が走る中、神代(要潤)は直輝(横浜流星)を訪問。すると、直輝からまだ復讐は終わっていないと言われ驚く。その後、直輝の元にレン(清野菜名)を拉致した‘コアラ男’から連絡が入る。制限時間内に8年前の誘拐事件の現場に来ないとレンを殺すという。焦る直輝は、あずさ(白石聖)に協力を求め、現場にたどり着くが…。



「ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~」最終回 感想

 晶(シシド・カフカ)、マニッシュでクールでいいですね。
 だけど富山泰之(中村梅雀)に書店の常連さん、野々村(松尾貴史)や柿崎(中村靖日)のキャラがホームドラマのような、のほほんとした空気感を出していて、「あれ?」みたいな。笑)
 今回も晶の行方が分からず、監禁されているのに。
 その割に書店の人たちの反応の無さが気になりました。

 主人公があんな危険な目に遭っているのに。
 イマイチ緊張感が無く。
 シシド・カフカの持ち味とは対照的。
 チグハグな感じ。
 同じドラマの登場人物とは思えない。笑)




 それにしても陰惨なゲームの内容でした…。

 滝沢(大鶴義丹)は動物の被り物をしていた自分の娘を撃ち殺してたんですね。
 あり得ない。

 亜寿美(筒井真理子)は娘の替え玉を受け入れられずに自殺。
 それ当たり前でしょ?
 自分の娘とは別人を、いきなり替え玉であてがわれても。
 正常な人でも変になりますよ。




 岡田(間宮祥太朗)は正義を貫きました。

 資産家は権力を手に入れると狂うのか…
 

あらすじ Yahoo!テレビより
美和(田中珠里)の母・亜寿美(筒井真理子)から電話を受け、事務所を出た晶(シシド・カフカ)は突然、何者かに襲われ、監禁される。何とか逃げ出した晶は、亜寿美が自殺したことを知る。さらに岡田(間宮祥太朗)から、滝沢(大鶴義丹)や亜寿美と親しかった野中(羽場裕一)が良からぬゲームをしていると聞く。そのゲームにミチル(井頭愛海)も参加するつもりだと知った晶は…。

他 キャスト
カナ(黒崎レイナ
綾(小野花梨

「知らなくていいコト」第9話 感想

 ケイトと尾高の恋が進展してからなぜか面白みが薄れてしまった。この二人の関係はストイックでプラトニックだからこそ視聴者がそそられるんじゃないのかな?
 ここまで来るともう好きにすればみたいな…。
 それほど応援しようと思えない。尾高の妻子の事を考えると。
 結婚を早まった尾高が後先考えない、計画性の無い無責任な人になってしまうし。

 また、乃十阿は誰かをかばって無実だというのも、多くの視聴者が推測していました。
 これもヒロインにとって都合が良過ぎる展開。


 ヒロインはどこまでも愛される女性だし、困っている時は白馬に乗った王子様か騎士が現れて救ってくれる。

 そんな現代の夢物語のようも思えます。

 脚本家の強い自己陶酔と自己主張の世界なのか?
 それともテレビドラマの枠組みに収めるためなのか?



 尾高(柄本佑)のスタジオにかくまわれた乃十阿(小林薫)との会話、当り障りのない不思議なやり取りでした。


 そして野中をここまで最低男に描くとは…。
 もう少し人間性の深みのようなものを、見せてくれるのかなかって期待してたんですけど。

 尾高の比較対象物。
 偏り過ぎですね。笑)







 この物語はどこへ行く!?

 最終回の最後まで見ないと分からないですが。
 とにかく来週が待ち遠しいですね。

あらすじ Yahoo!テレビより
ケイト(吉高由里子)に手記を書かせろと上層部に促された岩谷(佐々木蔵之介)は、ケイトを呼び、ある提案をする。そんな中、テレビの大食い番組の準決勝で女王に敗れた挑戦者から、番組は‘やらせ’との密告が入る。ケイトは福西(渕野右登)と生放送の決勝を見学し、番組ADに注目。一方、尾高(柄本佑)は、報道陣が自宅に押し寄せた乃十阿(小林薫)をスタジオにかくまう。



「10の秘密」第8話 感想

 菜七子(仲里依紗)の秘密がやっと明かされました。宇都宮(渡部篤郎)に男と一緒の写真を撮られ、脅されてたんですね。お金をもらって一夜限りの相手との遊び。そしてなぜそんな事をするようになったのかも圭太(向井理)に打ち明けます。

 圭太は宇都宮を呼び出し、写真を消去するように詰め寄ります。
 そして菜七子に回し蹴りしろと。 
 

 由貴子(仲間由紀恵)は宇都宮から3億円を受け取り車で去りますが、圭太が後を追います。
 ホテルに入る由貴子。

 部屋で3億円の入ったキャリーケースを開いている由貴子。

 そこへ非常ベルが鳴ってドアをノックする音が。
 火事を知らせる従業員。
 急いで部屋の外へ出て荷物を運ぼうとします。

 別の従業員がぶつかってキャリーケースを倒します。
 由貴子は慌てて触らないようにと抱え込みます。

 二本松が車で迎えに来ます。

 追いかけてくる圭太。
 菜七子も警察官と共にやって来ます。
 
 由貴子を乗せて船は岸を離れていきます。

 しかし圭太と菜七子はホテルの従業員に成りすました協力者たちと、由貴子のバッグからパスポートを抜き取っていました。


 去っていく船。突然、爆発音と共に火が…。



 まるでスパイ物みたいな展開でした。笑)
 由貴子をここまではめるなんて、頭脳戦でしたね。
 

 お金に気を取られ、大切なパスポートを奪われた由貴子。
 だけどここで退場するとは思えません。
 爆破を仕掛けたのは由貴子で、逃げて生き延びてる気が…。



あらすじ Yahoo!テレビより
竜二(渡部篤郎)と手を組むことにした圭太(向井理)は、帝東建設の不正の証拠を週刊誌にリーク。ところが、竜二を尾行していた翼(松村北斗)から、菜七子(仲里依紗)が竜二と会っていたと聞かされ、がくぜんとする。彼女らしくない行動に疑問を抱いた圭太が問い詰めたところ、菜七子は長年の秘密を告白。一方、由貴子(仲間由紀恵)は3億円がある人物の手元にあることに気付く。




「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」第8話 感想

 リコとミスパンダの境界が曖昧な感じになってきましたね。リコはレンのために自分が身を引く気がします。体は一つしかないんですよね。元々リコ自身だったものが、レンの記憶に書き換えられたので。それは複雑ですね。
 直輝は父親を殺した犯人に復讐する事に集中。
 でないと先へ進めないと言います。

 
 Mr.ノーコンプライアンス(佐藤二朗)の演技が大げさ過ぎて。
 キモいのひとこと。
 ちょっとやり過ぎ。

 横浜流星はこれまでの回には見られない熱演だった。
 しかし佐藤二朗の異様さに味が薄くなった様な気が…。

 あずさとレンは直輝を廻って3角関係ですが。

 直輝はあずさに利用してたと正直に言いますが、それでもあずさは協力すると。
 後ろからギュッと抱きつきます。
 直輝、モテモテですね。

 あずさは父親である法務大臣、佐島源造の部屋を探ります。
 デスクの引き出しと額の中を開けて地図の位置情報を表す数字を発見します。


 直輝は再びミスパンダになって欲しいとレンに頼みます。

 やっぱりモテモテな人は得しますよね。

 彼女たち、お願い事は何でも聞いてあげてる…。
 

 直輝は誰を選ぶのか…



あらすじ Yahoo!テレビより
8年前の誘拐事件の犯人が哲也(田中圭)だと報道され憤る直輝(横浜流星)は、神代(要潤)から証拠を突き付けられる。レン(清野菜名)は逮捕された麻衣子(山口紗弥加)と面会するが、レンかリコかと尋ねられて戸惑う。そんな中、直輝はMr.ノーコンプライアンス(佐藤二朗)と対峙(たいじ)し、彼が哲也の殺害犯ではないかという疑いをぶつける。そんな直輝を、あずさ(白石聖)が呼び出し…。

「ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~」第6話 感想

 「援助交際」略して「援交」、それに「神待ち」。泊めてくれる代わりに差し出すものが要る。暗黙の了解。いつのまに、こんな決まり事が出来上がり蔓延していくのか。
 深い闇は確かに今の時代。
 現代のお話だけど。
 古本屋の黒電話。
 これを見た時の不思議な感覚。
 いったい、いつの時代なのか分からない世界観。

 
 スタジオのセットだと露骨に分かるようにしてあるのだろうか?
 映し出される画面には昭和の匂いさえ感じる。

 晶(シシド・カフカ)の熱の無い仕事ぶり。
 探偵事務所の仲間たちが協力して事件の真相に近づいていく。

 背景や謎の一部はアケミ(大後寿々花)が説明口調で語ってくれたので、かなり分かってきました。
 アケミという名も昭和の匂いがする。
 他のゲストの女の子たちと空気が違う。
 コスチュームも何もかも。
 分かりやすいセリフの言い回しだ。
 吉本新喜劇の舞台に出てきそう。




 マンションの管理人さんの反応が極端で驚いたし。
 
 ゲームとはいったい何なのか?
 

あらすじ Yahoo!テレビより
晶(シシド・カフカ)に、美和(田中珠里)や綾(小野花梨)とよく一緒にいたという若い女性・カナ(黒崎レイナ)についての新たな情報がもたらされる。そんな中、晶はミチル(井頭愛海)の父・義光(木下ほうか)の依頼により、ミチルと探偵事務所で共同生活を開始。彼女の境遇を知ることになる。

第5話 
先輩探偵・村木(池田成志)の強引な誘いで、晶(シシド・カフカ)はリゾート会社会長・滝沢(大鶴義丹)の依頼を受ける。高校生の娘・美和(田中珠里)の行方を、友人・ミチル(井頭愛海)から聞き出してほしいというのだ。奇妙な依頼に戸惑いながらも、晶はミチルに接触。ミチルはなぜか挑戦的な態度を取る。そんな中、ミチルの友人・綾(小野花梨)が殺される事件が起きる。





「知らなくていいコト」第8話 感想

 尾高(柄本佑)は離婚するかもしれませんね。ドラマの流れとしてはそう感じます。でもケイト(吉高由里子)とすぐには結婚しないと思う。一緒に暮らすのも当分は無いのでは?いずれは同居するかも。ただ、事実婚のような籍を入れずにパートナーとして暮らす。時代の先を行く二人なら、そういうのもいいなと思えます。
 尾高さんは生まれたばかりの子供への愛もあり。
 責任もあり。

 乃十阿(小林薫)の事件の真相がこれから。  
 どんな「知らなくていいコト」が明かされるのか。
 
 杏南(秋吉久美子)も罪なことするよね。
 何も言わずに亡くなれば、ケイトも父親が誰かなんて興味を持たずに平穏な人生を送っていたと思います。

 キアヌ・リーヴスなんて突拍子もない。
 何でそんな人の名前を出したのか。
 何も言わなければ、スルーしたよね。



 あと尾高と野中春樹(重岡大毅)の両極端な描き方。
 対比のさせ方が凄過ぎてちょっと引きますね。
 これでもかという位の野中の卑屈な行動。
 ケイトに姿を見せたくないので床にはいつくばって落とし物を探すふりをしたり。

 
 春樹を演じる重岡大毅、よくこの役引き受けたなぁって。
 醜さと弱さと屈折した愛。
 このドラマの見どころの一つかも…。


あらすじ Yahoo!テレビより
仕事に復帰したケイト(吉高由里子)は、国会議員の資金管理団体で‘金庫番’を務めていた相田の自殺の真相を追い、消えた帳簿を探すよう岩谷(佐々木蔵之介)から命じられる。その狙いを聞いたケイトは、早速、相田の自宅を訪ね、妻・依子(遠藤久美子)に取材を申し込むが、拒絶されてしまう。尾高(柄本佑)がケイトのことを気に掛ける中、他社の誌面にケイトに関するある記事が掲載される。