「ドン★キホーテ」第4話感想

 あゆみ(内田有紀)がキャバクラに突入して来た。
 あわてふためき謝る鯖島(高橋克実)。
 「おまえがそんな風にビビッてるから…。」と城田(松田翔太)は動じない。「家から放り出しゃあいいんだよ。」と大きく構える。

 4歳の唯(栗本有規)が児童相談所に保護された。
 父親はシングルファーザーの森口真一(柏原収史)。


 祭りと聞いて途端に浮き足立つ城田。

 怒って部屋から出て来ないあゆみの機嫌を取ろうと鯖島は必死。若頭の兵頭大介(松重豊)に尋ねるが「やっぱり真心じゃないですか?」と困惑顔。
 鯖島はあゆみの「あれ」が分からない。

 「親父まだかよ~。」と唯を任され、真一が迎えに来るのを待つ城田。
 適当に唯を職員に預け、買い物に行く。
 白いスーツを着て街を歩くと、女の子に騒がれていい気分。

 「赤外線はシミになる」と携帯が分かっていない。
 せっかく逆ナンパで遊びに行こうとしたら、唯が泣きやまないという連絡が入る。

 「代官山ってどこの山?」といろんなことが分かってない。

 イメチェン城田は方向性を間違えてる。

 唯は城田を気に入ってなついてる。
 養護施設に預けた方がいいのではと所長、水盛ミネコ(小林聡美)や担当の難波亜希(市川実和子)、他の職員達は話し合う。
 
 一方、鯖島はあゆみの言う「あれ」を見つける事ができない。

 鯖島に唯を預け、ナンパされてランチ合コンに出かける城田。

 しかし女の子達は店の外にいる鯖島の姿を見てハゲと笑い、ブチ切れる城田。

 祭りの準備に没頭することにし、兵頭や組員のヤス(山根和馬)、ケン(青木健)らにも手伝わせる。
 「鯖の会」NPO団体やっている鯖島も祭りの準備に参加。
 唯と鯖島は、城田とお好み焼きの下ごしらえに忙しい。

 相談所の庭に祭りの屋台がたくさん並んだ。
  
 
 唯はお好み焼きを美味しそうに食べ、真一はそれを眺める。
 仲良くなった松浦幸子(成海璃子)や皆と楽しいひと時。



 城田はリーダーシップで祭りを盛り上げる。

 お好み焼きをあゆみの所へ「持ってけ。」と言って鯖島に渡す。

 あゆみの「あれ」はお好み焼きだった。
 二人の出会いの思い出の味。
 最後はサルサで情熱を確かめあう二人。w






 第4話のゲストは父子家庭の唯と森口真一でした。


 ゲストの女の子は年齢も4歳ということで、行動半径はそんなに広くありません。
 唯がなつく城田を中心に物語は進みます。
 父親役の柏原収史もそれほど存在感はありませんでした。
 やっぱりこのドラマで見せたいのは、城田の中身。
 鯖島の心、そのものなんでしょうね。
 人情味のある豪快な彼の存在がこのドラマの全てですね。

 気弱な鯖島(中身は城田)は脇役で、メインではありません。


 この世界は人情を失ってしまった。
 そんな訴えが祭りのシーンに表れてました。 

 森口真一の勤める荷物配送会社の雰囲気は殺伐としていました。
 派遣労働者や、正規社員でさえも何かひとつ不備があると、すぐに辞めさせられてしまうような不毛な世界。
 人の心が置き去りにされていく社会。

 そんな社会の有り方に警鐘を鳴らしていますよね。

 「虚しい。」と城田の口からこんな言葉が出てきてふ~んと思いました。
 ランチ合コンで喜んだのも束の間、自分の容姿をけなされ、人を人とも思わない若いオネエチャンに失望します。

 イケメンだけがもてはやされて、コミュニケーションツールも携帯電話が中心になって、鯖島のような年齢の男はどんどん社会から取り残されていく。
 そんな怒りにも似た寂しさを感じました。

 今の社会への絶望に満ちています。
 松田翔太のようなイケメンでないと主人公にはなれない。
 だから彼の姿形を借りて、鯖島のスピリットを描くしかなかった。


 テレビドラマで中年男の心意気なんて描いても、誰も見ないし相手にされない。
 仕方ないから若い売れてる俳優に代わりを演じてもらおう。
 中身が入れ替わるSF仕立ての物語なら、何の説明も要らない。

 キャストだけで視聴率が上がる時もある。



 だから若くて人気のある松田翔太さんに全てを託した。

 

  

 
  

  

 次回もゲストは児童相談所の手助けが必要な家族。
 壊れつつある社会や家族を描いていますが、同時に居場所が失くなっていく世代や、片隅に追いやられていく人たちの強い主張が込められている。
 そんな気がします。
 


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