「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」第1話感想

 2007年7月3日から9月18日まで放送された「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」のリメイク版です。

 帰国子女、芦屋瑞稀(前田敦子)は、全寮制の男子校・桜咲(おうさか)学園に女子である事を隠し転入する。

 ハイジャンパー・佐野泉(中村蒼)に会うためだった。

 2年のクラスには、サッカー少年・中津秀一(三浦翔平)、陸上部部長の関目京悟(山田親太朗)、人のオーラが見えるという霊感少年の萱島大樹(柳下大)、顔が命の美少年・中央千里(西井幸人)、漫画アニメ研究会会長の野江伸二(鈴木勝大)らがいた。

 桜咲学園には3つの寮があり、第1寮は、空手部主将の天王寺恵(満島真之介)寮長率いる運動系、第3寮は、演劇部部長のオスカー・M・姫島こと姫島正夫(徳山秀典)寮長率いる芸術系、そして第2寮は、学内一のプレーボーイと評判の難波南(桐山漣)寮長率いる混合系だった。
 
 佐野と中津は第2寮。
 そして瑞稀は佐野と同室になってしまう。

 桃郷学院と、桜咲学園との間で長年行われてきた合同球技大会が、今年は中止になった。桃郷学院にはハイジャン選手・神楽坂真言(佐藤祐基)がいる。

 瑞稀は、中津や難波らに協力してもらい合同球技大会を実現させようする。


 …ということでこの球技大会がメインというか、盛り上がりになった初回でした。


 これ以外にも登場人物大勢。
 知らない人がほとんどなので、ドラマの中の位置づけがどうとか、これからですね。



 難波役の桐山漣はさすがに素敵な感じです。

 中津役の三浦翔平もカッコいいのですが…金髪がイマイチ…この人と佐野役の中村蒼が並ぶとどんな学校?
って思うよね。
 中津は繁華街をうろついていそう。ホストにも見える。
 佐野は逆に明治時代の学生服が似合いそうな見た目。
 並んだ絵面は奇妙です。w

 おしゃべりで自己主張が多い生徒達の中で佐野は寡黙で地味。
 動かずにどっしり構えて主役(ヒロインの憧れ)で居続ける。
 男は無口でってそれあまりにも普遍的な、古風な。
 (イザというとき頼りになる理想像であればいいのか。)

 

 その彼を想うヒロインの姿は一途。
 性別を封印してまで近づく。
 性差を隠すっていうのは自分を抑えるってこと。
 「禁欲」ですよね。

 普通あれだけカッコいい男の子がいっぱいいる状況の中、他の誰かに気持ちが揺れ動くというのがあっても当然と思えるのだけど。
 それどころかあれもこれもと触手を伸ばすってこともできる。
 でもそうはしないで佐野だけを見ている。
 このヒロインの古風な感じも笑えるよね。


 少女漫画の世界は理想と禁欲の世界。
 
 そしてやっぱり隠微。
 明るく元気な包装紙に包まれたどこが妖しげな香りのする中身…。
 いくら周囲のキャラを現代的でイマ風な男の子達で取り囲んでも。

 そして彼女が「女」である事が知れそうになるとハラハラさせられる。
 絶えず心理的な緊張感がある。
 そんな危ない香りを前回の堀北真希は充分に発散していた。


 今回4年経って前田敦子になって、女である事がばれてもあんまり心配ないキャラになってしまった。(笑)
 抑えて屈折した愛の形は向いてない気もする。
 健康的だしちょっと肉食系な感じもする。(笑)








 4年前のリメイクだけど、「4年しか経っていない」というのもあるし、「4年も経ってしまった」という意味もある。

 原作は1996年に連載がスタートした。
 15年前の発案ってことだものね。

 肉食系女子というワードまで出てきたこの頃。


 ハイジャンプの選手としてもう一度輝きを取り戻してもらいたい。
 そのためなら何でもする。
 相手を支えて尽くすだけの役割。
 自分が何かをするのではなくて、相手の自己実現に夢を託す存在。


 根底にあるのは、そのための自己犠牲。




 これが今、受けるかどうか…?




この記事へのコメント

この記事へのトラックバック