肩書き重視~生徒を大切にしない教室

 その頃、奥さんである先生は、上のクラスの先生(複数)へのお歳暮でひとり、3~5万円の商品券を購入していた。
 奥さんは自分の地位固め(直営店での仕事確保)という野心があって、そのための投資にはお金を惜しまなかった。
 妻は根回しに大金を使い、逆に夫は保護者に金の催促。
 (必ずしも裕福ではないだろう生徒たちの親に強い態度に出ていた。)
 御主人は経理担当の実務だから、教室運営の経費に神経を尖らせていたのだ。
 

 


 
 奥さんは、雇う先生の演奏技能の高さにこだわりがあった。
 音学大学出身である事、音大卒でない場合はグレードを重視していた。
 クオリティの高い教室という理想があったようだ。

 そこには落とし穴がある。

 よく他の先生の事をこぼしていた。
 楽器店の社長に頼んで音楽大学出身の先生を紹介してもらったけど、来てレッスンをしてもらうと生徒がどんどん辞めていくと。

 実質、先生としてふさわしいかどうかは私には分からない。
 奥さんの話を一方的に聞いてるだけだったからね。
 でも退会する生徒が多い、多過ぎると凄い愚痴ってた。

 雇ってる先生に愚痴って文句たれても仕方ないよ。
 私は依頼されて来た外部の先生だし、教室の人事に権限ないし。
 それ経営者の立場として言ってるのか何か分からないと思えた。
 まるで職場の同僚に話すみたいな感じがした。
 聞いてるこっちは戸惑うよ。
 どういう立場で聞いていいのか分からなかった。




 立派な学歴が、必ずしも子供好きで教えるの好きとは限らない。

 生徒が次々辞めて行くのを、何とかできるのは経営者の自分たちだけ。

 経営者の自分たちに権限があるんだから、決断するしかない。


 いつ会っても同じ事を繰り返し不平不満を並べてた。
 辞めさせたい、でも「社長の紹介」だし「音楽大学出身の先生」だからダメ、でも生徒がどんどん減っていく、どうしよう、あの先生を辞めさせたい。
 同じところをグルグル回って堂々巡りしていた。



 奥さんの言い分が本当なら、肝心の生徒の事はどうよって感じ。
 音楽教室なんてひとりひとりの月謝の積み重ねで成り立ってるのに、その生徒を大切にしないで、肩書きのある先生の方ばっかり見ている。

 子供嫌いで冷たそうと分かっているのに。
 ズルズル続けさせ、結果的に述べ40人近くの生徒を失ったと聞いたけど…。
 それ明らかに講師に向いてない人だよね。

 招いた先生のクオリティーの高さにこだわり過ぎて、実質伴わなくても受け入れている。

 楽器店の社長の顔色をうかがい、音大出身の先生には及び腰。




 権威や肩書に弱いんだよね。



 自分たちの呼び名をオーナーって言うんだけど…。


     №3 肩書き重視が決断力を鈍らせる(堂々巡りと損失)

                           


  №1 悪 臭
  №2 月謝取り立て屋

  №4 長電話に先約無視~経営者の古い体質
  №5 散財する妻と節約する夫
  №6 差別意識と村社会
  №7 内容量に合わない大きな箱
  №8 「踏み倒し」と「裏切り」の棲む街
  №9 腹黒オバハンの嫌がらせ


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