決断力の鈍い奴

 「趣味で続けるか、先生を変わるかどちらか決めて欲しい。」
 そう打診した時、君は本音を吐露するなんて考えらなかった。
 だからメールの返事も打てない。
 こういう窮地に立たされた時の反応の遅さ、決断力の鈍さ。

 無視してしまう以外方法が見つからなかった。
 母親の延長線上に居る相手だから本心を言えない。




 3日後には「自分の考えと母親の意見を簡単でいいから教えて。」
 と再度メールした。
 君と母親、異なる意見が二つ出てきて当たり前。
 だから両方聞かせて欲しいと。
 それをこの人は分かってない。
 いくらでも返事はできたはずなのに。

 完全に背を向けてしまってる大人の生徒を指導するのは、不可能。




 三人での話し合いの後、方針を変えることなく継続されたレッスン。
 黙々と何かに追われるように。
 君は更にガードを固めて本心を隠し続けて通い続けた。
 それでも誤魔化せない。

 受験希望日程もこちらが聞かないと言わない。
 申込手続きをしたのかどうかも毎回ハッキリしない。
 これまでと同じ。こっちは週単位で事態が動くのを待つしかない。
 いつも立ち止まって待ってるだけ。
 指導する側に情報を止めてしまうのは、本当に無意味な行為。
 
 消極的どころか嫌がってるんだよ君は。
 そんなのバレバレじゃん。
 いくら本音を隠そうとしたって、行為に現れ過ぎててどうしようもない。
 胸の内を明かさないから世界は広がっていかない。
 母親のテリトリー内でグズグズとこもっているだけ。





 闘うわけでもなく従うわけでもなく。

 この中途半端な気持ちの悪さといったら、なんとも言えない。

 不完全燃焼。

 こういう状態に付きあわされる方の身になって欲しいよ。








ノンフィクション
『エリート志向の闇~平気で嘘をつく子供』

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