尼崎の異常な家庭 №2 

 歯が折れて、母は私を近所の歯医者に連れて行った。
 だが医者は「そのままで大丈夫。」と言い、何も処置しなかった。
 それで長くそのまま放置することになった。


 私の永久歯は異常な位置に生えてきた。




 母親は再度、医者に見せに行ったが、いい提案は何もなかった。
 
 そのまま放置するだけだった。






 乳歯の根に阻まれて、前歯4本は有りえない位置に生えた。

 
 乳歯の根が残ったまま放置した結果、その根が邪魔をして本来の正常な位置には生えてこなかった。

 中央の2本は鼻のすぐ下位の場所から。
 歯茎は極端に短く、歯は異様な長さだった。
 次の左右の2本は、1センチほど口の奥に生えた。
 位置は、どちらも正面から見て中央の歯に半分被さっていた。

 次に生えた左右の犬歯と犬歯の幅は狭く、4本分の間隔に6本の歯が収まる状態になった。
 
 それに伴って順に奥の歯が生えるから、前になるほど狭い。
 上の歯並びの骨格は、U字型ではなくV字に近かった。
 段が付いて奥の2本だけはかろうじて正しい位置。

 永久歯の基礎、土台ができる一番大切な時期の大きな誤り。
 私は正常な歯並びを永久に失った。



 正常な顎(あご)の骨格はアルファベットのU字型。
 一列に並んで噛む機能を果たす。
 
 私の上顎(あご)の骨格は異常。
 V字型に近い。
 


 噛むのに不便で不自由だった。
 会話に不都合が生じた。

 だけど何より、立体的に押し込まれて生えた前歯の不快さ。

 噛みあう相手の無い場所に生えている2本の歯は舌に当たる。
 
 口を閉じている時でさえ、奥に生えた歯が舌に当たり不快だった。



 1年365日24時間、不快で憂鬱だった。




 親は他の歯医者を探そうとはしなかった。
 無関心で無頓着だった。



 「異常」を知っても行動を起こさない異常。




 私の異常な歯並びは異常な家庭の象徴。


            尼崎の異常な家庭 №2 永久歯の異常




 尼崎の異常な家庭
 №1 折れた乳歯

 №3 病院を探さない親
 №4 間違いだらけの治療
 №5 矯正できたかもしれない
 №6 口腔崩壊
 №7 父はギャンブル依存症
 №8 周囲と協調しない母
 №9 一生分のストレス
 №10 他人より遠い親
 №11 棘のある他人
 №12 肩身の狭いドライブ
 №13 肝心なものがない家
 №14 要らない物があふれた家





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