「PERFECT BLUE」感想

 8月24日に46歳という若さで亡くなられた、今敏監督の作品です。

 (ネタバレなし。犯人の名前は書かないので読んでね。)


 サイコサスペンスということで、劇中劇に精神科医が登場する。

 なのでこの手のドラマや映画のよくありがちなパターンに納まるのかと…

 そう思いきや、意外な展開へと。

 ラスト数分は息もつけない。





 ホラー映画によく使われるシチュエーションとして、エレベーターがあるよね。

 ドアが開く瞬間。ドアの向こうに何かが潜んでいるに違いない。

 観る側の想像力によって恐怖が大きくなる。

 開いたドアの向こうには、ただラジカセだけが床に置いてある。

 大音響を鳴らして。

 場面が切り替わると既に惨劇は終わった後だ。

 更に物語の進行と伴に、凄惨な場面が現状が描かれる。

 宅配ピザですか…そう来たか。

 当たり前の事だけど、自分が注文してるんだから配達の人が来たら何の警戒心も無くドアを開けるよね。

 何の警戒心も無いその無防備な状態を狙って。
















 ギャ~~~!!    …だよね(汗)
 

 いや~怖かった(汗)

 
 アニメだけど実写の様な街のリアルさ。

 ヒロイン未麻の部屋の中の様子も本当に生活してる感じがよく出てる。

 この未麻の部屋を何度も繰り返し観る事で、部屋の状況を覚えていく。

 それが後々大きな見せ場へとつながって行く。

 水槽の中の魚が違う事や、剥がしたはずの壁のポスターも、そして何より驚くのはカーテンを開けると全く違う景色が見える事。

 この怖さといったら…(いやもちろんこの後のシーンの方が断然怖いんだけど。)

 激しい動きのあるシーンとは対照的な、この細部の静かでリアルな描写。

 観る側に繰り返し刷り込まれていく情景が、後の恐怖を煽り立てる。

 最高に盛り立ててるよね。

 
                                      


 ラジオ放送のスタジオから一気に走り出て、階段を駆け下りて雨が降る雑踏を駈けて、追いかけて行く場面。その流れるような滑らかな動きと細かな動作は凄い。これアニメなんだと、改めて驚嘆。 



 ヒロイン未麻の強さが物語の最後に救いもたらしてくれる。



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この記事へのコメント

2010年09月28日 00:50
kanataさん、はじめまして!
コメントありがとうございました☆
こうしてブログを通して輪が広がっていくのって、いいですね。
私は映画大好きでレビュー中心ですが、これからもよろしくお願いいたしますね☆

今敏さん、残念でしたね。
若い偉大な才能が失われて、日本は大きな痛手だと思います。

「パーフェクトブルー」凄い作品ですよね。
夢か現実か分からなくなっていくかんじ、本当に作品にのまれてしまいそうです。
「パプリカ」も凄いですよ、ごらんになりました?
kanata
2010年09月28日 21:02
早速コメントいただき嬉しいです。まだ~む♪
こちらこそよろしくお願いします!
「パプリカ」 まだ観てないですねェ。

劇場に足を運んだりレンタルからも遠ざかってましたからね~。
コリン・ファースで思い出すのが「アナザー・カントリー」だし\(^o^)/映画に関しては浦島太郎状態ですね(笑)
今誰が好きかって「シークレットウインドウ」のジョニー・デップ位で…
「スリーピー・ホロウ」とかもまあまあ。
変な髭があったり白塗りコテコテメイクはあまり好きじゃないですね。(笑)

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  • 「PERFECT BLUE」今敏監督映画

    Excerpt: ヴェネチア国際映画祭でも大絶賛だった、今敏監督映画「パプリカ」を見る前に、やっぱりおさえておかなくては・・・・ということで、「PERFECT BLUE」を見た。 Weblog: ノルウェー暮らし・イン・London racked: 2010-09-28 00:46