「LADY~最後の犯罪プロファイル~」第2話感想

 柘植(ユースケ・サンタマリア)からCPSに協力要請が入る。

 一人暮らしの女性が部屋のクローゼットで遺体で発見される。
 死因は毒物によるもので、彼女は赤いダッフルコートを着た状態で吊るされていた。同様の手口で一ヶ月前にも女性が一人殺されている。被害者はストーカーの被害届を出しており、犯人は同一人物と考えられる。

 翔子(北川景子)は現場、寺田(要潤)は遺体と意見は分かれる。
 チーフの結城(木村多江)は二人を別々に行動させる。

 新堀(平岡祐太)はCPS内で現状のデータ分析に専念する…。



 
 

 小さな妹の世話をし、妹のためだけに生きてきた姉。
 なのに大きくなったら、恋人ができて妹は離れていこうとする。
 母親が背を向けて男と去っていく姿と、妹の後姿が重なる。



 ドラマは始まってから大半の時間を「理解不可能なもの」「得体の知れないもの」を視聴者に提示する。
 こちらに与えられるのは「不安」と「緊張」。
 
 謎を解く鍵になるさまざまな小道具が登場する。
 それらを並べられても謎は深まるばかりなので、ますます不安になる。
 そして理論でそれらを整理し、筋道の通った何かを見つけ出そうとする彼らに付いていこうとする。
 意外と思わせる人が捕まってホッとしたのも束の間、この人は真犯人じゃないと分かり、再び緊張感へと戻される。
 けれどすぐに分析結果が出て、犯人が逮捕されて安堵する。

 その緊張が解けた所へ、犯人の悲痛な体験が映像で示される。
 ラスト近くのほんの何10秒かの短いシーン。
 こういう効果を狙っての、ためた所へのあの場面。
 「かわいそう。」と犯人に感情移入させて終了。

 緊張状態から緩和、そして開放(笑うとか泣くとか発散)させて終わる。
 ちょっと見えました。このドラマのパターン。
 そうだよね。
 犯人の精神が壊れるメカニズムに付いては一切触れられて無い。
 そんな事触れる必要は無いし、また解明なんて無理だし。
 とにかく冷静沈着に分析したり、過去のデータと照合したり、理論的に事件を解決して行くヒロインやチームの活躍を楽しむドラマなんだよね。


 今回も結構きましたね。
 先週のDAIGOの時ほどではなかったけど…。
 今回はサトエリだった。
 サトエリのお顔ってちょっと寂しげ。そして幼い。
 DAIGOもそうだけどこの絶妙な配役。
 少年時代に受けた傷がどんなものか。それは回想シーンとしてクライマックスに重点的に描かれる。
 母親に見て見ぬ振りをされて弟を失う兄の痛み。
 サトエリはまだ少女の頃に母親が家出し、小さな妹の面倒を見てきた。
 しかし妹は自分を捨てた母親と同じように男を選んだ。
 愛情の対象を失うその痛み。

 DAIGOはそれを奪った父親へ向かい、サトエリは離れていく妹へ向かう。

 う~ん。なんか家族の愛憎劇ですね。
 けど人の心情に一番訴えやすいもの…。

 結局プロファイリングの現実味とか正しい方法なのかは別にして、人の心情を揺さぶる方法を心得てて、上手く持ってきてるなという感じだよね。


 短時間の完結物としてまとまってるよね。
 

  

 所轄の刑事・徳山の役で塚地武雅がゲスト出演。
 犯人と思わせておいて、違った。
 実際この人が犯人でも意外は意外。
 それと最初の方で、柏原収史さん出てたよね。 
 前シーズン「ギルティ」で溺死させられてた三沢のボンボン。
 今度は刑事でよみがえり?1回きりのゲストみたいね。
 それと要潤は刑事役の方が向いてるよね。精力的に捜査する刑事が。あれだけガタイがあって走るのも速そうだし、犯人と格闘になっても強そうだし。
 じゃあ細田よしひこがプロファイラー?
 だとちょっと平岡祐太のキャラに近くなって、やっぱりメリハリがないか…。 
 

 
 

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック