「聖なる怪物たち」第4、5話感想

 敏雄と三恵の雰囲気に何かを察知した優佳は、家出した三恵を追いかけ問い詰める。そして敏雄との関係が明らかに。代理出産とは名ばかりの卑怯な夫の手口だった。
 圭子には絶対知らせないよう念を押し、優佳は立ち去る。
 健吾と一緒に暮らす瑶子に不穏な動きがあり、実家の理髪店に金をせびっている男が姿を現す。
 そんな第4話。

 そして第5話。
 家を出ようと飛び出していく三恵。
 圭子は後を追うが、階段の途中で倒れている三恵に驚く。
 優佳の携帯に連絡が入る。
 落ち着くように言い、車に三恵を乗せて自分の病院へ運ぶよう、自宅に保管してある輸血用の彼女の血液を一緒に持ってくるように指示。

 病院の入り口で三恵を降ろし、立ち去る圭子。
 しかし手術中に容態が急変、彼女は産まれたばかりの赤ちゃんを残し帰らぬ人になる。

 その後、優佳と看護師、瑶子の会話を糸川が陰で聞いている。
 院長は警察に電話しようと受話器に手を伸ばすが、優佳が制止。

 敏雄は子供を引き取り、タクシーで病院を去る。
 三恵はひっそりと弔われる。




 …第5話は息を呑むように観てしまいました。


 主人公である健吾には、母親が出産で亡くなったという生い立ちがあります。
 ですからこの身元不明ではあるけど、亡くなってしまった女性と残された赤ん坊に、他人事ではない気持ちを抱きます。
 残された子供は、自分と同じように喪失感.を味わって生きていく。

 健吾の生い立ちはドラマの初回から繰り返し描かれます。
 更に第3話で妊婦の患者、木嶋美保(佐藤仁美)が登場し、母体も子供も両方を助けたいと奔走する健吾の姿が描かれます。
 これは単に医療物としてのエピソードではなく、健吾の性格を知る上での大切な回。
 そしてこの先の健吾の行動を予感させる重要なヒントですね。

 彼はこのドラマの中で善、愛、良などプラス要素全てを体現。




 それ以外のキャラは…。

 敏雄はサイテー男。
 三恵は自己チュー。
 圭子は男を見る目のない馬鹿。
 優佳は…妹を思うためとはいえ、代理出産でないと判明した時点で降りるべきでした。
 圭子に真実を話し計画は中断するべきでした。
 妄執。
 自分の子供が欲しいと、ねだるだけの圭子。
 資産家の嫁ぎ先で存在価値の薄い妹。
 そんな身内である妹を我が事のようにプライドを傷つけられ、意地になって跡取りを作ろうとする姉。

 我欲に固執して自分にとって何が大切なのかを見失っています。

 お金のために敏雄の策略に手を貸す医師、村澤信吾(和田聰宏)もサイテー男です。



 病院とか医療現場は現実感がありますよね。
 けど日向家の描き方があんまりで、リアリティーが無いですね。
 そのため圭子が敏雄を愛してるという重みを感じられず、何のためにこのサイテーな男の子供を欲しがるのか、いや、この資産家自体がNGでしょう?w

 イマイチですよね。w






 …というストーリーには引くものもありますが、俳優さん女優さんの味のある演技というか、上手さを楽しむ事ができます。

 優佳を演じる中谷美紀は到着した三恵の側にあったバッグを抱えて持って行き、病院に保管してある血液パックと取り替えます。ラベルを剥がす時の緊張がリアルでした。
 




 健吾は彼女の住所を辿って行きますが実在しない場所でした。
 健吾先生、これからも爽やかで正義を貫く医師でいて下さい。w

 他のキャラがひとクセもふたクセもあるのばっかなので目立ちます。


 

あらすじ 公式サイトより
 第4話
 三恵(鈴木杏)を妊娠させることに成功した春日井(中谷美紀)と圭子(加藤あい)だったが、三恵はお腹の子への執着を見せ始め、その行動は日に日にエスカレートしていく。子どもの名前を自ら考えはじめるなど、遠慮のない行動に圭子は戸惑うのだった。
 思いあまった圭子は、敏雄(長谷川博己)に相談するが、「神経質になりすぎだ」というひと言でかたづけられてしまい、ますます追い詰められていく…。

 やがて、かねてから三恵を不審に思っていた春日井は、敏雄の家で夕食を共にした際にそのことを再認識。三恵の身辺を調べ始める。春日井がたどりついた真実―それは、三恵のお腹にいる子どもが敏雄と圭子の子ではないということだった!
 日向家から黙って姿を消した三恵を連れ戻した春日井は、その事実について静かに問いかける。そして春日井の迫力に押された三恵は、ありのままの真実を話すのだった。
 後日、敏雄のもとを訪れた春日井はそのことを詰問。だが、敏雄は開き直り「僕の血が入っていれば跡取りには違いない」と言い放つ。圭子に真実を知らせるよりも、その嘘をつき続けることを選んだ春日井は「一生、その貴い嘘をつき通してください」と釘を刺すのだった。

 誰にも知られることなく完遂されるはずだった姉妹の代理出産計画は、思わぬ方向に進み始めていた・・・。

 一方、女たちの計画を知る由もない健吾(岡田将生)は、古株の入院患者、糸川(渡辺いっけい)の胃に不審な点があることに気付いていた。精密検査をするように勧めるが、かたくなに拒む糸川。どうしても完治させたい健吾は、周囲の反対をよそに糸川の説得を続ける。
 ようやく健吾の思いをくんだ糸川は、検査を受けることを受諾。そして健吾に、瑶子(大政絢)のような女には気をつけろ、と忠告する。

 その矢先、再び日向家を去ろうとした三恵が階段から転落! 出産を間近にして流産の危機にさらされた三恵の姿に、圭子は動揺する!


 第5話
春日井(中谷美紀)に問い詰められ、おなかの子の秘密を告白した三恵(鈴木杏)。
「この子はわたしの子。絶対に渡さない」と圭子(加藤あい)に宣言し、日向家を出ようとする。だがその際、階段を踏み外し転落。三恵は春日井が看護師長を務める大久保記念病院に運び込まれる!

病院の前で倒れている三恵を発見した春日井は、助けを呼んで手術室へと搬送。当直だった健吾(岡田将生)は春日井にたたき起こされ、帝王切開で子どもを取り出すことになる。
 しかし、無事子どもを取り上げて安堵したのもつかの間、三恵の容態は急変、健吾の必死の蘇生もむなしくそのまま息を引き取ってしまう・・・。



 第1,2話  第3話



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