テーマ:心理

会社名を隠す女~中流家庭の病巣

「フェイドアウト」  もう何もアドバイスすることはできない。  でもそんなにテストを受けるよう圧力がかかって困るのだったら、先生を代わるしかない。  それで生徒にそう告げた。そして良く考えて返事をしてと。  2007年12月、中旬の事だった。   年末年始はお休み。  新年の、明日がいつものレッスンの曜日という日になって…
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平気で嘘をつく生徒

 生徒が初めて上級の試験を受けた時の事だった。  結果を待ってる間の毎日は気が気でなかった。   上級のグレードテストは、都市部でほぼ毎月行われている。  各楽器店を通さないから、申し込み手続きは生徒個人の作業になる。  生徒が動いて報告を受けて 次の手順へアドバイスして進んでいく。  だから先生はノータッチ。それは有り難い。…
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音楽教室の痛い親子

 13年間で変わった事と言えば、受付のコーナーが閉鎖され、このご一家が隣の市へ引っ越した事。  そして数人いた他の生徒は、進学シーズンになるとひとりまたひとりと辞めていき、私の生徒はこの男の子だけになってしまった。  先生は楽器店の社員ではないから、その生徒の来る時間帯だけ足を運べばいい。  なので水曜日はこの生徒のためだけに教室…
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不可解な言葉

 「言えない子なんですよ。」そう言ったんだよねこの人。  「嘘ついてました。」  と事実を聞かされて、なぜもっと早く話さなかったのか、驚いて問いただす私に「言えない子なんですよ。」と返してきた。  自分は気が弱くて、母親に本当のことを言いたくてもなかなか言えなかった。  単純に解釈するとそういう意味だけど…  何か引っかか…
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心理戦が謎を生む

 この人が高校生になってから、特に異様さが目立ってきたような気がする。  正確には、中学2年生の3月に引越しをされてから、かな?  レッスンを辞めるつもりでチャンスを掴みかけた坊やを、母親は引き戻したんだよね。そこから送迎を続けるようになった。  たぶん親子間で心理的な駆け引きがいっぱいあったんだろうね。  母親に愛され…
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受け継がれる情緒

 反抗する子は母親の世界に取り込まれるって事はないよ。  自分の価値観を守るため、反発して10代で家を出る子もいる。  反発するのは内心だけで、自分は自分なりの世界を築いてると思うのは、大きな間違いだよ。  情緒や趣と言った文化は、日々の暮らしの中で刷り込まれていく。  成長する過程で他人への感謝の仕方や、お…
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居酒屋でバイトの青年

 帰り支度をしながら「食べられるからいい。」坊やはそう言った。  飲食店でバイトしてると、休憩時間とか食事時なんかに賄いのご飯が出るよね。それ食べられていいって意味だよ。  そこでご飯が食べられるから、自分のお小遣いを使わなくて済むし、家で食べない分、食費が助かる。たぶんそういう事なんじゃないかな。  まあそんな深い意味は無い…
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家計は火の車~パジェロに乗る女

用途はミスマッチ   近くに教室があるのにわざわざ遠くに通わせるのは、車の送迎を不可欠にし、子供を100%管理下に置くため。  いつ休んでいつ行くか全て把握し、母親の意思で決定するため。  徒歩や自転車で通わせたら、本当にレッスンに行ってるかどうか、毎週確認するのは難しい。  徹底管理ができない。それで子供の足を奪う。  …
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冷気に包まれた夜

 真冬の雨の日.だった。  身支度を整えて教室まで出掛けて行って、部屋で待機していた。  レッスン時間を当に過ぎても生徒は来ない。  8時に近づいて休みだと実感する。  連絡し忘れだね。生徒は関与してないからね。  前の週のレッスン時に言い忘れたか、その後来れなくなったのを、母親が連絡し忘れか。どっちにしても待ちぼうけの前…
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醜態さらすなよ

 グレードテストを受ける場合、家での練習にも、教室でのレッスンの時も、楽譜のコピーが必要になってくる。  コピーがあると、譜めくりで演奏が中断する事も無いし、レッスン時は先生も余分に気を取られずに助かる。  それはテスト当日も持って行く。  暗譜はしていても、緊張で頭の中が真っ白になりパニック状態になることも考えられる。  …
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上昇志向の果て

 生徒が教室に財布を置き忘れた一件は、これをさかのぼる2年前の事だった。2004年の秋、生徒が高校3年生の時。  レッスンが終わって帰宅し玄関の扉を開けた時、ベルが鳴っていた。  電話の側まで行って受話器を取るのは間に合わなかった。  着信データを見ると、未登録の携帯電話からだった。  知り合いのはほとんど登録済みだから、気にせ…
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犯罪とエリート家庭の子

 嘘をつくのが平気で当たり前になってる子供に    人を教える資格を取得させたり    大學で教職課程を取らせたり    それにいったいどんな意味があるのか    もっと大切なことがあったはず  一番大切なことが欠けてる     親は子供のランクが身を置くにこだわる  学歴と職…
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お高くとまった二人

 私がどれだけテストの結果を気にしてるか、声の調子でわかったはずだよ。  「もう悠長なことはしてられない。」  私ママにそう言ったよね。本人とじゃ話にならないから、ママに電話したんだよ。  事実を知ったらその場で連絡するのが筋じゃないの?  携帯電話もそのために持ってるんでしょ?  受験すらしてなかったなんて。  この時…
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空白と混乱

 受験すらしてなかったなんて、それじゃあ空白のまま。  ただ事務作業と違って中断したものをまた始める時、同じところから着手できるとは限らない。準備に入ってすでに3年経ってた。何度も繰り返し弾いて、飽きて、仕上がりが落ちてる曲もあった。自分の中で鮮度が無くなってしまうとどうにもならない。坊やはプロじゃないから。  自分で計画を立て…
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粉砕された12年

 2006年の秋、坊やは初めて試験を受けた。  君の初めての受験。  結果を待ってる間の毎日は気が気でなかったね。   上級のグレードテストは、都市部でほぼ毎月行われている。  各楽器店を通さないから、申し込み手続きは生徒個人の作業になる。  生徒が動いて報告を受けて 次の手順へアドバイスして進んでいく。  だから先…
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冷気に包まれた夜

 真冬の雨の日   身支度を整えて教室まで出掛けて行って、部屋で待機していた。  レッスン時間を当に過ぎても坊やは来ない。8時に近づいて休みだと実感する。  連絡し忘れだね。坊やは関与してないからね。  前の週のレッスン時に言い忘れたか、その後来れなくなったのを、  ママが連絡し忘れか。どっちにしても待ちぼうけの前後1時間…
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