「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」第3話感想

 芦屋瑞稀(前田敦子)は佐野泉(中村蒼)にキスをされ、動揺していた。しかし中津秀一(三浦翔平)と中央千里(西井幸人)も、佐野からキスされたことがあると言う。
 佐野はアルコールが入るとキス魔になるらしい。
 粕漬けも奈良漬も、ウイスキーボンボンも注射の時の消毒薬の匂いでさえ、佐野をキス魔に変身させるらしい。

 そしてそれを覚えていない。



 桜咲学園の各寮生は学園祭2日目の競技会の準備を進めていた。
 くじ引きで瑞稀、佐野、中津は騎馬戦に出場することになった。
 さらに、瑞稀と中津は、寮長の難波南(桐山漣)、関目京悟(山田親太朗)、野江伸二(鈴木勝大)らと、第2寮の代表として大会のハイライト、2000メートルリレーにも出場することになった。
 この競技は400メートルを全力で5人が走り切るという過酷なリレー。学園祭初日のイベントでは最下位だった第2寮。これで何とか挽回しなければと意気込み俊足の瑞稀と中津に期待が寄せられた。

 桃郷学院の神楽坂真言(佐藤祐基)がやってくる。神楽坂は、佐野に陸上競技会のチラシを見せ、この大会で決着をつけようと挑む。


 難波は街へ花を買いに出かけていた。
 他校の女子生徒に話しかけ、花を一輪づつ手渡し、競技会を観戦に来てくださいと笑顔を振りまく。

 なぜかそれを見ている校医の梅田北斗(斎藤工)と中央。
 難波は梅田の甥らしい。
 そこへ一人の女性が現れる。
 ただならぬ雰囲気の彼女と難波。
 中央はあの人は誰かと梅田に聞く。

 田辺可南子(酒井彩名)は梅田の大学時代の後輩で、 難波の中学時代の家庭教師だった。
 そして二人は付き合っていた。


 競技会当日、見に来た彼女は難波に声をかける。

 突然難波の前から姿を消してしまったらしい彼女。
 中学を卒業したら一緒に暮らす気でいた難波。
 しかし彼女は彼に高校に行ってもらいたかった。
 南の未来の邪魔をしたくなかった。
 自分の人生をもっとしっかり考えてもらいたい。
 そういう彼女の願いがあったようだ。

 年上の説教かと不満をもらす難波に、大切な事をきちんと学んで欲しかったと彼女は反論する。
 私、結婚するのと告げる彼女。
 

 「本当に人を好きになった事があるか?」と難波は瑞稀に尋ねる。
 「大切にしろよ。」と、同じ恋なんて2度とできないのだからと。



 競技会は盛り上がっていたが、騎馬戦で中津は足を痛めてしまう。

 瑞稀は中津の代わりに自分がと申し出るが、そこへ佐野が走ると言い出す。足を怪我して以来、走っていない佐野に皆は少し心配げな顔をする。しかし彼はウォーミング・アップを始め本気の様子だ。

 リレー開始の時刻が迫る。
 「信じてるから。」そう佐野に言い、勇気付ける瑞稀。

 彼女は懸命に走り、一人を追い抜く。
 そしてバトンを佐野に託す…。

 
 




 イベント続きの第3話目。

 こうやってストーリーを追って行くと、骨組みはしっかりしていて、瑞稀の佐野を想う気持ちが切々と描かれているような気がします。

 3ヵ月後に廃校になる事が決定し、自分たちがやって来たことは何だったんだろうと落ち込む生徒達を、無駄な事じゃない、楽しかったじゃないか、と元気付ける瑞稀。
 自分を否定しない。
 自分達のやってきた事を否定しない。
 そうやっていつも明るい笑顔で周囲を励まし、気持ちを奮い立たせようとする。



 彼女の言葉や姿勢に心を動かされ、佐野は走る事を決意しました。
 


 「信じてる。」何度も繰り返し出てくるこの言葉。
 自信を持ってもらいたい。
 自分を信じるから自信。

 自信を失って飛ぶのを止めてしまった佐野に再び内から湧きあがる勇気を持ってもらいたい。


 深い愛ですよね。

 自己犠牲と献身。

 献身とは別の自分は身を引く「愛」も登場しました。
 難波南の彼女だった田辺可南子の愛の形です。
 これも自己犠牲の愛の現れですね。
 自分は姿を消し、見守っている事さえ見せない。

 大人な「愛」は母性に近いとも言えます。
 プレッシャーに負け、走ったり飛ぶ事をあきらめた佐野を見守り、励まし続ける瑞稀。




 そんな彼女によって、佐野は少しづつ変わっていくようです。












 だけど瑞稀が女性だという事を佐野は知ってるんですよね。
 その辺りの気持ちの変化や動きはほとんど描かれてませんが…。

 女の子と同室って有り得ないですよね。w
 それを知ってしまった男子は平静でいられるのか!?


 第1話  第2話


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