浪費する親子

 記事にしている坊やは、13年間教室に通ってくれた。
 はじめは自転車で通えるところに住んでいて、中学2年の終わりに隣接する市へ引っ越して行った。一家は社宅を出てマイホームを購入されたんだね。
 その時、チャンスだと思ったんだろう、レッスンを辞める旨伝えて坊やは子供なりに私に挨拶をして帰っていった。でも2週間後、連絡先のセンター経由で辞めずに継続しますと、ママの意向が伝えられた。
 
 坊やを少しかわいそうには思ったけど、中学生なので保護者のお母さんの意思に沿って、レッスンを続けることにした。
 遠方から通われていることに、長い間感謝していた。
 多少不快なことがあっても、大切な生徒だから仕方ないと受け止めて歩いてきた。

 だけどそういう気持ちは通じなかった。この二人には。

 それにこんな非合理的な習い方は無い。
 多忙で家での練習時間が取れないなら、近くの教室に変わればいい。
 車で往復1時間強を練習時間に当てられる。
 教室を変わるとき、楽器店が違うから入会金が最初要るけど、それは一回きりだし後は費やす時間もエネルギーも圧倒的に少なくて済む。
 合理的だし自然だよ。

 統一された健全な形じゃないよ。
 坊やは優しい男の子だから、ママに表立って反抗はしない。
 すぐに折れて合わせる振りをする。
 だから話が限りなくややこしくなる。






この記事へのコメント

この記事へのトラックバック